バイクレースの中でも最も手軽に始められるのがミニバイクレース。
バイクが小さく、車両本体や部品の値段も安いため、費用的にもかなりお手軽です。また、持ち運びもしやすく、気軽にスポーツ走行ができるんですよね。
そこで本記事では、ミニバイクレースに興味がある人に向け、
- ミニバイクレース始め方
- ミニバイクレースのクラス
- レースに必要なもの
- おすすめのミニバイクコース
などをご紹介していきます。
かなりボリュームがある記事となっておりますが、これからミニバイクレースを始めたいと思っている人や、レース自体に興味がある人に向け必要な情報を盛り込んでいます。
興味がある人は、ぜひ読み進めていってください。
ミニバイクレースとは
ミニバイクレースは、その名の通り、ミニバイクを使用して行われるレースのことを言います。
主に排気量125cc以下のバイクのことを指します
街中でよく見かける原付バイクや原付2種のバイクは、ミニバイクということになりますね。
レースでは、ミッション付きの50cc~125ccのバイク(クラスによっては125ccを超えるものもあります)やスクーターが参戦可能なクラスとなっています。
様々な団体がレースを開催しており、レースが行われる主なサーキットは、カートコースなどのミニサーキットがメインです。
近年は鈴鹿サーキット(フルコース)を使用したMini-Moto4耐(ミニモト)といったレースもあります。
ミニバイクといえど、バイクであることには変わりません、非常に奥が深く幅広く楽しむことができるのです。
ミニバイクレースのメリット
ロードレースと比べ、ミニバイクレース最大のメリットは、
- 子供でもバイクレースができる
- ロードレースに比べて費用がかからない
- バイクの基本知識も身に付く
- レースの駆け引きも学べる
となります。
①子供でもバイクレースができる
サーキットは公道と違い運転免許証が必要ありません。そのため子供がバイクに乗っても違法とならないのです。
ただし、サーキットで走行するには、そのサーキットが発行するライセンスが必要。
サーキット走行では、自分はもちろん、他人にケガをさせてしまうことはあってはいけません。
当然サーキットが定める基準を満たさなければライセンスは取得できませんので、子供であってもライセンスを持っているということは、バイクをきちんと操ることができる証拠なのです。
②ロードレースに比べて費用がかからない
ミニバイクレースはロードレースに比べて参戦費用がかかりません。ロードレースの場合、車両だけでも数十万〜百万円以上もします。
さらにそこからレース仕様にカスタムする必要があります。また、サーキットを走る装備品も必要です。もちろんメンテナンスの費用もかかります。
しかし、ミニバイクレースの場合、車両単体で数万円〜数十万円ですので、ロードレースに使用するバイクに比べ、大きく費用を抑えることができるのです。
通勤や通学、近所の足で使っているような原付バイクを使ってもミニバイクレースは始められるのです。
サーキットの走行費用も大きく変わります。
- ロードレース・・・30分で1枠3000円〜5000円ほど※予約が必要
- ミニバイクレース・・・1日3000円〜5000円ほどで走り放題※予約は不要
走行時間を見比べてみても、大きな差があることがわかりますね。
③バイクの基本知識も身に付く
ミニバイクといえど、歴としたバイクレース。ロードレース同様、毎戦ハイレベルなレースが行われます。
サイズや排気量は違うものの、ライン取りの基本や、体重移動など、バイクの走らせ方は同じですので、ライディングの基礎知識が身につきます。
またミニバイクは部品も小さくメンテナンスもしやすい特徴がありますので、バイクのメカ知識も身に付けやすいのです。
④レースの駆け引きも学べる
ミニバイクレースはロードレースと比べて比較的車速が低いため、安全に駆け引きも学べます。
レースの駆け引きとは、抜き差し(抜いたり抜かされたり)のこと。
当然レースは前を走る車両を抜かさなければ勝利を手にすることはできません。
- どのようにして前を走る車両を抜かすのか?
- いかに抜かされない走りをするのか?
- 相手の弱点はどこなのか?
といった駆け引きを学ぶことができます。
ミニバイクレースのクラス
ミニバイクレースは様々な種類・排気量のバイクを使用して行われるレースです。
ここでは、ミッション付きの50cc~125ccのバイクからスクーターまで、ミニバイクレースのクラスに関してご紹介していきます。
Mクラス
Mクラスは2ストローク50ccもしくは4ストローク100cc以下のノーマルミッション車両で行われるクラスです。
ノーマルのクラスなので、エンジン周りの変更(チャンバーやマフラー)は不可能ですが足回りの変更(社外リアサスペンション等)は可能です。
エンジンパワーの差が少ないクラスですので、足回りのセッティングがとても重要になります。
基本的にミッション車中心で改造箇所が少ないので、ミニバイクレース初心者でも始めやすいクラスとも言えるでしょう。
- 2ストローク車・・・ホンダ NSR50
- 4ストローク車・・・ホンダ NSF100
SPクラス
SPクラスは、2ストローク50ccまたは4ストローク100cc以下の準改造のミッション車両で行われるクラスです。
MクラスとSPクラスの大きな違いは、エンジンチューニング可能という点。
2ストローク車は「社外チャンバー」、4ストローク車は「社外マフラー」への交換が許されます。これにより、非常にハイレベルなレースが可能となります。
現在最も競技人口が多いクラスでもあります。
人気の理由は、ロードレースの「JP250」や「ST600」などに通ずる改造レギュレーション(改造範囲)だからです。
ミニバイクレースからロードレースへのステップアップを考えているライダーに最適なクラスなんですよね。
ちなみにSPクラスは、
- SP12(12インチ以下の車両)
- SP50(13インチ以上の車両)
と分かれることもあります。
このクラスは改造範囲も広く、突き詰めるとどのクラスの車両にも負けないほど速く走ることができるのです。
- 2ストローク車・・・ホンダ NSR50
- 4ストローク車・・・ホンダ NSF100
NSF100 HRC トロフィークラス
NSF100 HRC トロフィーは、ホンダ NSF100のみを使用したワンメイクレースです。
参加者が同一の条件でレースすること。ここでは同条件の同じ車両を使用することを指します。車両条件に差がありませんので、ライダーの腕が顕著に現れます。
基本的にエンジンもフレームもノーマル状態で、直接性能に関わる改造や変更が認められていません。
主な変更可能点は、
- キャブセッティングパーツ(ジェット・ニードル類)
- NSR50系のホイール・ブレーキローターの流用
- ブレーキパッド
- スパークプラグ
などがあります。
車両条件がイコールですので、毎戦接戦したレースが繰り広げられます。ちなみにNSF100は完全レース車両で一般公道走行不可となっています。
HRC GROM CUPクラス
HRC GROM CUPは、ホンダ グロムのみを使用したワンメイクレースです。
基本的にNSF100 HRC トロフィー同様、ノーマル状態で直接性能に関わる改造や変更は認められていません。
HRC GROM CUPで使われるHRCグロムは、一般的に販売されているグロムと基本的には同じスペックですが、市販グロムには無い特別な機能もあります。
それは、
- クイックシフター(クラッチを切らなくてもシフトアップ可能)
- ピットレーンスピード制限スイッチ(自動で速度制限される機能)
- FIセッティングツール(燃調系)
がなどです。
グロムカップも車両条件がイコールですので、毎戦接戦したレースが繰り広げられます。
市販のグロムでも問題ありませんが、HRCから販売されているグロムは、完全レース車両で一般公道走行不可です。
FN4クラス(ノーマルクラス)
FN4クラスは、スズキ アドレスV125などの4ストローク125ccまでの小型スクーターで行われるノーマルのクラスとなります。
主な変更可能点は、
- ブレーキパッド(純正でも良い)
- リアサスペンション
- タイヤ(IRCやブリジストンが多い)
- 駆動系セッティング
ただし、このクラスのバイクはノーマルではありますが、排気量が125ccと、十分なパワーがあります。
コストパフォーマンスも良いので、一度始めたら気軽に続けられるクラスとも言えますね。
FP4-ST
4ストローク125ccの準改造スクーターのクラスで、日本はもちろん、スクーターレース大国である台湾でも人気のクラスです。
駆動系(ベルト・プーリー・プーリーフェイス・クラッチ周り)に関しては、純正品もしくは純正品流用のみOKとされています。
そのほかに社外品OKの改造箇所は、
- マフラー(ウィルズウイン、バル、リアライズ等)
- ECU(燃調システム関係)
- リアサスペンション
- ウエイトローラー、シムワッシャー
が認められています。
FP4-STの特徴は、12インチタイヤを使用すること。タイヤの選択肢が多く、高レベルなコーナリングができるのです。
スクータークラスで最も人気のあるクラスの一つで、台数も多く、車格もあります。見ているだけでも大迫力なレースでもあるのです。
FNクラス
FNクラスは基本的にフルノーマルのクラスとなります。
基本的にエンジンやマフラーなどのパワーが上がるようなパーツの改造・変更は禁止ですが、
駆動系(ベルト、プーリー、プーリーフェイス、クラッチ周り)は純正品もしくは純正品流用のみOKとされています。
また、社外品OKの改造箇所は、
- ウエイトローラー
- キャブレターなどの燃調パーツ
- タイヤ(IRCやブリジストンが多い)
- リアサスペンション
- ブレーキパッド
- プラグ
- プラグコード
- CDI(キャパシター・ディスチャージド・イグニッションの略で、電子制御式点火装置のこと)
となります。
2ストローク車・・・ホンダ ディオ ZX・ヤマハ ジョグ ZR
SN50クラス
SN50クラスも、基本的にフルノーマルのクラスとなります。このクラスはとにかく部品の変更箇所が少なく、改装可能箇所は、
- ブレーキパッド(純正品でも可)
- リアサスペンション
- タイヤ
- 駆動系セッティング
しかありません。しかしSN50クラスは、部品の変更箇所が少なく、車体も比較的安価ですので、始めやすいクラスでもあります。
4ストローク車・・・ホンダ ディオ Z4・ヤマハ ジョグ ZR・スズキ レッツ4
FP4-50クラス
SN50クラスで使用される車両がメインとなり、改造範囲の幅が広がるクラスです。
純正品もしくは純正品流用のみOKの改造箇所は駆動系(ベルト、プーリー、プーリーフェイス、クラッチ周り)で、他にも社外品OKの改造箇所は、
- マフラー(ウインドジャマーズ、ウィルズウィン等)
- タイヤ(IRCやブリジストンが多い)
- リアサスペンション
- ブレーキパッド(純正品でも可)
- サブコン(燃調調整装置)
- ウエイトローラー
となっています。
FP4-50クラスは準改造のクラスですが、ベース車両が4ストロークの50ccスクーターですので速度域も低く、安全に低コストでレースを楽しむことができます。
OPENクラス
OPEN(オープン)クラスは改造無制限のクラスです。
また、フルカスタムされた2ストローク車と4ストローク車が混走で走るクラスで改造範囲は無制限。
ただし排気量はエンジン形式や車両により制限があります。
- 2ストロークミッション車(13インチ以上):「S50クラス」排気量は70cc以下
- 2ストロークミッション車(12インチ以下):「S12クラス」排気量は100cc以下
- 2ストロークスクーター:「FSクラス」排気量は140cc以下
- 4ストロークミッション車:「4ストクラス」排気量は150cc以下
- 4ストロークスクーター:「4ストスクータークラス」排気量は180cc以下
オープンクラスは排気量の制限こそあるものの、改造範囲は無制限ですので、スピードもパワーも桁違い。本格的なレースが楽しめます。
ミニバイクレースのレース形式
ミニバイクレースのレース形式は、スプリントレースと耐久レースの2種類に分けることができます。
スプリントレース
スプリントレースとは、決められた距離や決められた周回数の中で一番速くゴールしたものが勝ちという非常にシンプルなレースです。
ミニバイクレースでは、どのサーキットでも8周から15周という少ない周回数で競われることが多いです。
1レースを時間にしてみるとおよそ10分ほど。途中のピットイン(給油や水分補給)などもないのでいかに1番速くチェッカーフラックを受けるかが最も大事になるレースです。
耐久レース
耐久レースのルールは、決められた時間内で1番多い周回数、または走行距離が多いかで勝利が決まるというレースです。
ミニバイクレースと言えど、周回数にして300〜400周、時間にして1時間もあれば最高8時間にも及ぶ耐久レースがあります。
耐久レースの醍醐味は複数のライダーで走ること。途中でピットインしなくてはならず、そこではガソリンの補充やライダー交代、メカニックやピットクルーによるマシンチェックがあります。
ミニバイクレースを始めるために必要な【バイク(車両)】
ミニバイクレースの世界では、市販車からレース専用車まで様々なバイクがレース車両として使用されています。
ミニバイクレース始めるにあたり特に人気のあるバイクは、以下の5車種があります。
- ホンダ NSR50
- ホンダ NSF100
- ホンダ NS50F
- ホンダ GROM
- スズキ GSX-R125
ホンダ NSR50
ホンダのNSR50は2ストロークのミッション車両です。NSR50の特徴は、原付とは思えないような速さを持っている点。
50ccながら、チャンバーなどのカスタムを加えるだけで、簡単に最高速度は100kmを超えます。
12インチで軽量かつコンパクト、そしてハイパワーな2ストロークエンジンを持つモンスターマシンとも言えますね。
公道でもサーキットでもいまだに根強い人気があるため、車両価格が中古でも20〜50万円ほどするのが少しネックになります。
参加できるクラスは、
- Mクラス
- SP12クラス
- OPENクラス
と幅広く、まだまだNSR50はミニバイクレースシーンで大活躍しています。
ホンダ NSF100
ホンダのNSF100はホンダのレース部門であるHRCが開発した完全レース用のバイクです。
見た目はNSR50とあまり変わりませんが、エイプの4ストローク100ccエンジンをベースに高回転型にチューニングして載せています。
また、センターアップマフラーやスパルタンなセパハン仕様でライダーのやる気を湧き上がらせます。
主な参戦クラスは、
- NSF100トロフィークラス
- Mクラス
- SP12クラス
- OPENクラス
となります。
改造次第で参加クラスの幅も広がります。現在、ミニバイクレースで最も人気な車両でもあります。
車両の選択に悩まれているのであれば、まずはNSF100を選ぶことをおすすめします。
ホンダ NS50F
NS50Fは、17インチタイヤを履くフルサイズの2ストローク50ccのバイクです。ライダーの間では「ゴエフ」と呼ばれたりもしていますね。
そんなNS50F、「デカくて50ccだなんて遅いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、侮ってはいけません。
このクラスでは最軽量で、ミニバイクレースでもいまだに根強い人気があります。チャンバーを変えるだけでも50ccとは思えないような速さになります。
主な参戦クラスは、
- Mクラス
- SP50クラス
となります。
最近ではNS50Fの部品供給が少なくなってきているため、車体にエイプのエンジンを積んで4ストローク化する人も増えています。
ホンダ GROM
ホンダのグロムは、一般向けに発売されている4ストローク125ccのミッション車です。
4miniカスタムでも最近人気が上がってきている車両ですね。グロムには一般向けの車両とは完全レース向けのHRCグロムも存在します。
HRCグロムは、一般向けのグロムと違い、クイックシフターやピットレーン速度制限スイッチなど付いているハイスペック版とも言えます。
主な参戦クラスは、
- HRCグロムカップクラス
- OPENクラス
となっています。
最新のミニバイクで部品に困らず安心してレースをしたい方は、グロムがおすすめですね。
スズキGSX-R125
GSX-R125は、初心者や若者でも気軽に楽しめる原付二種の4ストロークフルサイズスポーツバイクです。
スズキを代表するスポーツバイクのGSX-Rシリーズのエントリーモデルとしても人気急上昇中のバイク。
GSX-R125の他にGSX-S125(フロントカウル無しモデル)もラインナップされています。
原付二種ながら水冷125ccDOHCエンジンで軽量な車体を持ち合わせていますので、まるで中型バイクに乗っているかのような迫力があります。
そんなGSX-R125は、ミニバイクレース界でも徐々に人気が急上昇中。徐々にレース用パーツも出てきており、今1番波に乗っている車種と言えます。
主な開催クラスは、LM17クラスです。より本格的にレースしたい方は、GSX-R125シリーズがおすすめです。
ミニバイクレースを始めるために必要な【装備】
ミニバイクレースを始めるために必要な装備についてご紹介していきます。
ヘルメット
ヘルメットはピンキリで様々な種類のものがありますが、必ずフルフェイスヘルメットを選んでください。
おすすめのヘルメットメーカーは、以下の3種類となります。
中でもおすすめのヘルメットは、OGK KABUTOのRT-33シリーズです。
フルフェイスの中でもかなり軽量で、全日本や世界選手権を戦うライダーにも使用されているほど信頼性も高い製品です。
しかも値段が定価36,000円〜と、このクラスのヘルメットの中ではかなりリーズナブルな価格設定。コスパが非常に高いのでおすすめです。
レーシングスーツ
転倒した際に身体を守るのがレーシングスーツです。天然の革を使用しており、アスファルト上でも滑るようにできていますので、転倒時のショックや摩擦を軽減してくれます。
上下一体型ですので、「革ツナギ」とも言われています。
実はレースを始める時に一番費用がかかる装備品も、このレーシングスーツなのです。
安全性はもちろんのこと、デザインからも自分がかっこいいと思うものを選びたいですよね。レーシングスーツは大きく2つの買い方があります。
吊るし
吊るしとは、既製品のこと。決められたサイズから自分の身体に合ったレーシングスーツを選びます。洋服を買うのと同じ感覚ですね。
価格は5〜20万円と、比較的安価で初心者向きです。
ミニバイクレースでよく選ばれるメーカーは、
あたりではないでしょうか。
フルオーダー
フルオーダーは、文字通り寸法取りから製作することです。自分の身体を細かく数値化し、自分の身体に合ったレーシングスーツを作ります。
サイズはもちろん、デザインや配色も全て自分で選べるので、完全自分専用のものが作れるのが大きなポイント。動きやすさも格段にアップします。
価格は20〜100万円近くと、非常に高価ですので、中〜上級者向きです。
フルオーダーでよく選ばれるメーカーは、
となります。
もちろん、人それぞれミニバイクレースを始める環境はちがうので、背伸びせず予算と気に入ったデザインから選ぶことが1番ですね。
レーシンググローブ
サーキットでの走行は転倒がつきものです。バイクの上手い下手関係なくサーキットを走れば必ず転倒を経験することでしょう。
そのため、必ず必要なのが怪我から身を守ってくれるギアです。その中でもレーシンググローブは最も重要かつ消耗の早いギアと言えます。
レーシンググローブは転倒しなくても、激しいアクセルやブレーキ操作で徐々に接地面がすり減る消耗品なのです。
レーシンググローブの特徴は、拳や手のひらなど、転倒した際に怪我のリスクの高い部位に頑丈なプロテクターが付いています。
このプロテクターにより、大幅に怪我のリスクが下がります。しかし、あまりにもプロテクターが多いと肝心のライディング操作がしづらくなります。
そこで、ミニバイクレースで使用するなら特におすすめしたい安全性と操作性のバランスの良いレーシンググローブをご紹介します。
RSタイチ GP-EVO
RSタイチから販売されており、頑丈かつ軽量なグローブです。
しっかりとしたプロテクターですが硬さを感じさせない操作性の良さが特徴で、比較的安価に購入できる本格的なレーシンググローブです。かなりコスパに優れている製品とも言えるでしょう。
Five RFX3
岡田商事株式会社から販売されているレーシンググローブです。
通気口の付いたしっかりとしたプロテクターが採用され、快適かつ自由度の高いレーシンググローブ。こちらも15,000円前後と非常にリーズナブル。
ジニアス ヘキサ
オーダーメイドのつなぎメーカーのジニアス(GENIUS)から販売されているヘキサ(HEXA)。
ジニアスのグローブの最大の特徴はプロテクターが使用されていないこと。
硬いプロテクターは使用せず、分厚い革を使用しているので、柔らかく、頑丈で破れにくく、衝撃を吸収してくれるので操作性も抜群です。
また、装着後すぐに自分の手に馴染みます。価格は2万円ほどで、ロードレースの世界でも愛用者は多く、確かな品質があります
レーシングブーツ
レーシングブーツは、レーシングスーツやヘルメットに次いで高価なギアです。
バイクでの転倒で多い足のケガの原因は、バイクと地面に挟まることや、チェーンやホイールに足が巻き込まれることです。
そんな事故から足を守ってくれるのがレーシングブーツ。
一般的なライディングブーツに比べ、レーシングブーツは激しい転倒にも耐えうる素材や、構造の違いにより金額が高価になります。
中でもおすすめしたいのがW2ブーツです。
W2ブーツはデザインもシンプルで、他のブーツに比べ価格も比較的安価。そしてプロテクターの量が多くない分、足首の可動自由度が高いので操作性も抜群です。
もちろん世界GPなどでも愛用者が多いほど安全性も抜群です。
脊椎パッド
脊椎パッドは、転倒から背中を守ってくれるプロテクターです。
このパッドを着用しなければ必ずしもサーキットを走れないという訳ではありませんが、着用することで重大なケガのリスクは減らせられます。
脊椎パッドはレーシングスーツを着用する前にスーツの中で着用します。
素材は硬質なプロテクターが使われており、衝撃吸収性が非常に高くなっています。
脊椎パッドは少し分厚いので、レーシングスーツがぴったりだと着用しづらい恐れがあります。
そのため、レーシングスーツ購入時にはこの脊椎パッドを着込むことを想定してサイズ選びされることをおすすめします。
チェストプロテクター
チェストプロテクターは転倒から胸を守ってくれるプロテクターです。
これも脊椎パッドと同様、着用しなければサーキットを走れないという訳ではありませんが、着用することで重大なケガのリスクは減ります。
このチェストプロテクターは転倒時の衝撃吸収はもちろん、転倒時にバイクのハンドルが胸に刺さったりするケガからも身を守ってくれます。
ミニバイクレースの安全対策としてエアバッグ着用もおすすめ
安全対策について考えると、決してやりすぎることはありません。
最近では、バイク専用のエアバッグの普及も進んでおりますので、ミニバイクレースでの着用もおすすめします。
近年はロードレース界での着用が増えてきており、安全性の面を考えると、申し分ありません。
ミニバイクレースを始めるために必要な【道具】
ミニバイクレースを始めるにあたり、バイクや装備品だけでなく、その他にも必要な道具があるのです。
順に詳しく見ていきましょう。
工具
ミニバイクレースをしていると、必ず自分で整備・カスタムをしなければなりません。そこで必要なのが整備用の工具です。
中でも代表的工具をご紹介していきますね。
ソケットレンチ
ソケットレンチとは、ボルトやナットの頭に嵌めるソケットと、そのソケットを回すハンドルのこと。ラチェットと呼ばれることもあります。
バイクを整備する上で1番使用する工具といっても過言ではありません。比較的バイク整備でよく使うソケットのサイズは、以下の7つです。
- 8mm
- 10mm
- 12mm
- 14mm
- 17mm
- 19mm
- 21mm
コンビネーションレンチ
コンビネーションレンチとは、両方の先端にナットやボルトを回すための嵌合部分がついた工具のこと。
片方がスパナとなっており、もう片方は輪の形をしていますので、状況によって使い分けることができます。
これらは車両や整備箇所によって使い分けます。比較的バイク整備でよく使うスパナのサイズは、ソケットレンチと同様、
- 8mm
- 10mm
- 12mm
- 14mm
- 17mm
- 19mm
- 21mm
が多くなっています。
ヘックスレンチ
ヘックスレンチは、先端が六角形の形をした工具です。この工具は自転車や家具、機械設備に多く使われますが、バイクの整備にも必要な工具です。
バイクの車種にもよりますが、主な使用箇所はエンジン周りやエキゾーストマニホールド部分です。マフラー交換などに大変役立ちます。
ヘックスレンチ9本セットなど売っているので、それを購入することをおすすめします。
ワイヤーツイスター
意外と見落としがちなのがワイヤーツイスター。公道を走る分にはほとんど必要のない工具ですが、バイクレースをする上では必須工具です。
なぜならレース車両にはワイヤリングという作業が必要だから。
ボルトやナットなどが転倒や振動で緩まないように、ステンレスワイヤーなどを用いて固定し、脱落を防止をすること。
ワイヤーツイスターは、ワイヤリング時に使用するワイヤーを捻るための工具です。
ワイヤーを捻ることで強力な太いワイヤー線にし、部品の脱落をしっかり固定します。
メンテナンススタンド
メンテナンススタンドはレーシングスタンドとも呼ばれます。基本的にレース車両はスタンドを取り外しています。
このメンテナンススタンドがないと、バイクを自立させることができません。
名前の通り、部品交換やタイヤ交換などのメンテナンス時、作業効率が向上しますので、持っておいて損はありません。
タイヤウォーマー
タイヤウォーマーは、タイヤを暖めるための道具です。ハイグリップタイヤは、冷えている状態ではグリップしませんので、街乗りタイヤより性能が低くなります。
性能を最大限に発揮させるためには、タイヤに熱を入れることが重要になりますので、タイヤウォーマーが必須となります。
ミニバイクレースで特に人気なタイヤウォーマーメーカーは、
などです。
温度計が付いているものや付いていないものなど種類が豊富にありますが、温度計の付いていないタイヤウォーマーでも問題なく使用できます。
発電機
発電機は主にサーキット場でタイヤウォーマーを使用する時に使用します。
サーキット場は、電源設備の数に限りがありますので、場所によっては使用できないことも多いのです。
そのため、発電機があると非常に便利です。
発電機は、主に
- タイヤウォーマーの使用
- 電動インパクトの充電
- 扇風機や暖房器具の電源
などに使います。
もちろん発電機がなくてもサーキット走行は可能ですが、あるとないとでは全然違います。
ミニバイクレースでユーザーが多いのはヤマハEF9HiSです。価格も比較的安価で、発電量や安定性が良いのでおすすめです。
ミニバイクを運ぶトランポについて
ミニバイクはレース車両ですので、基本的に公道を走行することができません。
そのため、自走でサーキットで行くのは厳しく、レース車両を運ぶためのトランスポーター(トランポ)が必要になります。
なかには「自走でサーキットに行くぜ!」というライダーもいらっしゃいますが、個人的にはあまりおすすめできません。
サーキットでのスポーツ走行では常に転倒のリスクもつきまといます。
走行不能になる故障や破損が起きることも十分に考えられますので、軽バンやワゴン車などのトランポを用意することをおすすめします。
ミニバイクレースで特に人気のトランポは、
- スズキ エブリィ
- ホンダ ステップワゴン
- トヨタ ハイエース
です。
予算やライフスタイルに合わせてお気に入りのトランポを選んでくださいね。
ミニバイクレースで使用するタイヤ
ミニバイクレースでは、サーキット専用のハイグリップタイヤを使用します。
メーカーや種類によってグリップやコントロール性、耐久性が違いますが、おすすめのタイヤは、以下の2種類となります。
ブリヂストン バトラックス BT601SS
バトラックス BT601SSはブリジストンにラインナップされているハイグリップタイヤで12インチのミニバイクに1番人気のある銘柄です。
BT601SSは他のタイヤに比べると珍しくコンパウンドの種類が選べます。
- YCY(ミディアム)
- YCX(ソフト)
BT601SSの人気の秘訣は何と言っても圧倒的なグリップ力。少し爪で押すだけでもすぐにわかる柔らかいコンパウンドが採用されています。
その代わり他のタイヤに比べても美味しい部分(グリップ性能が最大限発揮される部分)はすぐになくなってしまう傾向があります。
サーキット1〜2回フルで練習走行したら、もうタイヤの美味しい部分はなくなっているなんてことも。
ただし、タイヤの美味しい部分がなくなる=タイヤが使えないということではありません。
タイヤの美味しい部分がなくなるということは、タイヤの性能を最大限使えなくなるということ。
BT601SSはスプリントレースで結果を出したい人や数周でベストタイムを狙いたいという人におすすのタイヤなのです。
ダンロップ TT93GP
TT93GPは、ダンロップにラインナップされているハイグリップタイヤで、12インチのバイクに人気のある銘柄です。
特徴は、
- 比較的硬いコンパウンド(タイヤ剛性がしっかりしている)
- ライフの持ちが長い
- ハンドリング性能が良い
となります。
そのため、練習走行や耐久レースにはもちろん、ハイパワーなSPクラスやOPENクラスの車両にもおすすめです。
ミニバイクレースを始めるのに必要な費用の目安
参加するクラスや使用する車両にもよりますが、平均的な費用で考えると、以下のようになります。
1日練習走行する場合
- ガソリン・・・15リッタ:2,250円(150円/1リッターで計算)
- オイル・・・1,000〜円(2スト車両や4スト車両でオイル交換頻度は変わります)
- 走行料金・・・3,000〜円(サーキット場や走行時間、会員の有無によって変わります)
- ライセンス代・・・5,000円前後(サーキット場によります)
レースに参戦する場合
エントリー代(参戦費用)・・・5000円〜
レースの種類や参加クラスによって変わります。ダブルエントリーや耐久レースなど、参加者同士で割り勘すればもっと安くすることができます。
ミニバイクレースに必要なメンテナンス
ミニバイクレースをする上で、自身のレース車両のメンテナンスは欠かせません。バイクのメンテナンスは自分自身でやらなければいけません。
メンテナンスで特に重要で比較的簡単にできるメンテナンスをご紹介します。
オイル交換
オイル交換は1番バイクに乗る上で身近なメンテナンスと言えます。レース車両に関わらず、街乗りバイクでも重要なメンテナンスですね。
オイル交換を怠ると、エンジンパワーが落ちていきます。レース車両にとってエンジンパワーが落ちることは致命的ですので、走行距離に応じて頻繁に交換しましょう。
フォークオイルの交換
レース用のバイクはサスペンションの動きが非常に重要。ブレーキ・加速・コーナリングなど、すべての動作に影響を及ぼします。
そのため、サスペンションの状態管理は定期的に行いたいところ。
特にフォークオイルは時間と共に劣化してきますので、定期的に交換しなければいけません。
フォークオイルが劣化すると、オイル自体の粘度がなくなってシャバシャバになります。すると減衰力がなくなり、セッティングも大きく狂ってきます。
チェーン清掃・ベルト清掃
チェーンはエンジンから生み出されたパワーをリヤタイヤに伝える重要な部品です。
パワーを効率よく伝えるためには、チェーンのコンディションを正しく保つ必要があります。
チェーンはエンジン側とホイール側についたスプロケット(歯車)と噛み合って動作します。
そのため、チェーンにゴミが噛んでいる状態や、適度に潤滑されていない状態だと抵抗が生まれ、エンジンパワーがリアタイヤに正しく伝わりません。
また、スクーターの場合はベルトがチェーンの代わりとなります。
ベルトが汚れているとベルト滑りが起こり、エンジンパワーがリアタイヤに正しく伝わりません。
そのためチェーンやベルトの整備を怠ると、加速や最高速に影響を及ぼしますので、定期的なクリーニングは欠かせません。
ワイヤリングのチェック
ワイヤリングは、ボルトやナットが転倒や振動で緩まないようにステンレスワイヤーなどを用いて脱落を防止することを言います。
基本的にどのサーキットを走るにしても、ワイヤリングができていない車両は走行することが許されません。
特にワイヤリングしておきたい部分は、オイルドレンプラグです。
車種やレギュレーションによりワイヤリング必須箇所は色々ありますが、全車両に共通して言えるのがオイルドレンプラグです。
万が一ドレンプラグが緩んでしまうと、走行しながらコース場にオイルを撒き散らしてしまいます。
一度オイルを踏んでしまえば、ほぼ確実にグリップ力を失い転倒します。
重大事故や大ケガに繋がりかねませんので、必ずワイヤリングをしてからサーキット走行をしましょう。
ミニバイクレースで有名なサーキット【関西】
ミニバイクサーキットは全国至るところに存在します。
まずサーキット走行をやってみたいという人は、自宅の近くにあるサーキットに行くことをおすすめします。
また、おすすめのミニバイクサーキットを【関西】【関東】に分けてご紹介していきます。
まずは関西からご紹介していきますね。
①近畿スポーツランド
近畿スポーツランドは、京都府にある宇治田原町の山の上にあるミニバイク専用コースです。標高が高いため、「天空のサーキット」とも呼ばれます。
ミニバイクコースでは珍しく、250ccまでのバイクも走れます。コース全長は810mと、ミニバイクとしてはちょうど良い長さとなります。
また、近畿スポーランドで近年行われている代表的なレースは次の2つとなります。
近スポ杯
近畿スポーツランドで開催される年間のシリーズレースとなります。
最終戦には現役の全日本ライダーが参戦していたりと、楽しい雰囲気の中でも、本格的なレース体験ができるレースとして人気です。
現役全日本ライダーの走りを目の前で観れるチャンスもあります。
ワコーズ杯
ライダーの皆さんであれば1度は見たことがあると思うワコーズは、エンジンオイルやパーツクリーナーなど、潤滑剤系統で一流のブランドです。
そんなワコーズブランドを持つ、株式会社和光ケミカルが近畿スポーツランドで主催するレースです。
このレースはあくまで「エンジョイレース」というテーマで開催されます。
上級者はもちろん、初心者にも参加しやすいクラスが用意されていますので、レースデビューにもおすすめなレースです。
②堺カートランド
堺カートランドは大阪府堺市南区にある、バイクとカート専用のミニサーキットです。
コース全長は667mと、比較的コンパクトな設計となっていますので、集中して走り込むのに最適です。
堺カートランドで開催されている代表的なレースを2つ紹介します。
オールジャパンミニバイクレース
オールジャパンミニバイクレースは、NSRやNSFなどのチューンやカスタムで有名な関西のバイクショップT-TECHやSMG racing 6-7が主催するガチンコレース。
通称裏全国とも呼ばれるレベルの高いレースが行われています。
69-ON
69-ONミニバイクレースは、文字通り6時間9分の耐久レースが行われる、一風変わったレースが行われます。
ミニバイクレースでなかなかこのような長丁場な耐久レースはありません。友達や仲間とわいわいレースを楽しむのに最適ですね。
スポーツランド生駒
スポーツランド生駒は大阪府四條畷市にあるバイクとカート専用のミニサーキットです。
コース全長は603mとこちらもコンパクトなサーキットとなっています。
スポーツランド生駒で開催されている代表的なレースは次の2つがあります。
まるち全国大会
「モトチャンプ」が主催するレースで、日本で開催されるミニバイクレースのなかで1番格式の高い全国大会レースです。
全国からミニバイクレースのエキスパート達が集結し、非常にハイレベルなレースが繰り広げられます。
関西の場合だと、比較的スクーターの参加台数が多く盛り上がりを見せています!
生駒杯
生駒杯は年間5戦で行われるシリーズ戦のレースとなります。
このレースは細かくクラス分けがされているので、自分にあったクラスで誰でもシリーズチャンピオン狙うことのできるレースです。
ミニバイクレースで有名なサーキット【関東】
続いて関東圏でおすすめのミニバイクサーキットをご紹介します。
秋ヶ瀬サーキット
秋ヶ瀬サーキットは、埼玉県さいたま市にある都心から最も近いサーキットです。バイクとカート専用のサーキットです。コース全長は608mとなっています。
秋ヶ瀬サーキットで開催されいている代表的なレースは以下の通りです。
まるち全国大会
あの有名なミニバイク雑誌「モトチャンプ」が主催するミニバイクレースとなります。全国の猛者が集まってくるため、ミニバイク界では非常に格式の高いレースです。
全国からミニバイクレースのエキスパート達が集結し、非常にハイレベルなレースが繰り広げられます。
ここから世界を戦うライダーや全日本ライダーがたくさん輩出されています。
テルル桶川スポーツランド
桶川スポーツランドは埼玉県桶川市にあるサーキットで、バイクだけでなく、車も走行することができます。
テクニカルなコースレイアウトや「桶川塾」など、ライダーを育てる環境が整っています。そのため世界や全日本で活躍する有名ライダーを多数輩出しています。
コース全長は840mほどです。
テルル桶川スポーツランドで開催されている代表的なレースを紹介します。
関東ロードミニ選手権 RIDING SPORT CUP
関東ロードミニ選手権は、ミニバイクレース初心者向けのクラスやエキスパート向けのクラスなど、その人に合ったクラス分けがされています。
誰でも参加しやすいレースとしておすすめです。
中井インターサーキット
中井インターサーキットは神奈川県中井町にあるサーキットです。
このサーキットはバイクとカート、そして日本では珍しくポケバイとキッズカートも走れるので、子供にもおすすめです。
全長は400mほどと、非常にコンパクトでテクニカルなコースレイアウトとなっています。
中井インターサーキットでは様々なレースが行われていますが、その中でも一風変わったイベントがあるのでご紹介します。
走行祭
走行祭はレースというより、「バイクでサーキットを走ること自体を楽しむ」というイベントです。
スプリントレースで順位を競うことはもちろん、障害物を超えたり、ウイリーやストッピーなどのスタントを見せ合ったりとにかく楽しいイベントです。
初心者でも気兼ねなく楽しめるのが最大の特徴です。
まとめ
ミニバイクレースの始め方に関する情報をご紹介しました。
バイクレースと聞くと一見ハードルが高いイメージがあると思いますが、ロードレースを始めるよりもかなり低リスクで始められますので、誰でも挑戦することができます。
また、ミニバイクと言っても歴としたバイクですので、安全にライディングテクニックも身に付けられます。
そのため、バイクレースに興味がる人は、ぜひミニバイクレースから始めてみてはいかがでしょうか!?