【初心者必見】サーキットにおすすめのバイクを排気量別にご紹介

いざサーキットを走ろうとしても、もちろん自分の好きなバイクで走るのが一番であるものの、サーキット走行に向いているバイクも存在します。

そこで、サーキット走行をに向いているおすすめのバイクを

  • ミニバイク(50cc〜150ccクラス)
  • 250ccクラス
  • 600ccクラス
  • 1000ccクラス

といった排気量別にご紹介します。

また、今回ご紹介するバイクは実際にレースでも使用されている車種となりますので、レース観戦の参考にもなると思います!

目次

ミニバイク(50cc〜150ccクラス)でおすすめのバイク

主にミニバイクサーキットで走行する排気量50cc〜150ccのクラスでおすすめのバイクをご紹介します。

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ホンダ GROM

ホンダ GROM

引用:https://www.honda.co.jp/HRC/products/machine/grom/

ホンダのHRC(ホンダレーシングカンパニー)が開発したグロムのレースベース車です。

ミッションは4速であるため頻繁にシフトチェンジする必要がありません。さらに左ハンドルにはハンドシフターが標準でついています。

そのため、サーキット走行に慣れていない人にとってはとっつきやすいバイクですが、もちろんしっかり走りこめば速く走り込むことができます。

レースベース車ということで保安部品が付いていないため、公道を走ることはできませんが、サーキット走行をしっかりと走り込みたい人にはおすすめできるバイクと言えるでしょう。

価格は約376,200円でHRC取扱店でオーダー販売をしています。

ホンダ NSF100

ホンダ NSF100

引用:http://www.bikebros.co.jp/catalog/1/43_1/

レースの裾野を広げるエントリークラスのバイクでもあり、初心者でも抵抗なく乗り始めることができるでしょう。

NSR50やNSR-miniの4ストロークバージョンともいえるバイクで、ミニバイクでありながら車体はバリバリのレーサーポジションで乗ることができます。

そのため、ミニバイクサーキットで走り込むにはうってつけのバイクと言えます。

ホンダ NSR50

ホンダ NSR50

引用:https://www.honda.co.jp/news/1990/2900300.html

当時のNSR500にそっくりの車体に50ccの2ストロークエンジンを搭載したレーサーレプリカのこのバイクは、12馬力のエンジンとバランスが取れた車体でミニバイクレース界では根強い人気があります。

また、ヤフオクなどではスペアパーツも豊富に存在するため、練習用に1台欲しいところ。

ヤマハ TZM50

ヤマハ TZM50

引用:https://www.webike.net/bike/744/service/

ミニバイクレース界で上記のNSR50に対抗すべくヤマハが開発したTZRM50は、市販レーサーであるTZ50と同様のラジエーターや12インチホイール、動作性に優れた正立フォークなどといった装備をしています。

ホンダ CBR150

ホンダ CBR150

引用:https://www.endurance.co.jp/bikes/1/

タイホンダから販売されているCBR150は17インチサイズに150ccのエンジンを積んでいます。

サイズもちょうどよく、トルクがあるエンジンで初心者も乗りやすいバイクとなっています。

しかし、車体は約140キロほどあるためサーキット走行をする分には少し重く、あくまで街乗りベースであるため、乗りこなすにはメリハリのあるライディングが必要になります。

モリワキ MH80

モリワキ MH80

引用:http://www.moriwaki.co.jp/product/md250_08.php

モリワキエンジニアリングが開発したレーサートレーニングバイクです。

NS-1の車体にCR80のモトクロッサーのエンジンを搭載しているバイクで、ミニバイクの排気量でありながら馬力は16.5馬力と、ノーマルのNS-1の馬力(7.2馬力)の倍以上のパワーを発揮します。

しかもタイヤもノーマルタイヤであるため直線スピードは速いものの、コーナーではしっかり止めて曲げないといけないという、ライダーに技量がないと速く走らせることができない設計となっています。

また、車体も17インチの車体のNS-1を使っているため、ミニバイクサーキットで走り込むため、しっかりと曲げる動作が必要になることや、フルサイズのバイクに近い感覚でトレーニングを行うことができます。

そのため、まず初めにレースを始めた人は、MH80をミニバイクサーキットに持ち込んでひたすら走り込み、バイクの基本動作を体に染み込ませることをおすすめします。

このバイクは販売から20年以上経過しているバイクであるため、入手するとなるとヤフオクやメルカリで中古を探さなければいけません。

ごく稀に中古でも状態がいいバイクがが6〜8万円台で売っていることもありますが、12〜15万円ぐらいで販売されていることもあるため、ヤフオクなどで定期的に確認するといいかもしれませんね。

250ccクラスでおすすめのバイク

現在最も人気がある250ccクラスは各メーカーが一番力を入れているクラスであるため、最新の技術が詰まったバイクが揃っています。

ホンダ CBR250R

ホンダ CBR250R

引用:https://www.honda.co.jp/HRC/products/machine/cbr250r/

こちらは単気筒のCBR250のため、高回転での伸びは劣ってしまうものの、低速のトルクがあるために走り出しや加速がしやすいため、非常に乗りやすいバイクです。

中古の流通も多く現在は2気筒の「CBR250RR」になったため、単気筒のこのバイクは比較的安く手に入るバイクで、トレーニングバイクとして最適でしょう。

フルサイズの250ccのバイクですが最近はミニバイクサーキットでも走行可能になってきたため、走り込みにはうってつけのバイクとも言えます。

ホンダ CBR250RR

ホンダ CBR250RR

引用:https://www.honda.co.jp/HRC/products/machine/cbr250rr/

こちらは新型2気筒のCBRで見た目も装備も洗練されています。

「軽量・コンパクト・高出力」を突き詰めた新設計エンジンで従来の単気筒エンジン29馬力から38馬力まで引き上げられ、トップスピードの伸びも抜群です。

価格は市販車で約80万円で、HRCから発売されているレースベース車は約75万円ほどとなっています。

ヤマハ YZF−R25

ヤマハ YZF−R25

引用:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/yzf-r25/color.html#01

2014年に発売されたR25はYZF-R1やYZF-R6譲りの見た目でかっこよく、車体もハンドルが高めで乗りやすいようにシートを低く設計されています。

エンジンも36馬力あるため、トップスピードも他のバイクに引けをとることはありません。

カワサキ Ninja250

カワサキ Ninja250

引用:https://www.honda.co.jp/HRC/products/machine/cbr250rr/

このクラスの市販車月間売上げ1位をキープし続けているほど人気があるこのバイクは、ツインエンジンながら高回転の伸びが良く、クラストップの最高速をを出します。

600ccクラス(ミドルクラス)でおすすめのバイク

ミドルクラスと言われる600ccクラスは筆者がロードレースをしていた時に参戦していたST600クラスで使用していたバイクであるため最も思い入れがあるサイズですね。

鈴鹿サーキットなどの大きなサーキットを走行するにはちょうどいいサイズのバイクで、

  • バランスが取れており乗りやすい
  • ストレートでしっかり全開にできる
  • 作りがしっかりしているため、メンテナンスに力を入れなくてもいい

という利点があります。

ホンダ CBR600RR

ホンダ CBR600RR


ミドル級のサイズのバイクでありながらライディングポジションは決してきつくなく、足つき性も悪くないため、600ccの中でもコンパクトに乗りこなせます。

そのため、初心者でも安心して乗ることができるバイクです。

個人的にレースしていた時に一番乗っていたバイクでなんといっても部品の安さもメリットでしたので、個人でレースする規模であってもしっかりしたバイクを作り込むことができました。

難しい点は、ズリッパークラッチが付いていないため、減速時はバイクの挙動が乱れやすいという特徴があります。

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これを解決するには、シフトダウン時にアクセルをしっかりと煽るか、半クラを多用する必要があります。

最後はFCC製のスリッパークラッチを導入していました。

ヤマハ YZF-R6

ヤマハ YZF-R6


全日本選手権に参戦していた時に1年間レースで使用していました。

トップスピードの伸びが良く、コーナリングでの1発目の曲げ込み(一次旋回)が良く、非常に乗りやすいバイクです。

ライディングポジションについては乗車位置が高く、重心もフロントよりな姿勢のため、フロントを入れ込むのは比較的容易にできます。

一方で、リアタイヤの荷重が抜けやすく、リアに荷重をかける必要があるバイクでもあります。

カワサキ ZX-6R

カワサキ ZX-6R

引用:https://www.tandem-style.com/news/37815/

ストレートスピードが速く、重心も低い印象ですがフロントを入れ込むのが難しいため、どちらかというとリアで曲げるというイメージのバイクです。

乗車してみるとガソリンタンクが広く、ハンドル位置も若干遠い感じであるため身体が広がりがちです。

しかしバイクの安定感はあるため、乗っていてもさほど不安な感じはしません。

スズキ GSX-R600

スズキ GSX-R600

引用:https://teamrands.com/Motorcycles-Suzuki-GSX-R600-2017-Albuquerque-NM-bf42e819-cb1d-4c88-94fd-a698004e09e5

スズキを代表するスーパースポーツシリーズであるGSXシリーズの600ccモデルは1992年に登場し、20年以上熟成を重ねてきました。

SHOWA製倒立フォークやブレンボ製モノブロックキャリパーなどを装備しており、馬力も約125馬力となっています。

エンジンの部品がチタンバルブであるため、オーバーホールなどの整備費用は若干高くなってしまうのが難点。

トライアンフ デイトナ675

トライアンフ デイトナ675

引用:http://www.bikebros.co.jp/catalog/10/27_3/

イギリスのバイクメーカートライアンフから販売されている「デイトナ675」は3気筒であるため、トップスピードの伸びは他の4気筒の600ccバイクに劣るものの、車体がコンパクトでトルクが抜群です。

車体もコンパクトであり初心者でも乗りやすいでしょう。

2019年からMotoGPのMoto2クラスのエンジンの公式サプライヤーとなるため、このバイクのエンジンがベースとされます。

1000ccクラス(リッターバイク)のおすすめのバイク

各メーカーのフラッグシップモデルである1000ccクラスは惜しげも無く最新技術が搭載されているバイクで初心者でも大きな問題なく乗ることができるでしょう。

ホンダ CBR1000RR

ホンダ CBR1000RR

引用: https://www.honda.co.jp/CBR1000RR/design/

ホンダのフラッグシップモデルのこのバイクは軽快かつトルクフルなパワーを出す直列4気筒エンジンを搭載しており、扱いやすく高回転までリニアな出力特性です。

ヤマハ YZF-R1

ヤマハ YZF-R1

引用:https://minkara.carview.co.jp/car/yamaha/yzf-r1/

サーキット最速のために開発され、そのポテンシャルは鈴鹿8耐などのレースでいかんなく発揮されています。

ノーマルの車体でも220万円〜とかなり高いものの、驚異的にコンパクト化されたエンジンに最新の電子制御を惜しげも無く採用され、現時点では最強のバイクと言えるでしょう。

カワサキ ZX-10R

カワサキ ZX-10R

引用:https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninjazx-10r/

サーキットナンバーワンをコンセプトとして開発されたZX-10RはMotoGPでも使用される新しい機構などの最新技術をふんだんに取り込んだバイクになっています。

フロントフォークはサブタンク付きとなっており、この技術は過去の市販車に採用されたことはありません。また、ステアリングダンパーも電子制御が採用されています。

スズキ GSX-R1000

スズキ GSX-R1000

引用:http://kakaku.com/bike/item/76103010437/

MotoGPで使用されているバイクをベースに開発されたこのバイクは「サーキット性能最強」のコンセプトを貫いてきました。

ポジションはスポーツバイクらしい前傾姿勢で柔軟な前後のサスペンションは軽快なハンドリングを生み出します。

BMW S1000RR

BMW S1000RR

引用:http://www.virginbmw.com/models/s1000rr-2017/

乗車ポジションは若干高い印象ですが、走行中は高く感じることはなく、どちらかというとコンパクトなポジションです。

エンジンは、低回転の時はさほどパワーは感じませんが、8000回転を過ぎたところからの加速は一気にパワーが出てくる印象であるため、高回転なエンジン特性が印象です。

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ドゥカティ 1199パニガーレ

ドゥカティ 1199パニガーレ

引用:https://bike-lineage.org/etc/superbike/1199.html

搭載されているエンジンは水冷L型2気筒で、最高出力は195馬力を発揮します。

従来まではトラス構造のフレームが採用されていましたが、その代わりに大容量エアボックスを兼ねたモノコックフレームを採用しています。

また、電子制御式のサスペンションやLEDヘッドライトなども採用しています。

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↑こちらの記事にも書いてありますが、

特に初心者がサーキットを走行するバイクを選ぶ際は何に重視するかというと、

  • パニクらない速度で走れること
  • 壊れにくいこと
  • スペアパーツが容易に手に入ること
  • 値段が高すぎないこと

が考えられます。

しかし最近のバイクは最新技術が投入されており、誰が乗っても問題なく乗ることができるため、自分がサーキット走行で何をしたいのかといった目的を決めてからバイクを選んでもいいかもしれません。

例えば、これから本格的にレース参戦を目的とするのであれば、まず初めに小さなバイクでミニバイクサーキットを走り込み、慣れたきたら250ccクラスのバイクにステップアップするといったようにしてもいいでしょう。

また、サーキットを走るのが目的であれば普段の街乗りも兼ねているため、きちんと制御できれば大排気量のビックバイクで走り出しても良いと思います。

自分がサーキット走行をどういう目的でしたいのかをちょっと考えてバイクを選んでみるとますます面白くなるため、上達への近道となるでしょう。

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この記事を書いた人

19歳から約10年間バイクレースをする/鈴鹿4時間耐久レースクラス優勝/全日本選手権フル参戦経験あり
当サイトではバイクレースやツーリングなど、あらゆるバイクに関する情報を提供しています。

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