バイクで知らない場所に行き、好きなところで自由に眠る。野宿の魅力は語りつくせないものがありますよね。
しかし、野宿には危険もセットでついてくるのが現実。近隣住民に通報されるなど、時代にそぐわない方法になりつつあるのかもしれません。
ですが経験を積めば、バイクの野宿に適さない場所を察知することができます。ただ、経験のない初心者には野宿をするハードルは高いもの。
そこで本記事では、バイク野宿初心者のためのお役立ち情報をまとめました。
ここで書かれている情報を読んでおけば、初めての野宿でも致命的な失敗は避けられますので、
- 野宿しようとしたところが出来なかった
- 野宿できなくて夜通し走ってしまった
- 二度と思い出したくない最悪の思い出になった
などが起こらないよう、バイク野宿のポイントを解説していきます!
バイクでの野宿では何が危険?
バイクの野宿では大きな危険がつきもの。
「夏なら、どこで寝ても大丈夫!」と初心者ほど思うかもしれませんね。
いざとなったらネットカフェに逃げ込めばいいや!と軽く考えていると、最悪の野宿体験をすることになってしまうことになるでしょう。
なぜなら野宿には次のような危険があるからです。
- 寝れない
- 自然にやられる
- 人に狙われる
- 寒くて死にそうになる
- 食料と水が無くなる
順に解説していきますので、特に初心者の方は目を通しておいてください。
また、本記事を読んで野宿ができないと判断したものの、それでも宿泊費を節約したいと考えている人は「ライダーハウス」に泊まる選択もありますので、こちらも参考にしてみてください↓
慣れるまでは睡眠時間に注意
自由な場所で好きなだけ寝れると、初心者は間違いを犯します。
野宿をしていると慣れるまでなかなか体力が回復しません。「ああ、布団とはなんて偉大なんだ」と野宿をした人ほど感動するんです。
それは、テントやマット、シェラフなどをフル装備しても同じです。人間の体は初めての場所では、本能的に熟睡できないようになっているようです。
初心者が野宿でぐっすりと寝て、翌日体力全開で走るのは不可能です。睡眠時間のことを1番に考えるなら、野宿はやめておきましょう。
川や海など自然の影響を受ける
水の近くは特に増水に注意。雨などが降れば、テントの近くに水の流れが出来ることもあります。
また、野生動物からの影響も多く、テントを壊されたり最悪の場合は命の危険を脅かされるなんてこともあるでしょう。
「寝る時も気が抜けない!」こういった状態は、実際に野宿をしてみないと経験できないかもしれませんね。
人に狙われる
野宿では場所を間違えると人間に狙われます。
それはさまざまな形で表れるので、なにが起こるかの予想は不可能と思ってください。
- 暴走族に取り囲まれる
- 浮浪者に狙われる
など、たくさんの事例があります。この世で一番恐ろしいものは人間ですからね。
人に迷惑をかけることがある
自然の驚異を避け、水や明かりなどを求めると、逆に人に迷惑をかけることがあります。
施設管理者や私有地だと警察を呼ばれたりするケースもあります。野宿をするなら、他人に迷惑をかけないところでやりましょうね。
予想外の寒さに眠れないことも
夏だからどこでも大丈夫!とバイクで走りだしても、標高が上がれば夏でもかなり寒くなります。
標高が100m高いと0.6℃下がるとも言われているため、単純に標高1000mであれば6℃も気温が下るということになります。
さらに風の通り道や日陰、いろいろな条件で夜は寒くなり、凍えてしまって眠れなくなることがあります。
田舎に行くほど水と食事を調達できなくなる
普段の生活では食事や水の心配をすることがありませんが、野宿はキャンプ場などと違い、水と食料が調達しにくくなる危険もあるのです。
しかもバイクの積載は車に比べるとかなり少ないため、余分に買っておくことはできません。
さらに田舎に行くほど24時間営業のコンビニなども少なくなります。後で買ってこようと思っても気づいたら調達不可能になることもあるので注意しましょう。
電気がなくなると危険
夜になると周りが真っ暗になってしまうことも野宿の危険です。
スマホのバッテリーがあれば懐中電灯で照らせますが、スマホは田舎になるほど電波を探すので、バッテリーを消費しがちです。
そのため唯一の連絡手段であるスマホの電力は、できるだけ無駄な消費をしないようにしたいところです。
真っ暗になると出来ることは寝ることだけ。ただし、じっと太陽を待つのは心細いので、小型のライトは用意しておきたいですね。
バイクでの野宿に適したところ
野宿のポイントは場所選びです。
ここでは、野宿に適したおすすめの場所をご紹介していきます。
- 道の駅
- 橋の下
- 東屋(休憩所)のある場所
- 人目につかない公園
- 砂浜・湖・河川敷・林道
- バス停・無人駅
①道の駅
バイクで野宿をするなら、まず道の駅を考えましょう。道の駅は野宿に適しているポイントがあります。
- 車中泊の人がたくさんいる
- トイレや水も使える
しかも道の駅には24時間休憩所という場所が設置されているところもあります。ここでは遠慮なく朝まで休憩させてもらえますので気持ち的にもかなり楽。
ただし管理者によっては野宿禁止を掲げている道の駅もあるので注意してください。
車と違ってバイクは野宿をしているのがバレバレですから、寝ようと思った場所で管理人に起こされるということもあります。
最悪野宿場所に困ったときは、管理人がいなくなった時間〜出勤してくる時間まで使わせてもらうといいかもしれませんね。
②橋の下
古くからある野宿ポイントです。橋の下は雨に当たらず、人も少ないので野宿に適しています。
ただ、どんな橋の下が野宿に適しているかは、経験を積まないと解らないので注意してください。
例えば、サイクリングコースがある場所などでは、広くてきれいですが人の目があります。しかも早い時間に人が通るので、あまり適した場所ではありません。
反対に管理のされていない河川敷などでは、虫の攻撃を受けることになります。野宿をするときは、橋とその河川敷を要チェックです。
③東屋(休憩所)のある場所
東屋(あずまや)を見つけることが出来れば、野宿はほぼ成功と言っていいでしょう。テントが濡れない、もしくはテントすら必要ない場合もあります。
柱だけの小屋。屋根があるため休憩所として利用される
東屋は河川敷や大きな公園などに見られますね。
ただし公園は管理者がいるため、なるべく利用時間を短めにした方が良いでしょう。
④人目につかない公園
日本全国には公園が沢山あります。野宿経験を積むほど、どの公園が野宿に適しているのかわかるようになります。
いわば公園ソムリエのように、「あ、ここ寝れる!」と直感でわかるんです。
その指標の一つが人目につかないこと。
野宿では何よりも人が怖ろしいのです。特に生活している人から見たら、野宿しているテントは恐怖の対象にもなるようです。
⑤砂浜・湖・河川敷・林道
国民の共有財産であり、かつ管理者もいないこれらの場所は野宿に適しています。
ただし、人目につかないだけに全てが自己責任になるのを忘れないようにしましょうね。
野宿の危険については次項で詳しく説明しますが、その危険がこれらの場所には全て当てはまります。
⑥バス停・無人駅
田舎に行くほど大きなバス停があると思いますが、そのバス停は優秀な野宿スポット。
扉が閉まるタイプなら、テントより優れた個室に早変わりです。同じ理由で無人駅も野宿スポットして使えます。
注意点は何と言っても時間。
最終便の後に入り、始発の前に出ていきましょう。利用者と会わないようにするのが野宿のマナーです。
バイクでの野宿をすると危険な場所
適したポイントの次に覚えておいてほしいのは危険な場所。
- 私有地
- 人通りの多い公園
- 港・波止場
とりあえずココさえ回避しておけば、最悪の事態にはなりません。
私有地
農家の空き地など、平地がたっぷりあって綺麗な場所は、人が管理していると思ってください。
もちろん私有地に勝手に野宿してはいけませんので、も宿するのであれば許可を取るようにしましょう。そうしなければ即刻警察をよばれてしまいます。
人通りの多い公園
ヤンキーDQN、ウェイ系など呼び名は様々ですが、彼らから攻撃を受ける恐れがあります。
実際にロケット花火を打ち込まれたり、テントの周りをぐるぐる回られるというケースもあるそうで、そうなるともう恐怖で眠れません。
また、人通りが多いと警察に通報されてしまったり、ホームレスの方がいる場所だったりします。話せばわかってくれますが、なるべく面倒ごとは起こしたくないですからね。
港・波止場
働く人や人通りが多いだけでなく、害虫も多いという点で野宿に向いていません。
駐車場の片隅で、朝日がのぼるまでなどの利用にとどめておいた方が良いでしょう。
バイクで野宿する場所の探し方
野宿に適した場所・適さない場所が把握できれば効率的に探せますので、移動中はある程度の余裕を持って走ることができるでしょう。
さらに探し方にもコツがあるので、ぜひ覚えておいてください。
日が落ちる前に探すのが鉄則
なるべく移動したい気持ちが湧いてくるのが野宿旅ですが、これは初心者が陥りやすい失敗です。場所は日の落ちる前に探しておきましょう。
夕方、薄暗くなってからでは野宿ポイントを見つけることは難しくなります。
また、野宿はテントの設営や、食事の準備など、時間はあっという間に過ぎてしまうのです。ポイントの探索は遅くても17時前までには終わらるのが鉄則です。
エスケープポイントを用意しておく
「ここにしよう!」と腰を下ろしても、様々な要因で野宿できないことがあります。
例えば、暴走族のたまり場になっていたなど、やめておいた方がいい状況も考えられますので、なるべく近くに別の野宿ポイントを押さえておくのが理想的です。
無ければネットカフェや健康ランドなど、最悪お金さえあれば解決できる場所があれば、事前にチェックしておきます。
バイクで野宿をする時に気をつけること
車と違ってバイクの野宿は思わぬアクシデントに見舞われることも考えられますので、バイク野宿で気を付けることは、以下の7つとなります。
- できれば下見をしておく
- なるべく人が多いところは避ける
- 野宿していることがわかるようにする
- 食事と水は大切
- 施設の営業時間をチェックしておく
- 寒さには注意する
- 野宿用の装備はケチらない
ちょっと多いかもしれませんが、どれも大事なことですので一つずつ確認しておきましょう!
できれば下見をしておく
地図やGoogleマップで確認しただけでは、現地に着いてからイメージと異なり、「あれ、野宿できない!」となる場合もあります。
それが夕方以降だと移動する時間も限られてしまうので、野宿はキツイものになるでしょう。そのためできれば下見をしておくのが良い方法です。
なるべく人が多いところは避ける
野宿の失敗には人が絡んでくるケースが多いです。
人がいれば何があっても安心と考えるのは、お金を使った宿泊であるからこそです。野宿では反対に危害を加えられることになる場合も少なくありません。
これが車中泊なら車内にこもればいいのですが、バイクではそうはいきません。そのため、なるべく人が多いところは避けるようにしましょう。
野宿していることがわかるようにする
野宿をするときは周りに野宿していることをアピールするのも大事。一般市民にとって野宿者は不審人物でもあります。
警察に通報されるのを避けるためには、テントをバイクの横に張るなど、野宿していることを一目でわかるようにしておきます。
バイクのナンバーなどで「旅をしている人アピール」ができれば成功です。目が合えばこちらから挨拶するなども効果的。
さらに「ちょっとだけ、テント張らせてもらってます」と言っておけば、トラブルを避けることができますよ。
食事と水は大切
バイクの積載量を考えると、なるべく食事と水は少なくしておきたいと考えると思いますが、野宿ではこれがかなり危険。
コンビニが近くにあればいいのですが、そのコンビニが24時間ではなかったりすると食料が手に入りません。
特に水は食事や水分補給だけでなく、歯磨きや食器洗いなどにも使用するため、とにかく貴重な存在なのです。
そのため、あからじめたっぷりと準備しておくのがポイント。野宿に慣れてくれば、必要最低限の量が解ってきます、それまでは余分に持っておきましょう。
ツーリングボックスに余裕があれば給水袋に水を入れて持ち運ぶのもいいかもしれませんね。
また、ちょっとしたスペースがあればいくつか防災食を入れておくと、緊急時に役立つのはもちろんですが、非常食を備えていることで精神的にもかなり楽になるでしょう。
施設の営業時間をチェックしておく
フェリーターミナルや道の駅など、夜になると閉鎖することがありますので、あらかじめその夜の営業時間をチェックしておきましょう。
これを怠ると、深夜に突然追い出されることがあります。
寒さには注意する
夏でも標高が高かったり、風が強かったりすると寒さとの戦いになります。
車ではエンジンをかければ解決しますが、バイクはそうはいきません。保険のためにカイロを持っておくと安心です。
野宿用の装備はケチらない
野宿では慣れないうちは体力を消耗します。
シュラフやテント、マットなどを安いもので揃えてしまうと、冷気や風を十分に防ぐことができませんので、その分消耗が激しくなります。
しかも安い製品はかさばるので、バイクに積載できなることもあるでしょう。
上級者ほど装備はケチらなくなるもの。その快適性は野宿をするなら大きな価値となるでしょう。
ホテルに泊まったと考えれば、野宿の装備の費用対効果はすぐれたコスパとなりますからね。
バイクで野宿する時に必要なもの
バイク野宿に必要なアイテムを紹介します。
最低限これだけあれば、なんとか夜をこえることができるはずです。
初心者にはテントは必須
野宿上級者になれば、テントを使わず道の駅のベンチで朝を迎えることもできるでしょう。しかしそれはごく一部。
テントは温かさだけでなく、雨水から身を守り、人の視線から身を守ります。バイクに積むならコンパクトになり、かつ素早く設営できるタイプを選びましょう。
バイクに乗っている人におすすめのテントはこちらです。
実際バイク野宿をする人で、これを持っている人は多いです!それほど携帯性と設営に優れており、長い間愛されてきた定番商品です。
熟睡はマットにかかっている
お金をかけるべき必須アイテムがマット。このマットがあることで、地面の冷たさから身を守ってくれるのです。
また、体は寒ければ筋肉を震わせて熱を生み出そうとしますが、そのまま疲労になるため、寝ても疲が抜けなくなります。
そうならないよう、マットは必需品とも言えます。
写真にマットの片面にアルミ加工がされており、地面の寒さから身を守ってくれます。しっかりとした素材なので長く使えるのもポイント。エアマットに比べて多少かさばりますが、その分設営は楽なんですよね。
耳栓
車の音や人の話し声はとても気になります。また、自然の中では野生動物の唸り声、川の瀬音、虫の羽音なども気になるでしょう。
そのため耳栓は野宿セットの中に必ず入れておきましょうね。
必要になったら100円ショップで買えばいいやと思っていると、必要な時にありませんので、あらかじめしっかりとしたものを買っておけば、野宿の時に大活躍します。
おすすめは人間工学に基づいて設計されているシリコン製の耳栓です。高い防音効果はもちろん、長時間の使用でも疲れることもありません。
虫除け対策品
野宿の危険で見落としがちなのが虫問題。特に水場や森林の近くでは、普段の生活からは考えられないほどの虫に襲われます。
朝起きたら蚊にすわれて顔がボコボコになっていた、ブヨが寄ってきてテントから出られなかったなどが考えられますので、虫対策は忘れずに!
おすすめは、写真にある北見ハッカ油。コンパクトなケースに、数滴で威力を発揮する油が入っており、虫よけとしてはもちろん、たばこにたらせばメンソールにもなります。
スーッとした香りは、汗臭くなる野宿で重宝すること間違いナシ!
スマホの充電器
翌日の計画などで、スマホを長時間触ってしまうのは避けられません。
野宿では充電が難しくなりますので、充電できるときになるべくしておくのが鉄則。そのためモバイルバッテリーがあると安心です。
【体験談】実際にバイクで野宿をしていたら起きた危険な話
ここからは、実際にバイクで野宿をしたら襲われた危険な話を紹介します。
見てみると結構面白いかもしれませんが、実際当事者になったら笑えない出来事も多いはず。先人の経験談ということで、ちょっと確認して起きましょう!
テントの周りを熊がウロついていた
北海道の開陽台という場所で、テントを張って野宿をしていたライダーがいました。
異様な雰囲気で目を覚ましたら、ヒグマがテントの周りをぐるぐる回っていたという事例があります。ヒグマは食べ物の匂いにとても敏感で、野宿者の食べ残しなどを狙って近づいてくるんです。
ほかにも「朝起きてテントから出たら、10m先の対岸にいて目が合った」という事例もあり、彼らがテントに近づいてくる傾向があるのは間違いありません。
また、「目と鼻の先にアナグマがいた」「1晩中、山の方からうなりごえが聞こえた」など野生動物とのふれあいが起こってしまうのがバイクの野宿と考えましょう。
ロケット花火でテントを狙撃される
人気のある場所で野宿していたら、DQNにロケット花火で狙撃されたという事例があります。
ほかにも「テントの周りをバイクでぐるぐる回られる」など、野宿では彼らとの争いがしばしば起こります。
無人駅で寝ていたら大柄な男がやってきてずっと正面に座っていた
女性の野宿者にはぜひ聞いてほしいのですが、やはり男のターゲットにされることも少なくありません。
大柄な男性はしばらく寝ている彼女の前に座り、ジーっとこちらを見ていたらしいです。それからうろうろ駅舎内を歩き回った後、トイレに入って叫んでいたとのこと。「朝になってあいさつしました」という彼女。いや、そこは逃げようよ!
特にテントは密室なので決して安心な空間ではありません。かといってこの事例のようにオープンな空間だとなおさら危険です。
午前3時にサッカーが始まった
佐賀県のとある場所で野宿をしていたら、テントの周りでサッカーが始まったとのこと。
男4人はその後しばらくサッカーをし、朝起きたらシートのところに10円玉4枚がおいてあったとのことです。迷惑料だったのでしょうか?
朝3時にサッカーって…
車のライトにずっと照らされるなど謎行動
滋賀県でなぜか車のライトでずっと照らされたというライダー。会話を交わすわけでもなく、眩しいまま眠れませんでした。バイクに乗り込むと去っていったとのことです。
行動が謎というのは怖ろしく、ほかにも
「道の駅の休憩所で寝ていたら、ドンドンと窓ガラスを叩いてきたが、無視していたら消えた」
「そこ、人が死んでいる場所なんだよね、とだけ地元の人に言われた」
など、意味が解らないことがあるのはホント怖ろしいですね。
虫・小動物
朝起きるとGとフナ虫に襲われた
ムカデに噛まれた
野ネズミが侵入してきて、ラップに包んであった肉を食べた
アリが侵入して、ドーナッツが真っ黒になっていた
アブが入口に5匹ほどやってきてテントから出られなかった
場所とテントの性能によるものがありますが、虫と小動物はあるいみ大きな動物よりもやっかいです。
フェリーターミナルや道の駅を追い出される
フェリーに乗ろうとしたら休便だったり、道の駅の休憩室で寝ようとしたら23時で閉まったりなど、突然野宿をしなければいけない状況になることがあります。
夜で明かりが乏しく、テントを張ることもできない状況。凄く寒くて、仕方なくカイロをコンビニで買い、全身に貼り付けて寝るしかないなんてことも。
朝起きたら、テント中心にラジオ体操の輪が出来ていた
野宿できそうな場所と、ラジオ体操の場所は似ています。そんな危険ではないのですが、朝テントから這い出すと、ラジオ体操が始まっていたとのこと。
「向こうは驚いていましたねー」とのことですが、そりゃそうでしょう。
ほかにも「暴走族がテントを中心に1時間ほど集会をしていた」など、なぜか野宿テントを中心に輪ができる事例があります。
まとめ
今の時代、野宿をするのは難しくなっていると言わざるをえません。不審者がいればすぐに警察を呼ばれてしまいますし、嫌な思いをするのは野宿者です。
しかし今回ご紹介したポイントを把握しておけば、野宿は決して難しいことではありません。
1泊数千円かけてホテルに泊まるより、ちゃんとした装備を整えて野宿をした方が、バイクにはメリットが大きいともいえるでしょう。
危険やリスクはありますが、野宿を極めれば旅の自由度はひろがります。
しかもその経験は忘れられない記憶となり、一生のネタになるはず。
車ではない、バイクだからこそ可能な野宿。危険があるからこそ面白い、それってバイクの楽しさに通じるものがありますよね。
くれぐれも寝不足には注意して、一度はバイク旅で野宿をしてみてはいかがですか?