キャンプツーリングやアウトドアに向いているバイクは、基本的にどのようなバイクでも構いません。自分のお気に入りのバイクでキャンプに出かけるのがベスト。
しかし、さすがにゴリゴリのスーパースポーツで未舗装路を走ったり、大量のキャンプ用品を積むこともあるため、少なからず向き不向きは存在します。
そこで本記事では、キャンプツーリングやアウトドアに向いているバイクの条件をご紹介し、排気量別におすすめのバイクをご紹介していきます。
↓以下の項目をタップすればおすすめのバイク紹介に飛ぶこともできますので、先に確認したい人は利用してください。
キャンプツーリングやアウトドアに向いているバイクの条件
まずはキャンプツーリングやアウトドアに向いているバイクの条件をご紹介していきます。
- 荷物を積むスペースがあるか
- 長時間のライディングでも苦にならないか
- 押し歩きが楽か
- 未舗装路でも安定して走れるか
- 連続航続距離が長いか
①荷物を積むスペースがあるか
宿泊を伴うキャンプとなると、テントや寝袋など、かさばるものをたくさん持ち運ばなければいけません。そのため、荷物を積むスペースがあるかどうかが重要です。
あらかじめ設けられている収納が大きいかどうかではなく、キャリーバッグやサイドケースが後付けできるかを重視して選ぶのも大事です。
アドベンチャーバイクやツアラーバイクだと、純正でサイドケースが設けられているものもあり、デザインも優れているのでおすすめです。
ちなみに、当然ながら荷物が多いと重量が重くなり、ハンドリングや加減速に大きな影響を及ぼすため、ケースの取り付け位置も気を付けなければいけません。
最近では、タンクの上に設置できるタンクバッグの人気が高まってきました。
重量物をバイクの中心に寄せることができますので、安定して走行することができます。
②長時間のライディングでも苦にならないか
キャンプ場は山奥にあることが多いため、必然的にロングツーリングとなります。
長時間のライディングとなると身体を動かすことができないため、背中や腰が痛くなることがあります。
シート自体が柔らかいものであるか、ライディングポジションは窮屈でないかなどを確認するようにしましょう。
また、走行風は心地よい反面、ライダーの体温を徐々に奪っていきます。
長時間走った後に家に帰ると、少し熱っぽかったりすることがあると思います。これは、身体が失った体温を取り戻そうと熱を出している状態で、風邪をひいたように身体が気だるくなり、体調を大きく崩すこともあります。
そうならないためにも、暴風対策がされているバイクを選ぶのもおすすめです。大型のスクリーンやハンドルカバーが付いているものだと安心ですね。
また、最近のバイクには最新の電子制御システムが装備されていることも多いため、ライダーの運転をアシストしてくれるモデルを選ぶのもありでしょう。
- クイックシフター・・クラッチを切らなくてもシフトアップできる
- クルーズコントロール・・・自動的にスロットルを一定に固定してくれる
- グリップヒーター・・・ハンドルのグリップ部がヒーターになっている
③押し歩きが楽か
キャンプ地は舗装されていない路面が多く、場所によってはバイクを押し歩かなければいけないこともあります。そのため、楽に押し歩きができるバイクである方が良いでしょう。
必ずしもカタログ上で軽いバイクが押し歩きしやすいとは限りませんので、実車を確認するときには押した時の重さや取り回しを確認するのはマストです。
④未舗装路でも安定して走れるか
山奥のツーリングやキャンプとなると、舗装されていないところを進むこともありますので、軽度の未舗装路でも走れるバイクが良いでしょう。
ただし、必ずしもオフロードタイヤでなければいけないということでもありません。
多少のふらつきやギャップの乗り越えにも動じないツアラーやアドベンチャーがおすすめですが、ネイキッドやストリートファイターでも注意して走れば林道でも走り抜けることができるでしょう。
⑤連続航続距離が長いか
長距離のツーリングとなると気になるのがガソリンタンクの大きさ。山奥や見知らぬ土地でガス欠になるのは非常に危険です。
所有するバイクが満タンでどれくらいの距離を走れるかを頭に入れておき、計画的なツーリングプランを立てる必要があります。
また、ガス欠に備えて予備の携行缶を持ち運ぶのもおすすめします。
こちらにはバイク用に向いているコンパクトな携行缶をご紹介していますんので、参考にしてみてください。
キャンプ先での盗難やイタズラに備えてセキリュティがしっかりしているバイクを選ぶのもあり
キャンプでは、バイクの隣にテントを張ることが多いため、盗難のリスクは少ないとも考えられますが、場所によっては夜間に盗まれてしまうこともあります。
また、バイクだけでなく、ツーリングバッグやカバンの中に入っている荷物を盗む人もいるようです。
そのため、バイクの車体にワイヤーロックをかけるのはもちろんですが、バイク自体にセキュリティが付いているものを選ぶのもありです。
こちらの記事にはツーリングの盗難対策について詳しくご紹介しています。
ここからは、キャンプツーリングに向いているおすすめのバイクをご紹介していきます。
【125ccクラス】キャンプツーリング向きおすすめバイク
ホンダ クロスカブ
出典:本田技研工業
スーパーカブの持つ高い信頼性や走行性能を生かしたまま、よりアドベンチャー仕様に進化させたのがクロスカブです。
レッグシールドを廃止し、エンジンを剥き出しにすることで冷却性とデザイン性を向上。長距離走行での疲労軽減も考慮して前後のサスペンションも専用品が装着されています。
リアキャリアにツーリングバッグを詰めるのはもちろん、タンデムステップも取り付けられているため、2人乗りも可能です。
また、空冷110ccエンジンは緻密な設計で振動の軽減が図られており、高回転で回しても不快な振動は起こりません。
ミッションは、お馴染みの遠心クラッチと4速リターン式となっています。クラッチレバーが無く、発進時はニュートラルから1速に入れてスロットルを開けるだけ。
シフトチェンジはスロットルを戻してシフトペダルを踏み込むだけで可能ですので、慣れるとかなり快適に走行できます。
ブロック形状のロードタイヤが装着されているため、そのまま林道走行をすることも可能です。
また、ヘッドライトの両サイドにガードが設けられており、いかにもアドベンチャーバイクのような見た目をしています。
キャンプ先の林道散策など、遊べる範囲が広がる1台です。
車体サイズ(mm) | 全長1935×全幅795×全高1090 |
シート高(mm) | 784 |
重量(kg) | 106 |
燃料タンク容量(L) | 4.3 |
エンジン種類 | 空冷4ストローク単気筒 |
排気量(cc) | 109 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 5.9[8]/7500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 8.5[0.87]/5500 |
燃費(km/L) | 66.7※WMTCモード |
新車価格 | 341,000円(税込) |
中古価格相場 | 19万8000円〜43万3400円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・カブの持つ高い信頼性や走破性をそのまま継承 ・遠心クラッチで操作も楽 悪路も走れるタイヤ ・軽くて林道や小道が楽しい ・なんといっても維持費が安すぎる ・アドベンチャーバイクっぽいスタイルが良い |
ホンダ CT125
出典:本田技研工業
「ハンターカブ」とも呼ばれているCT125は、クロスカブからさらにアドベンチャー仕様となったバイクです。
激しい不整地でも進めるようにフレームを再設計。特にリア周りは荷物をたくさん積むことを想定して強化されています。
ブレーキも前後ともダブルディスク化されており、急激な下り坂でも安定したストッピングパワーがあります。
エンジンは空冷4ストロークOHC単気筒で、中低速域は重い荷物を積んでいても粘り強く加速します。
ミッションは4速でギア比はややロング気味であるため、シフトダウンのタイミングが難しいもの、遠心クラッチのおかげで高回転まで引っ張った時のシフトアップは非常に心地良く感じます。
また、ロングのギア比のおかげで意外とロングツーリングにも向いているバイクとも言えます。
サスペンションのセットも荷物の積載を想定しているため、意外としっかりしています。ワインディングロードから林道走行までさまざまな路面を進むことができるでしょう。
オプションのリアシートを取り付ければタンデムもすることができますので、キャンプ先での冒険に使ったりと遊び方は無限大。ホビー用のバイクとして多くのユーザーに愛されています。
車体サイズ(mm) | 全長1960×全幅805×全高1085 |
シート高(mm) | 800 |
重量(kg) | 120 |
燃料タンク容量(L) | 5.3 |
エンジン種類 | 空冷4ストローク単気筒 |
排気量(cc) | 124 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 6.5[8.8] /7000 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 11[1.1] /4500 |
燃費(km/L) | 67.2※WMTCモード |
新車価格 | 440,000円(税込) |
中古価格相場 | 42万円〜64万円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・遊び心あふれるデザイン ・1人でソロキャンプにだって行ける ・カスタムする楽しさがある |
ヤマハ トリシティ125
出典:ヤマハ発動機
フロントタイヤが2輪の3輪バイクであるトリシティ125。もちろんバイクのように傾けることができます。
フロントタイヤはLMW(リーニング・マルチ・ホイール)テクノロジーが採用され、抜群の安定化を生み出しながらヒラヒラ旋回することができます。
ビッグスクーターのような車体ですので、シート下の収納も大きいのもポイント。もちろんキャリアを取り付ければキャンプ道具もたくさん持ち運ぶことができます。
車体が重くなるため、2014年の販売当初は「125ccのエンジンではもの足りない」と感じる人も多かったのですが、現行モデルはブルーコアエンジンと可変バルブ機構が搭載されているため、走り始めから力強く加速します。
車幅も特別広いというわけではなく、前方から見てみるとハンドルの方が大きく出っ張っているため、一般的な二輪車のような感覚ですり抜けることも可能です。
また、フロント右側にあるインナーパネルにはDC12Vのソケットが内蔵されているため、スマホを充電しながら走行することも可能です。
スマホホルダーをハンドルに取り付ければ、ナビ代わりとして利用もできるのも◯。
車体サイズ(mm) | 全長1980×全幅750×全高1210 |
シート高(mm) | 765 |
重量(kg) | 164 |
燃料タンク容量(L) | 7.2 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク単気筒 |
排気量(cc) | 124 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 9[12] /7500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 12[1.2] /7500 |
燃費(km/L) | 43.6※WMTCモード |
新車価格 | 423,500〜462,000円(税込) |
中古価格相場 | 16万4000円〜59万8000円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・ズバ抜けて安定した走り ・意外とカスタムパーツも多い ・コーナーが最高に面白いバイク |
ホンダ ADV150
出典:本田技研工業
ホンダから販売されているADV150は非常にコンパクトですが、遊び心溢れるデザインで、アドベンチャースクーターとも言えるでしょう。
150ccのエンジンはトルクもあり、加速時にストレスを感じることもありません。
リア周りは少し小さいため、キャンプツーリングと考えると収納に不満を抱くかもしれませんが、多少荒れた路面でもキビキビ走ることができる車体や足回りの魅力が大きいため、愛用しているユーザーも多いのです。
メーターには近代的なデジタル液晶メーターが採用されており、最新のスクーターに乗っている感覚になります。
また、アイドリングストップ機能も備え付けられているため、燃費面でも非常に優れいているバイクです。
タイヤが小さく、エンジンブレーキも小さいスクーターは、他のバイクとは違った操作をしなければいけません。
しかしADV150は足回りもしっかりしているため、無駄なフワフワした感じもありませんので、メリハリのある入力をしてもしっかり答えてくれるでしょう。
ワインディングロードも気持ちよく走り込みたい人でも満足できる1台となるはずです。
車体サイズ(mm) | 全長1960×全幅760×全高1150 |
シート高(mm) | 795 |
重量(kg) | 134 |
燃料タンク容量(L) | 8 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク単気筒 |
排気量(cc) | 149 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 11[15] /8500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 14[1.4] /6500 |
燃費(km/L) | 44.1※WMTCモード |
新車価格 | 451,000円(税込) |
中古価格相場 | 31万5800円〜45万1000円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・リニアなトルクで力強い加速 ・メットインなどの収納も確保されいて便利 ・ホムセン箱も装着しやすい |
【250ccクラス】キャンプツーリング向きおすすめバイク
ヤマハ セロー250
出典:ヤマハ発動機
セローは80年代から販売されていたロングセラーモデルのオフロードバイク。
軽い車体に長いサスペンション、非常に扱いやすいエンジン特性で、マウンテントレールバイクの地位を築いてきたため、バイク付きなら知らない人はいないのではないでしょうか。
残念ながら2020年で生産終了となってしまいましたが、この先も語り継がれるバイクとしては間違いないでしょう。
車高が非常に高く、人を選ぶのではないかと思うかもしれませんが、非常に滑らかで柔らかい味付けの足回りであるため、乗車した時にしっかり沈み込んでくれます。
もちろん深いストローク位置ではしっかりとした粘りもありますので、旋回中でフラつくことはありません。
ブロックタイヤを装着しているため、そのままの状態で林道走行も可能。どのような路面も臆することなく走り抜けられるのは、キャンプツーリングのバイクとして大きなポイントではないでしょうか。
人気者にも関わらず、中古車としてしか購入することができなくなったため、今後徐々に値上がりすることも考えられます。欲しいと思っている人は早めの購入をおすすめします。
車体サイズ(mm) | 全長2100×全幅805×全高1160 |
シート高(mm) | 830 |
重量(kg) | 133 |
燃料タンク容量(L) | 9.3 |
エンジン種類 | 空冷4ストローク単気筒 |
排気量(cc) | 249 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 14[20] /7500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 20[2.1] /6000 |
燃費(km/L) | 38.7※WMTCモード |
新車価格 | 588,500円(税込) |
中古価格相場 | 29万8000円〜82万8000円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・排気量の割にはトルクが大きく軽く発進できる ・足つき性が良い ・タンク容量が大きくガソリンを気にしなくても良い |
スズキ Vストローム250
出典:スズキ
大きな単眼ライトの下に「クチバシ」と呼ばれるフェンダーが設けられており、アドベンチャーバイクらしい見た目をしているVストローム250。
その見た目からゴツゴツした岩場や林道を走るのがお似合いなバイクだと思うかもしれませんが、スムーズなエンジンと減衰が効いたサスペンションの組み合わせで、舗装路のロングライドを得意としています。
心臓部にV型2気筒エンジンを搭載しており、非常にスムーズな吹け上がり。
アップハンドルで乗車位置も高く、長距離ツーリングも苦にならない点も非常に大きな特徴です。
また、リアサスペンションが2人乗りにも対応できるようにセッティングされているため、荷物をたくさん積み込んでもキビキビキ切り返すことが可能。
反対に何も載せたいないと少し硬い印象抱くかもしれませんので、積極的に遠征に出かけたいところですね。
新車価格も比較的抑えられているため、初めてのバイクにもぴったりと考えられます。
車体サイズ(mm) | 全長2150×全幅880×全高1295 |
シート高(mm) | 800 |
重量(kg) | 189 |
燃料タンク容量(L) | 17 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列2気筒 |
排気量(cc) | 246 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 18[24] /8000 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 22[2.2] /6500 |
燃費(km/L) | 31.6※WMTCモード |
新車価格 | 613,800円(税込) |
中古価格相場 | 37万5400円〜66万円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・ゆったりのんびり乗れる ・荷物をたくさん乗せられる ・足つき性が良くて楽 |
カワサキ VERSYS-X 250 TOURER
出典:カワサキモータース
カワサキが本気で開発するアドベンチャーツアラーのVERSYS-X 250 TOURERは、ニンジャ250のエンジンをベースに開発されているため、伸びのある高回転型エンジンを搭載しています。
見た目とは裏腹にガンガン回すと本領発揮し、他のオフリードバイクとは必ず違う路線を走るあたりがカワサキらしいところでもあります。
かと言って低速トルクがないというわけではなく、強過ぎないトルクはむしろスロットルをラフに扱ってもスムーズに発信できるので、ライディングが非常にラク。
発信高速道路を使ったり、ワインディングロードを積極的に攻めたい人でも満足できる1台と言えるでしょう。
また、ツアラーということで、サイドタンクが標準で取り付けられているのも大きな魅力。短期間のキャンプであればあらためてツーリングバッグを取り付けなくても構いません。
販売ランキングでは上位に顔を出すことはありませんが、カワサキ好きや一味違ったオフロードバイクを求めている人から根強い人気があるのも事実です。
山道を軽快に走るのではなく、周いの景色を眺めながらゆったり走るのにも十分なバイクです。
車体サイズ(mm) | 全長2170×全幅940×全高1390 |
シート高(mm) | 815 |
重量(kg) | 183 |
燃料タンク容量(L) | 17 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列2気筒 |
排気量(cc) | 248 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 24[33] /11500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 21[2.1] /10000 |
燃費(km/L) | 24.8※WMTCモード |
新車価格 | 704,000円(税込) |
中古価格相場 | 44万4800円〜65万7800円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・高速クルージングが最高に気持ち良い ・エンジンの粘り強さはピカイチ ・オプションが多くて自分好みにしやすい |
【400ccクラス】キャンプツーリング向きおすすめバイク
ホンダ 400X
出典:本田技研工業
ホンダを代表するネイキッドのCB400SFとフルカウルのCBR400Rのプラットフォームをベースに開発されたクロスオーバーモデルの400X。
アドベンチャーらしいロングスクリーンやフロント19インチのタイヤが装着され、従来モデルよりさらにワイルドな仕上がりになりました。
バイクに跨ってみるとフロント周りが非常に大きく、まるでレーサーレプリカに乗っているかのよう。
車高が非常に高いものの、ロングスクリーンのおかげで高速道路を長時間走行しても疲れにくくなっています。
もちろん足回りの作り込みもしっかりしているため、ギャップもふわっとスムーズに乗り越えてくれます。
リア周りはスリムな設計となっているため、できれば両サイドもしくはタンクにツーリングバッグを取り付けたいところ。
エンジンなどの重量物が車体の中心部分にまとめられているため、旋回時のニュートラル感はどのアドベンチャーバイクよりも優れています。
ゆったり走るのもよし、積極的に林道を走るのもよし、ユーザーの要望に答えてくれる懐の深い1台と言えるでしょう。
車体サイズ(mm) | 全長2140×全幅825×全高1380 |
シート高(mm) | 800 |
重量(kg) | 196 |
燃料タンク容量(L) | 17 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列2気筒 |
排気量(cc) | 399 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 34[46] /9000 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 38[3.9] /7500 |
燃費(km/L) | 28.3※WMTCモード |
新車価格 | 826,100円(税込) |
中古価格相場 | 39万3800円〜78万9000円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・チョイ乗りにも向いている ・人気者であるためバイク仲間にたくさん出会える ・ツーリングの景色に馴染みやすいバイク |
スズキ GSR400
400ccクラスのバイクで乗りやすいバイクとして必ず名前が上がるのがGSR400です。
GSX-R600のエンジンをベースとされているため、高回転域の12000回転で61馬力を発揮します。
車体はアルミダイキャスト製のツインスパーフレームが採用されており、軽さと高い剛性の両立を実現。
スイングアームにもサブフレームが入っており、加速やコーナリングの性能はスーパースポーツにも決して引けを取りません。
これだけ高性能を追求しているため、荷物をたくさん積んでも有り余るパワーで補ってくれます。リアタイヤも厚めのタイヤが装着されていますので、安定して走行できます。
400ccネイキッドの王道バイクCB400と比べると、エンジンパワーや安定感はGSR400の方が優れていますので、よりストイックに走りたい人におすすめです。
車体サイズ(mm) | 全長2090×全幅795×全高1075 |
シート高(mm) | 785 |
重量(kg) | 215 |
燃料タンク容量(L) | 16 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列4気筒 |
排気量(cc) | 398 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 45[61] /12000 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 39[4.0] /10000 |
燃費(km/L) | 32.0※WMTCモード |
新車価格 | 生産終了 |
中古価格相場 | 30万8000円〜66万1900円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・アップマフラーがカッコいい ・ジムカーナもできるほど機敏に動く ・排気音が良い音立てる |
【600ccクラス】キャンプツーリング向きおすすめ大型バイク
スズキ Vストローム650
出典:スズキ
もともと輸出仕様として販売されましたが、12年のモデルチェンジから国内モデルも販売されるようになったモデルです。
Vストロームシリーズは250ccや1000ccもありますが、あえて今回はVストローム650を推すことにしたのは、日本の公道を走るのにちょうど良いサイズであるから。
高速道路もストレスなく走れ、取り回しも楽なサイズで、ツーリング先でも自由に扱うことができます。
極太のオンロードタイヤが装着されているため、アスファルト路面で快適に走れるアドベンチャーバイクと言っても良いかもしれませんね。
高回転までストレスなく回るエンジンやエアロダイナミクスのおかげで、速度を出せば出すほど安定感を増していきます。
リアキャリアも備え付けられているため、大きなツーリングバッグはもちろん、ホムセン箱も簡単に取り付けることができるでしょう。
また、先進のトラクションコントロールが取り付けられているのも大きなポイントです。
ハンドルに備え付けられたボタンによって「OFF」「1」「2」と選択可能で、ウエット時や泥道を走行するときはトラクションをより強く効かせておけば、より安心して走行を楽しむことができるでしょう。
もちろんフロントカウル内にはシガータイプの電源ソケットも標準で装備されていますので、スマホの充電をしながらの運転することだって可能です。
車体サイズ(mm) | 全長2275×全幅835×全高1405 |
シート高(mm) | 835 |
重量(kg) | 212 |
燃料タンク容量(L) | 20 |
エンジン種類 | 水冷4ストロークV型2気筒 |
排気量(cc) | 645 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 51[69] /8800 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 61[6.2] /6500 |
燃費(km/L) | 35.5※WMTCモード |
新車価格 | 924,000円(税込) |
中古価格相場 | 43万円〜81万4000円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・大型バイクに乗っている感が大きい ・注目されやすく良く話しかけられる ・ストロークが長いサスのおかげで乗り味が良い |
ホンダ CB650R
出典:本田技研工業
ホンダ伝統CBシリーズのミドルクラスとして開発されたのがCB650Rです。
シートカウルが短く、極太の倒立サスがと装着されており、近年人気が高まってきたストリートファイターのような見た目をしています。
非常にスタイリッシュな見た目ですが、もちろん性能面でも優れています。
フロントにはSHOWA製のSFF-BP(セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)が採用され、かっちりとしたハンドリングをしています。
フロント周りがしっかりしていると車体全体に安定感が生まれ、ストレスなく走行することができます。
また、ハンドルの切角が大きく取られているため、取り回しも楽にすることができます。
メーターはまるでスマホのようなフラットデザインで、バックライトも明るく視認性も良好。
アナログメーターに慣れていた人は違和感を感じることもあるかもしれませんが、見慣れてくるとむしろこちらの方が見やすいと思うかもしれません。
シートカウルの大きさを考えると、タンクバッグを取り付けることを推奨しますが、両サイドに小さなツーリングバッグを取り付けるのもおすすめです。
車体サイズ(mm) | 全長2120×全幅780×全高1075 |
シート高(mm) | 810 |
重量(kg) | 201 |
燃料タンク容量(L) | 15 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列4気筒 |
排気量(cc) | 649 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 70[95] /12000 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 64[6.5] /8500 |
燃費(km/L) | 21.3※WMTCモード |
新車価格 | 979,000円(税込) |
中古価格相場 | 79万8000円〜96万8000円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・ノーマルマフラーでも音が良い ・クイックシフターもあるのでシフトアップが楽 ・乗ってるとワクワクする |
ヤマハ TMAX 560
出典:ヤマハ発動機
ヤマハのスポーツコミューターであるTMAX 530 DXは、のんびり風を感じながら走りたい人におすすめの1台です。
さすがは大型のスクーター。威圧されるほどの存在感はありますが、今時の大排気量車に多く採用されいているトラクションコントロールや、エンジンの出力特性を変える走行モードなどの電子技術が装備されており、安心して乗れるバイクでもあります。
大きな特徴である大型のスクリーンのおかげで走行風を大幅に低減。ちなみにスクリーンは電動で無段階に調整することができます。
高速道路巡航時はスクリーンを目一杯高くしておくとかなり楽。反対に景色を楽しみたい時には目一杯下げて視界を確保すると良いでしょう。
また、シートが広くて座りやすいため、長時間のツーリングでも苦痛を感じることはありません。
スクータータイプであるため、ミッションはオートマですので、スロットルを捻ればすぐに走り出してくれます。
クルーズコントロールも装着されているため、操作自体も非常に簡単なのも大きなポイント。
大きなシート下の収納スペースも広く、ある程度大きなキャンプ用品を収納しておくことも可能です。
車体サイズ(mm) | 全長2200×全幅765×全高1420 |
シート高(mm) | 800 |
重量(kg) | 220 |
燃料タンク容量(L) | 15 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列2気筒 |
排気量(cc) | 561 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 35[48] /7500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 56[5.7] /5250 |
燃費(km/L) | 22.1※WMTCモード |
新車価格 | 1,276,000〜1,419,000円(税込) |
中古価格相場 | 114万9900円〜135万8000円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・スタイリッシュなデザイン ・機敏に旋回できる ・気が付けばスピードを出しすぎるほどスムーズ |
【750ccクラス】キャンプツーリング向きおすすめ大型バイク
ホンダ NC750X
出典:本田技研工業
ミドルクラスのクロスオーバーとして高い人気を誇っていたNC750Xは、2021年のモデルチェンジによってデザインや性能が大きく向上しました。
新開発のフレームや前後サスペンションのおかげでしなやかな動きを得意としており、積極的にロングライドをしても他のバイクと比べて疲労度が軽減されています。
エンジン内部も改良されており、より実用域でのパワーを重視して開発されています。
トラクションコントロールやクルージング機能も備え付けられているため、ゆったり楽しむことができるでしょう。
また、スタイリングに関しては、高めのハンドル位置に広いハンドルの組み合わせのおかげで上半身が楽になるように設計されています。
フロント部分のごつい見た目のおかげで存在感がありますが、シート高は800mmと低く、足つき性に余裕があるため、女性ユーザーも多くなっています。
純正オプションにサイドケースやリアケースがラインナップされており、こちらを取り付ければタンデム走行をしながら荷物をたくさん積載することも可能。
フロントタイヤを見てみると片側2ポッドキャリパーで少々頼りないようにも感じるかもしれませんが、その分リアブレーキの効きが優れているため、安心して止まることができます。
乗り手にストレスを感じさせないバイクとしてこれ以上のバイクは存在しないのではないかと思える1台です。
車体サイズ(mm) | 全長2210×全幅845×全高1330 |
シート高(mm) | 800 |
重量(kg) | 224 |
燃料タンク容量(L) | 14 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列2気筒 |
排気量(cc) | 745 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 43[58] /6750 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 69[7.0] /4750 |
燃費(km/L) | 28.6※WMTCモード |
新車価格 | 924,000円(税込) |
中古価格相場 | 39万円〜87万1200円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・4速までで十分走れる ・思っているよりお尻が痛くならない ・DCTのおかげで下り坂も安心 |
ホンダ NM4-02
出典:本田技研工業
映画に登場する宇宙船を思わせる独特なフォルムをしているNM4-02は、リアに2つの収納スペースが設けられているのが大きなポイントです。
収納のおかげでタンデムシートは小さめになっていますが、その分人1人がすっぽる収まる余裕のあるシート形状をしており、バイクとの一体感を感じることができます。
ちなみにタンデムシートを跳ね上げればバックレストとして活用できます。
ビッグスクーターのジャンルに分類されるため、ミッションはオートマチックが採用されています。
また、エンジンは54馬力とやや抑えめに設定されていますが、低速トルク重視で非常にスムーズな発信ができます。
オートマの完成度も高く、エンジンブレーキもしっかり効かせられるため、スクーターにありがちな減速で怖い思いをすることもありません。
車体の剛性も高く、ハンドルを切った時もリニアに切れ込んでくれるため、まるでネイキッドに乗っているかのような感覚になります。
もちろんバンクセンサーも付けられているため、時にはスレスレまでバンクするほど攻め込んでも面白いかもしれません。
車体サイズ(mm) | 全長2380×全幅810×全高1170 |
シート高(mm) | 650 |
重量(kg) | 255 |
燃料タンク容量(L) | 11 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列2気筒 |
排気量(cc) | 745 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 40[54] /6250 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 68[6.9] /4750 |
燃費(km/L) | 26.4※WMTCモード |
新車価格 | 1,020,600円(税込) |
中古価格相場 | 77万7700円〜108万9000円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・どこに行っても目を引くデザイン ・安定感があり横風の心配が少ない ・シート高が低くて足つき性抜群 |
【1000ccクラス】キャンプツーリング向きおすすめ大型バイク
カワサキ NINJA1000SX
出典:カワサキモータース
カワサキを代表する「NINJA」シリーズのNINJA1000は、ロングツーリングに特化して走行するために設計されているモデルです。
スーパースポーツのようにも見えますが、大型のスクリーンやアップハンドルが採用された快適重視。スクリーンは4段階に調整することが可能です。
高速走行時の安定性は言うまでもありませんが、決して硬すぎない指すセットのおかげでウエット路面や少々荒れた路面でも高い安定感を維持し続けてくれます。
また、クルーズコントロールや電子スロットルのおかげで、どれだけ乗っていても全く苦にならないと感じます。
リッターバイクであるため、それなりの重量はありますが、取り回しのために押し歩いてみると、意外と素直に動いてくれます。
スピードと快適性を両立したNINJA1000SXで、テントを積んで遠く離れた土地に行ってみるのも良いかもしれませんね。
車体サイズ(mm) | 全長2100×全幅830×全高1190 |
シート高(mm) | 820 |
重量(kg) | 236 |
燃料タンク容量(L) | 19 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列4気筒 |
排気量(cc) | 1043 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 104[141] /10000 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 111[11.3] /8000 |
燃費(km/L) | 17.5※WMTCモード |
新車価格 | 1,485,000円(税込) |
中古価格相場 | 129万8000円〜143万円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・マフラーから聞こえるカワサキサウンドもいい ・スポーティなデザイン ・グリップヒーターが重宝する |
ヤマハ トレーサー900GT
出典:ヤマハ発動機
流行りのクロスオーバーに分類されるトレーサー900GTは、フルアジャスタブルの倒立式フロントフォークや油圧プリロード調整が備え付けられているリアショックがある本格的なスポーツ志向のバイクでもあります。
歴代のトレーサーはハンドルが広く、林道走行など悪路でも対応できるような設計とされていましたが、GTとなったことでハンドル形状を見直し、より自然なフィーリングとなりました。
また、長めのツイングアームのおかげで高速巡航時の安定感も高まり、アスファルト路面で落ち着いて走られる仕上がりになったのです。
もちろん決して快適性を犠牲にしているわけではありません。ハンドルにはグリップヒーターが装着されており、リアシートはより柔らかくなりました。
クイックシフターも標準装着されていますので、シフトアップも簡単。これだけでトレーサー900GTを選ぶ価値もあるのではないでしょうか。
ハンドルガードは小型化されましたが、前モデルと同等の防風性を持っているため、特に大きな問題ではありません。
キャンプ地だけでなく、そこまでの行き道も十分に楽しめるバイクとも言えるでしょう。
車体サイズ(mm) | 全長2175×全幅885×全高1430 |
シート高(mm) | 810 |
重量(kg) | 220 |
燃料タンク容量(L) | 19 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列3気筒 |
排気量(cc) | 889 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 87.5[119] /10000 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 93[9.5] /7000 |
燃費(km/L) | 19.7※WMTCモード |
新車価格 | 1,133,000〜1,221,000円(税込) |
中古価格相場 | 54万9900円〜115万5000円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・スリッパークラッチが良い ・6速からでもどんどん加速する ・スクリーンのおかげで高速道路が楽 |
ホンダ CRF1000L アフリカツイン
出典:本田技研工業
1000ccの国内アドベンチャーバイクの中で最も有名なバイクであるのがホンダのアフリカツインではないでしょうか。
アフリカツインの名前は、パリ・ダカで連勝していたラリーバイク「NXR750」のレプリカとして販売されたのが発端です。
その名前を堂々を掲げるCRF1000Lは、当時の面影を残したまま、現代のバイクらしいスタイリッシュなデザインで、大きな存在感を放ちます。
気になる装備は電子スロットルに加え、急ブレーキ時にウインカーを点滅させて後続車に危険を伝える「エマージェンシーストップシグナル」も装備されています。
もちろんグリップヒーターも装備されていますので、雨天時や標高の高いところも積極的に走行できます。
タイヤはフロントに21インチの大型スポークタイヤを装着しているため、ちょっとやそっとのギャップであれば何なりとクリアできます。
接地感自体が弱まってしまう懸念もありますが、剛性の高い倒立サスのおかげで車体をバンクさせてもしっかり踏ん張ってくれます。
トルクに関しては言うことがありませんので、重量物を搭載したままタンデムをしても全く苦にならず走行できます。
新車価格が158万円というのも大きな魅力ですので、大型アドベンチャーバイクに挑戦したいと思っている人にぴったりのバイクではないでしょうか。
車体サイズ(mm) | 全長2330×全幅930×全高1475 |
シート高(mm) | 870 |
重量(kg) | 240 |
燃料タンク容量(L) | 18 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列2気筒 |
排気量(cc) | 998 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 70[95] /7500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 99[10.1] /6000 |
燃費(km/L) | 21.1※WMTCモード |
新車価格 | 1,585,100円(税込) |
中古価格相場 | 74万9900円〜138万円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・DCTのおかげで発進が楽 ・センタースタンドを立てるときも意外と楽 ・セローが大きくなったイメージ |
ヤマハ NIKEN GT
出典:ヤマハ発動機
これ以上の見た目を持つバイクは存在しないのではないかと思うほど奇抜なデザインのNIKEN。フロント2輪の3輪バイクです。
フロントの接地感が高く、コーナーでも安定感は、まるで車に乗っているかのよう。もちろん曲がるときはしっかりバンクさせます。
外側配置された片側2本のサスペンションのおかげでリーンした時は自然なフィーリングとなっています。
エンジンはMT-09やXSR900のものをベースに、低回転でもスムーズさを向上。クイックシフターやクルーズコントロールなどの最新システムを標準装備しているため、長距離走行も苦になりません。
一般的なマニュアルミッションのバイクと同じで、自分でシフトチェンジができるのもポイントです。
足つき性は決して良い方ではありませんが、またがって走り出してみるとスーッと走り出してくれますので、体格が小さい人でも容易に乗るこなすことができます。
見た目とは裏腹に取り回しも非常に快適ですので、ツーリングの行き先で不便に感じることもないでしょう。
車体サイズ(mm) | 全長2150×全幅885×全高1425 |
シート高(mm) | 835 |
重量(kg) | 267 |
燃料タンク容量(L) | 18 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列4気筒 |
排気量(cc) | 845 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 85[116] /10000 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 87[8.9] /8500 |
燃費(km/L) | 18.1※WMTCモード |
新車価格 | 1,980,000円(税込) |
中古価格相場 | 132万8000円〜134万8000円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・高速旋回時でも抜群の安定感 ・雰囲気を楽しむのにも向いている ・タンデムも楽しめる |
BMW S1000XR
出典:BMWモトラッド
2015年にAdobeのラインナップに加わったS1000XRは、名前にある通り、本格スポーツであるS1000RRがベースとなっています。
本格アドベンチャーの「GS」系とは異なり、クロスオーバーとしての位置付けであるため、「XR」の名前が付けられました。
とは言えスーパーバイクでも活躍しているS1000RRのエンジンをそのまま使うのではなく、中低速でピークパワーを発生できるようにセッティングされています。
これにより、早めのシフトアップをしていけば、スーッと加速していきながら巡航スピードに達することができるでしょう。
もともとが1万回転以上回せるエンジンですので、もちろんガンガン回して楽しむのもアリ。ただし6000回転あたりのピーク域まで遠慮なく加速していきますので、スロットルオンには気をつける必要があります。
また、車体には「フレックスフレーム」が採用。エンジン自体もフレームの一部として機能させているため、車体の中心部分の安定感が際立っています。
キャンプツーリングはもちろんですが、有り余るパワーは軽く流すのもにも向いていますので、街中を流すのも楽しむことができる1台です。
車体サイズ(mm) | 全長2180×全幅930×全高1470 |
シート高(mm) | 840 |
重量(kg) | 232 |
燃料タンク容量(L) | 20 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク並列4気筒 |
排気量(cc) | 999 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 121[165] /11000 |
最大トルク(N・m /rpm) | 114/9250 |
燃費(km/L) | 15.77※実働平均 |
新車価格 | 1,994,000円(税込) |
中古価格相場 | 114万円〜245万円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・エンジンが気持ちよく回る ・重心が高く切り返しが楽 ・7000回転あたりからSS並みの音がする |
タンデムもできるキャンプツーリング向きおすすめバイク
ホンダ CB1100
出典:本田技研工業
空冷エンジンと左右2本出しマフラーのおかげでクラシカルな雰囲気を保ちつつ、最近のトレンドでもあるリア周りをスッキリさせたデザインのCB1100。
高級感も持ち合わせていますので、しっかり身支度を整えてから乗りたいモデルです。
CBシリーズであるため、自然なフィーリングのハンドリングはもちろん、1000ccオーバーの排気量のおかげで軽々加速してくれます。
タンデムシート自体は小さく、やや窮屈に感じるかもしれませんが、乗り味が非常に優れているため、長時間のタンデムも苦になりません。
タンクが非常に長いため、大型のタンクバッグを乗せることも可能ですので、荷物がたくさんあっても大丈夫。
メーターはこのクラスにしては珍しいアナログ2眼ですが、直感的な視認性はこれの右に出るものはないのではないでしょうか。
グリップヒーターは5段階に調整可能で、常にレベルがメーターのパネルに表示されるのも嬉しいポイントです。
空冷と言えどもエンジンがかなりの重量を占めていますが、その分ホイールを軽くすることに注力されており、ヒラヒラと切り返すことができます。
キャンプツーリングだけでなく、ソロツーリングやタンデムでちょっと出かけるのにもぴったりのバイクとも言えるでしょう。
車体サイズ(mm) | 全長2205×全幅835×全高1130 |
シート高(mm) | 785 |
重量(kg) | 256 |
燃料タンク容量(L) | 17 |
エンジン種類 | 空冷4ストローク並列4気筒 |
排気量(cc) | 1140 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 66[90] /7500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 91[9.3] /5500 |
燃費(km/L) | 18.9※WMTCモード |
新車価格 | 1,362,900円(税込) |
中古価格相場 | 46万9900円〜250万円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・足つき性の良さや乗車姿勢のおかげで疲れにくい ・ゆったり走るのに向いている エンジン音がとても良い |
BMW R1250GS
出典:BMWモトラッド
BMWから販売されていれうR1250GSは、オン・オフ問わない走行性能を誇るアドベンチャーバイクです。
1254ccの水平対抗4ストロークエンジンを搭載しており、全域で安定したパワーを発揮します。
また、水平対向エンジンは、構造上振動を抑えることができる上に、重心を下げることができますので、抜群の安定感を生み出すことができます。
これだけ大きい車体を扱うため、安全装備も気になるところ。
トラクションコントロールを備え付けているのはもちろん、車体が傾斜している時に安定して減速できる「BMW MotorradインテグラルABS Pro」の搭載、さらに坂道発進時のアシスト機能やコーナリングライトのなど、ライダーを手助けする機能が満載されています。
200万円オーバーのバイクですので、手に入れるのは容易ではないかもしれませんが、BMWの最新技術を堪能したいと考えている方にぜひ乗っていただきたいと思います。
車体サイズ(mm) | 全長2205×全幅965×全高1490 |
シート高(mm) | 850 |
重量(kg) | 256 |
燃料タンク容量(L) | 20 |
エンジン種類 | 空・水冷4ストローク並列4気筒 |
排気量(cc) | 1254 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 100[136] /7750 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 143/6250 |
燃費(km/L) | 21.0※WMTCモード |
新車価格 | 2,192,000円〜 |
中古価格相場 | 160万円〜269万9000円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・見た目もかなりインパクトがある ・キャリーバッグをたくさん積める ・どこでも走れる走破性 |
ホンダ ゴールドウイング ツアー
出典:本田技研工業
タンデムバイクの最高峰とも位置付けられるのは、やはりゴールドウイングではないでしょうか。
その中でも「ツアー」と呼ばれるグレードは、後席に乗っている人を包み込んでくれる大型のタンデムシートや61リットルという超大型のリアトランクが採用されています。
また、ゴールドウイングの特徴でもあるスピーカーは、前後合わせて4個設置されており、音質も追求されています。
心臓部には1833ccの水平対抗6気筒エンジンが搭載されており、走り出しから巡航までストレスなく走ることができます。
意外にもエキゾーストサウンドにもこだわりがあり、重厚な低音となるような味付けとされています。
ミッションは7速+リバーズのDCTが採用。ハンドルスイッチを押すことで、微速前後進ができるので、巨大な車体でも容易に取り回しができます。
さらにアイドリングストップ機能も搭載されており、大排気量のエンジンでありながら燃費もしっかり考慮されているのも嬉しいところ。
エンジンケースにはLEDのフォグライトも標準で搭載されており、暗い夜道や視界が悪いところも安心して進むことができます。
タンデムツーリングを楽しむのであればこれ以上のバイクは存在しないでしょう。
車体サイズ(mm) | 全長2,615×全幅905×全高1,430 |
シート高(mm) | 745 |
重量(kg) | 389 |
燃料タンク容量(L) | 21 |
エンジン種類 | 水冷4ストローク水平対向6気筒 |
排気量(cc) | 1833 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 93[126] /5500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 170[17.3] /4500 |
燃費(km/L) | 18.2※WMTCモード |
新車価格 | 3,465,000円(税込) |
中古価格相場 | 34万8000円〜700万円 |
ユーザーのおすすめポイント | ・大型のタンデムシートで乗り心地抜群 ・普通車並みのエンジンパワー ・微速ギアも搭載されているから取り回しも楽 ・荷物がたくさん積める |