【レビュー付き】RSタイチのレーシンググローブGP-EVOはコスパ最強

レーシンググローブは各メーカー様々な特徴や最新技術がふんだんに盛り込まれており、メーカーによって大きく違います。

しかし、レーシンググローブは転倒した際に手を守ってくれるものの、転倒してグローブが破けたりすれば交換しなければならない消耗品でもあります。

当然グレードが高いグローブの方が丈夫に作られているものの、転倒して何回も交換していてはお財布へのダメージも大きくなるでしょう。

この問題はレースをしている人にとって結構深刻…

そのため、安全性はもちろん、できれば値段もリーズナブルなグローブが欲しいところです。

そこで、おすすめするのが、RSタイチから販売されているレーシンググローブのフラッグシップモデル「GP-EVO」です!

筆者も実際にレースで使用しており、

  • 安全性
  • 使いやすさ
  • 値段

と、今まで使ってきたグローブの中でも、全て満足いくレベルのものであるため、今回ご紹介させていただきます!

レース
目次

RSタイチは高品質で価格がリーズナブル

RSタイチ

今回紹介するレーシンググローブのGP-EVOは、RSタイチというメーカーから発売されています。

RSタイチは、大阪府大東市に本店があるバイク用ライディングギヤを専門に製造・輸入・販売をおこなっているメーカーです。

元モトクロスライダーの吉村太一さんがライダーと価値観を共有するというコンセプトで1975年にお店を立ち上げたところから始まったそうです。

主に、

  • レーシングスーツ
  • ジャケット
  • パンツ
  • ブーツ
  • シューズ
  • グローブ

といった装備品のほとんどを取り扱っていますので、バイクのライディングギアが欲しいと考えたらRSタイチから探せば、ほとんどの商品を見つけることができるでしょう。

RSタイチの製品はクシタニ(KUSHITANI)ヒョウドウ(HYOD)などの他メーカーよりも価格がリーズナブルであることが大きな特徴です。しかも、値段が安いからといって決して品質が劣っているわけではありません。

レーシングライダーでも全日本選手権に参戦しているライダーはもちろん、世界GPやアジア選手権を闘っているライダーも着用しているほど、製品としての質は高いとも言えます。

RSタイチのレーシンググローブは全部で3種類ある

RSタイチのレーシンググローブ

引用

現在(2019年5月時点)RSタイチから発売されているレーシンググローブは、

  • GP-EVO
  • GP-WRX
  • GP-X

の3種類がラインナップされています。それぞれの特徴をご紹介しますね!

ハイスペックな最上級モデル「GP-EVO」

GP-EVO

引用

プロテクション
操作性
縫製外縫い
メーカー販売価格 ¥26,000-(税別)

RSタイチから発売されているフラッグシップモデルのGP-EVOは、樹脂製のプロテクションと多層プロテクションの「スプリットアーマー」が採用されています。

また、手のひらには、スキャフォイドパッドが付いているため、転倒で紙面に手を付いたときに衝撃を吸収してくれますので、まさに安全性もトップクラスと言えるでしょう。

さらに生地の方は外縫い方式を採用しているため、細かい操作も違和感なく行えます。

カーボンプロテクターが採用されている「GP-WRX」

GP-WRX

引用

プロテクション
操作性
縫製内縫い
メーカー販売価格 ¥19,000-(税別)

カーボン製のプロテクターを手のひらと甲に取り付けられており、路面との摩擦を軽減してくれます。また、糸が外部に出ないよう内縫い方式を採用しています。

リーズナブルな価格でもしっかり作り込まれている「GP-X」

GP-X

引用

プロテクション
操作性
縫製内縫い
メーカー販売価格 ¥13,000-(税別)

サーキットだけではなくストリートでも快適に使用するために開発されたGP-Xは、甲部にカーボンプロテクターが採用されています。

手のひらにプロテクターは付いていないものの、厚めの皮が貼られているため、転倒時に手のひらを付いても簡単に破れることはないでしょう!

レーシンググローブGP-EVOのカラーバリエーション

GP-EVOのカラーバリエーションは、以下の4種類があります。

  • レッド
GP-EVOレッド
  • ブルー
GP-EVOブルー
  • ホワイト
GP-EVOホワイト
  • ブラック
ブラック

レーシングスーツやライディングギヤに合わせて自分にぴったりのものを選びましょう!

GP-EVOのサイズは6種類

GP-EVOのサイズは、以下の6種類があります。

  • S
  • M
  • L
  • XL
  • XXL
  • 3XL(ブラックのみ)

レーシンググローブのサイズは各メーカーによって違いますし、実際に試着して決めるのに越したことはありませんので、最寄りのお店に置いてある場合は試着させてもらいましょう。

ちなみにレースなどサーキット走行の場合は大きめのサイズだとシワができて、その分レバー操作がやりにくかったり、グリップをしっかり握ることができず、場合によってはマメができてしまうことも。

そのため、サイズ選びに迷ったら、小さいものを購入するようにしています。

経験上、よっぽどのことがない限り、小さいからといって指が入らないなんてことはないと思います。

もし、試着できないのであればRSタイチのサイズ選びの基準もありますので、ご紹介しますね。

RSタイチグローブのサイズの選び方

サイズの選び方

引用

RSタイチのグローブサイズの測り方は、

  • A:手囲い・・・生命線始まりから小指付け根〜手首上から3分の2を一周
  • B:手長・・・人差し指先端から手首の付け根まで

となり、計った数値を以下の表から探します。

スクロールできます
サイズA:手囲い(cm)B:手長(cm)
S2217
M2318
L2419
XL2520
XXL2621
3XL(ブラックのみ)27 22

ただし、あくまで目安として考えましょう!

RSタイチのレーシンググローブGP-EVOの6つの特徴

レーシンググローブGP-EVO

GP-EVOは6つの特徴があります。

  1. スプリットアーマーコア
  2. 樹脂成形ナックルプロテクション
  3. パンチホール
  4. カンガルー革
  5. リストクロージャー
  6. SPS(Scaphoid Protection System)

ちょっとカタカナばかりで意味がわからないと思いますので、順にご紹介しますね!

スプリットアーマーコア

スプリットアーマーコア

甲部のプロテクションにはRSタイチ独自の技術SPLIT ARMOR COREが採用されています。

簡単に言うと、プロテクションがフローティング構造になっているため、しっかりしたプロテクションでも操作性を損なうことはありません。

樹脂成形ナックルプロテクション

樹脂成形ナックルプロテクション

人間工学に基づいて設計された樹脂成形ナックルプロテクションは外部からの衝撃吸収性に優れ、エアベンチレーションも装備されています。

また、プロテクションの裏側には防弾チョッキにも使われる高強度・耐摩耗性に優れたアラミドニットを使用しています。

パンチホール

パンチホール

指股部分にはエアの通り道が設けられているため、走行中に風を取り込むことができます。

カンガルー革

カンガルー

手のひらはカンガルーの革が採用されています。

カンガルーの革は、

  • 強度は牛革の2倍
  • 薄く加工することも可能

となっていますので、薄い状態でも耐摩耗性に優れています。

リストクロージャー

リストクロージャー

手首を締め付けるリストクロージャーを下のカフ側に止めることで、手首周りの動きを妨げません。

SPS(Scaphoid Protection System)

SPS(Scaphoid Protection System)

英国KNOX社のグローブプロテクションシステムで、

  • 転倒時に手を付いた際に侵攻方向に滑ることで摩擦を低減する
  • 舟状骨周辺を守る

といった効果があります。

レーシンググローブGP-EVOを購入した人の口コミ・評価

実際にGP-EVOを購入した人の口コミを見てみましょう!

  • 新しいモデルだけあってプロテクションもしっかりしてます。(Twitter
  • 見た目がかなりごついですがバイクの操作に必要な動きは全く阻害しません。これは値段は多少張りますが文句なしにお勧めできます。(Amazon
  • 指先の縫い目も外に縫ってあるので、耐久レース等でも痛みはなく、非常に満足しております。転んだ際も指間接のパッドがハンドルに引っかからず、また地面との干渉も良いので、怪我をせずにすみました。(Amazon
  • 今回XLを購入し大きさは若干大きくなった気がしますが、問題ないレベルです。皮が軟らかくて指を動かしやすく、写真で見るよりデザインも良いです。(楽天市場
  • 小指のプロテクターが省略されるなど、これ以前のモデルに比べてコストダウンされた感は否めません。原因が未だにわからないのですが、若干指が動かしにくいのも気になります。(Amazon

Amazon・楽天とも[jinstar4.5 color=”#ffc32c” size=”16px”]と高評価を得ているだけあり、良い口コミが多いように感じますね。

特に意外とゴツいプロテクションの割に操作性が良いなどの評価が多く、続いて値段が安いという評価も多いように見受けられます。

ただ、人によってはそれでも指が動かし辛いという意見もありました。もし硬さに違和感があれば、適度にミンクオイルを塗ってメンテナンスしていけば自分の手にフィットしていくのではないでしょうか?

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レーシンググローブGP-EVOを実際に使用して感じたおすすめポイント

GP-EVOを使用

ここまでたくさんGP-EVOの特徴をご紹介しましたが、実際に筆者が使用して感じたおすすめポイントは次の3つです!

  1. 新品でもすぐに手に馴染む
  2. 実際の販売価格はお手頃価格
  3. プロテクション部分が多くて安心

一つずつ見ていきましょう!

1.素材が柔らかく新品でもすぐ手に馴染む

カンガルーの革を使用しているからでしょうか?

新品で購入していきなり当日1000ccのバイクに乗ってサーキットを走行しても全く違和感がありませんでした。

地方選手権時代は安いレーシンググローブを使用していましたが、手に馴染むまでに数日かかり、苦労した経験があります。

やはりグレードが高いものは手にしっかりフィットするように出来てますね!

2.価格がお手頃

GP-EVOの前はクシタニのGPRというレーシンググローブを使用していましたが、使いやすさで言うと非の付けどころがありませんでした。しかし、定価が27,700円と高いんですよね。

定価だけで見るとGP-EVOより1,000円高とさほど変わらないように感じますが、

ご参考にAmazonでの販売価格をご紹介すると、(2019年5月時点)

  • GPR・・・¥ 29,916-
  • GP-EVO・・・¥ 24,288-

と、GP-EVOの方が5,000円ほど安く購入できます。

3.プロテクション部分が多くて安心

手の甲と手のひらにあるプロテクションが大きいため、実際衝撃を受けた時に大きなダメージになる確率を大幅に下げられます。

特に手のひらのプロテクションを初めて見た時は、そのゴツさに「スロットル回せるの…?」と思いましたが、これがまた絶妙な位置にあるため、操作に全く影響がありません!

レーシンググローブGP-EVOのメンテナンス方法

GP-EVOを長持ちさせるためには、以下の2つのポイントがあります。

  • 2〜3ヶ月に1回定期的にオイルを塗る
  • 洗濯は手洗い

2〜3ヶ月に1回定期的にオイルを塗る

レーシンググローブは通気性も悪く、レザーが汗を吸って乾燥を繰り返すと、劣化が進んで硬化していきます。

劣化が進むとレバー操作などに影響するため、2〜3ヶ月に1回オイルやクリームを塗りましょう。

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洗濯は手洗い

洗濯

汚れがたまってきたと感じたら、長時間使用しないときを見計らって水洗いしましょう。

中性洗剤か革用の洗剤をバケツに入れ、お湯で軽く押し洗いをしましょう。すすいだ後は革に含まれた水を手で押し出したりタオルで吸い取ったりして日陰に干しましょう。

半乾きになったところで、オイルやクリームを塗り込んで再び乾かして完了です。

GP-EVOと他メーカーのグローブの価格を比較

GP-EVOと他メーカーから発売されている同等クラスのグローブの値段を比較してみましたので、ご参考ください!

スクロールできます
RSタイチKUSHITANIHYODALPINESTAESFIVE
GP-EVOGPR GLOVESEVOLUTION D3OGP TECH LEATHER GLOVERFX RACE
GP-EVOGPR GLOVESEVOLUTION D3OGP TECH LEATHER GLOVERFX RACE
¥26,000-¥27,700-¥32,800-¥35,800- ¥60,000-

海外メーカーのものだと値段も倍近くするものもありあますので、GP-EVOはいかにリーズナブルな価格であるかがわかると思います。

RSタイチのレーシンググローブGP-EVOは文句なしでコスパ最強のグローブだった

特にレースをしている人にとっては信頼できるメーカーのものを使用し、安心してサーキットを走りたいところですよね、でもあまりにも高すぎるものはレースをする上で痛手になります。

筆者も、一時期転倒が多くてどうしても安いグローブしか購入できませんでしたが、その時はやはり操作に違和感があったり、1度の転倒でボロボロになってしまうこともあり、逆に多くの出費になった苦い経験があります。

そう考えると、安全性とコストを考えると、やはり今回ご紹介したGP-EVOが一番おすすめできます!

しっかりした装備品は思い切ってサーキットを攻められるのにも繋がりますし、もしレーシンググローブ選びで迷っているのなら、一度使ってみて損はないと思います!

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この記事を書いた人

19歳から約10年間バイクレースをする/鈴鹿4時間耐久レースクラス優勝/全日本選手権フル参戦経験あり
当サイトではバイクレースやツーリングなど、あらゆるバイクに関する情報を提供しています。

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