「日本国内のツーリングは制覇した!」
と言う人は、いよいよ海外にも進出したいと思う人もいるのではないでしょうか?
バイク好きたるや、テレビで見かけるアメリカのハイウェイをかっ飛ばしたり、東南アジアや中南米の舗装されていない道を自慢のオフ車で思いっきり楽しみたい!
なんて考えたことはありませんか!?
でも、海外をツーリングするとなれば、
- 海外を運転するのって免許はどうするの?
- そもそもバイクを持っていけるの?
- 海外ツーリングに行く時に必要なものは?
- 事故やトラブルが起こった時はどうすればいいの?
など、心配事は考えだすとキリがありませんよね!確かに日本は治安が良いし、何かあってもすぐに対応できると思いますが、さすがに海外だとそうはいきませんよね!
そこで、
- 海外ツーリングをするための方法
- 必ず必要なもの
- 持っていきたいおすすめアイテム
- おすすめのツーリングツアー業者
- 海外ツーリングの気になる疑問
など、これから海外ツーリングを行いたいと考えている人にとって事前に必要な情報や知識をまとめましたので、バイクで外国の道を走りたいと考えている生粋のバイク好きはぜひ読み進めていってください!
海外ツーリングにリスクがあるのは否めない
まず、海外ツーリングには次のようなリスクはあることは事前に頭に入れておく必要があります。
- 事故にあうリスク
- トラブルに巻き込まれるリスク
- バイクが盗難にあうリスク
見知らぬ土地で交通事情もわからず、初めての道をバイクではするのは日本の道路を走るのとは訳が違います。
また、海外では万一が起こっても保険が使えないなんてこともよくあります。
これらの対応がきちんとできなければ、とてもじゃないけど安心してツーリングするなんてできず、反対にストレスばかり溜まって
「行かなければよかった…!」
なんてことになりかねません。
そこで初めは海外ツーリングで考えておかなければいけないリスクについてさらに詳しくご紹介していきますね。
①事故にあうリスク
まず、乗りものを運転したり交通事情が異なるところに行くため、事故にあうリスクがあります。
当然といえば当然ですが、バイクでの事故は大ケガにつながる危険性もあるため、海外ツーリングに行く前にしっかりと考えておかなければいけません。
日本だと健康保険や任意の保険に加入していればいくらでも備えられますが、海外だと全額自己負担が普通なんですよね。
もちろん帰国後に申請すれば一部の医療費は戻ってくるものの、それでもかなりの費用を支払わなければいけません。
さらにバイクを運転するとなれば、事故を起こして加害者になるなんてことも。その場合は多額の賠償金を支払わなければいけないでしょう。
そのため、海外でのツーリングは、
- 海外での交通事故を保証してくれる保険
- バイクを運転していても受けられる保険
といった2つのハードルを越えるものが必要となります。
②トラブルに巻き込まれるリスク
日本の治安はかなり良い方であるため、つい忘れがちなのがひったくりや強盗、当たり屋などのトラブルにあうリスクもあります。
特に観光の日本人だとわかれば、容赦なしで絡んでくる人もいるため、地域によってはかなり注意しなければいけません。
ちなみに海外の治安情報については外務省の海外安全ホームページで確認する方がいいでしょう。
③バイクが盗難にあうリスク
国によってはバイクは高級なものとして認識されるため、ちょっと目を離した隙に盗難されるなんてことも珍しくありません。
そのため、もしレンタルバイクを借りるのであれば、お店側で盗難保険に加入しているかを確認しましょう。
さらに海外へ自分のバイクを持っていくとなれば、自分でバイクの盗難に遭わない対策を全て行わなければいけませんので、ディスクロックやワイヤーロックなどの盗難防止用品はできるだけ日本から持って行くことをおすすめします。
また、基本的にはバイクから離れても気を遣わなければいけないということになるため、海外ツーリングは一人旅のようにバックパックを背負って気軽にどこかに立ち寄れるということではなさそうです。
そのため、かなり神経を使って疲れてしまうのも珍しくないとも言えますね。
海外ツーリングをするための3つの方法
海外をバイクでツーリングするには次のような3つの方法があります。
- 現地でバイクをレンタルする
- バイクを持っていく
- 現地でバイクを購入する
①現地でバイクをレンタルする
もっとも手軽に海外でバイクに乗れる方法でもあり、手続き面などのハードルは低いものの、「1日-〇〇円」という計算になるため、長期間使用すれば費用かさなってくるでしょう。
また海外でバイクをレンタルすると、外国人はその国から出られないという規則もあるようです。さらに海外では車をレンタルするよりも費用が高くなることもあるため、しっかりとプランを組んで借りたいものですね。
②現地でバイクを購入する
現地でバイクを購入するのはあまり現実的ではありませんが、東南アジアやアフリカなど物価が安いところだと自分のバイクを運ぶよりも安く済ませることができます。
ロングツーリングではなく、国内のスポットをしばらく行き来するのであれば125ccくらいのバイクを安く購入するのも一つの方法なのではないでしょうか?
③バイクを持っていく
自分の愛車を海外に持っていくという方法もあるものの、輸送手続きや時間、費用もかかるため
「絶対に自分の愛車で走りたい!」
と考えている人でなければかなり厳しい選択でもあります。
バイクを海外に輸送するときは、バイクは船便で送らなければいけませんので、輸送時間の関係上先にバイクを送る形になります。
輸送費用は国や利用時期によって変わるものの、片道だけでも10〜30万円くらいかかるでしょう。
また、海外にバイクを輸送するときは、一時的に個人利用で輸入する場合はカルネというものが必要です。
さらに正式なナンバーを取得できないため、グリーンカード(国際自動車保険)を取得できません。
※グリーンカードがなければヨーロッパ大陸を走行することができませんので、ヨーロッパをツーリングするのであれば必ず現地で取得する必要があります。
海外ツーリングでバイクを持ち込む時は「カルネ」が必要!
カルネというものは、車両にかかる関税を免除するための書類となりますので、一時手続きをするための証明書類ということになります。
貨物がある境界線を超える場合にそれに割り当てて徴収される税のこと。外国から輸入する貨物に対して国家が徴収する税のことで、税関で徴収されます。
カルネは輸入したものを、もとの国に戻すことを原則に関税がかからないようにするためのものですので、日本から輸出したバイクは何があっても日本に戻さなければいけません。そのため現地で売ったり預けたりすることができません。
さらにカルネの有効期限発行から最大1年間と決められており、延長もできないという特徴もあります。
海外ツーリングに必要なもの
海外ツーリングに行くには最低でも以下のものが必要ということを頭に入れておく必要があります。
- パスポート
- ビザ(必要な国のみ)
- 現地のお金
- 旅行保険
- 国際免許
- カルネ
- グリーンカード(国際自動車保険)
- ライディングウェア
- 宿泊先
これらは最低限のものとなりますので、事前に取得にかかる期間や金額を確認しておきましょう。
パスポート
パスポートとは海外へ渡航する際に絶対に必要なもので、海外での身分証明書とも言えるでしょう。
渡航する人の国籍や身分を証明することだけでなく、外国官憲に適宜供与と保護を依頼される公文書も記載されているため、何があっても絶対に渡航先で無くしてはいけない「命の次に大事なもの」と言っても過言ではありません。
申請は住民登録をしている最寄りの都道府県のパスポート申請窓口で行います。発行にはおよそ1週間ほどかかることがあります。
申請に必要なものは、
- 必要事項を記入した一般旅券発給申請書
- 戸籍謄本(戸籍抄本)
- 住民票の写し
- 証明写真(縦45mm・横35mm)
- 本人確認用の身分証明書
- 印鑑
- 発行費用(手数料・印紙代)
となります。
パスポートは発行から5年有効なものと、10年有効のものがあり、以下のように発行費用が変わってきます。
有効期間 | 手数料 | 収入印紙 | 合計 |
5年 | 2,000円 | 14,000円 | 16,000円 |
10年 | 2,000円 | 9,000円 | 11,000円 |
ビザ(必要な国のみ)
ビザとは、旅行先の国々の日本大使館や領事館の査証部または各国の政府が与える入国のために事前に審査した証明証のことで、現地の入国審査官が入国の可否を決定します。
簡単に言うと「この人は入国しても問題ありませんよ」という大使館からの証明証ということになりますので、国によっては入国時に必ず必要となることも。
しかし、日本人というブランドはそれだけで信用されているメリットもあるため、多くの国は一定期間の訪問に対してはビザが免除されています。
申請は各国の大使館、領事館に
- 申請書
- パスポート
- パスポート用写真
- 手数料(国によって異なる)
などの書類を送付して行います。
発行の期間は早ければ2〜3日で済むところもあれば、中には2〜3ヶ月かかることもあるため、事前に必ず調べておかないとツーリングに間に合わないなんてことにもなりかねませんので注意しましょう!
現地のお金
海外では日本で使っているクレジットカードも使用できる国もありますが、やはり現地で使える現金も持って行くほうがいいでしょう。
もちろん現金を持ち運ぶのは荷物が重くなったりセキュリティ面でもリスクがあるものの、現金を利用するほうが会計することができるほか、チップとして支払う場面でも必要となります。
そのためいくつかの財布に数日分に利用する現金を分けて入れて持ち運ぶことをおすすめします。
また、海外でスリに合わないためにはチェーン付きの財布を選ぶ方がいいでしょう。
海外旅行保険
海外ツーリングをするから備えるというより、海外で体調が悪くなった時に備えて加入しておいたほうがいいでしょう。
海外では日本の健康保険証が利用できないため、国や地域によっては治療費がかなり高くなることも考えられます。
例えば海外で虫歯になった時には治療だけでも数万円〜数十万円ほどかかってしまうなんてことも。
そう考えると海外でケガや病気をすれば、その時点で楽しいプランがぶち壊されてしまいますよね。
そんな時に保険があれば、一時的に支払う金額は高くなってしまうものの、あとから保険によって費用が帰ってくると思えれば、旅行中も安心して楽しめます。
海外旅行保険はクレジットカードにセットされている海外旅行保険のプランで十分という意見もあると思いますが、
- 保証の内容が手薄
- 言語が違って現地での手続きに苦労する
なんてことも考えられるため、クレジットカードのプランだけで海外に行くのはかなり不安が残ります。
そのため、きちんと海外旅行保険としてプランを立てている会社とクレジットカード保証の両方を用意しておくほうがいいでしょう。
国際免許
国際免許は海外で自動車を運転する時に必要で、国際免許とパスポートを合わせて携行すればジュネーブ条約に加盟している国での運転が可能となります。
道路交通に関する国際条約で、加盟国同士であれば国際免許があれば運転することができる。2018年時点では95カ国と2つの特別行政区が加盟している。
しかしジュネーブ条約に加盟していない国であっても2国間の条約やその国独自の法律で国際免許がいらないという国も存在しています。
ジュネーブ条約の加盟国については警視庁のホームページでも確認することができますので、行きたい国が当てはまるか確認しておきましょう。
国際免許の取得は、
- 各都道府県の警察署
- 運転免許センター
- 運転免許試験場
で取得可能です。
必要なものは、
- 国内の運転免許証
- 証明写真(縦5cm・横4cm)
- 海外渡航を証明するもの(パスポートや渡航チケットなど)
- 申請料(2,350〜2,600円)
となります。
また、国際免許の有効期限は発行から1年間となり、期限が切れた国際免許は更新ではなく再取得となります。
カルネ
バイクで違う国に入国する場合は、たとえ旅行でも原則的にバイクに対して輸入手続きを行う必要があり、どの国でも関税が必要となります。
この関税が厄介で、バイクになれば本体価格の30%から多いところで600%にもなる国もあります。余談ですが、輸入車の金額が高い理由は関税が高いからということにもなります。
もちろん入国数するごとに税金を払っていればお金がいくらあっても足りませんので、持ち込んだバイクを必ず持ち帰ることを条件に関税を免除してもらうための書類となります。
カルネはA4用紙よりも少し大きめのもので、入国するごとに1枚ごと切り取られていきますので、たくさんの国を行き来するのであれば最大25ページのものを持って行くといいでしょう。
グリーンカード
国際健康保険証でもあるグリーンカードは、免責なしの賠償限度額無制限の自動車強制保険で、これがないとヨーロッパで運転することができません。
国際的に使える保険ではあるものの、すべての国で適応というわけではなくヨーロッパを中心に中東・北アフリカなど約30カ国が対象となっています。
有効期限は発行から1年間で、取得は日本で行えないため現地で手続きをする必要があります。
また、取得費用も約15万円ほどしますが、日本で自動車保険割引が適用されたらその旨の書類を作成してもらえば、同程度の割引を受けることができます。
ライディングギア
レンタルバイクを利用するにしろ愛車をもって行くにしろ、絶対に必要なのが普段自分が使い慣れているライディングギアとなりますね!
特に海外では、慣れない道や地域を運転するため、ただでさえストレスがかかります。
そこで少しでも自分が使い慣れているものを使用したほうが疲れもたまらず、快適に過ごすことができるでしょう。
また、行ってみたら思っていたよりも暑かったり、雨が多かったなど予想外な展開になることも少なくありませんので、現地の気候を調べたり、様々な気候に耐えられるように上着やインナーなどを揃えておきましょう。
おすすめの防寒着は中に着れるインナー系となります。
持ち運ぶ際にジャマになりにくく、洗濯してもすぐに乾くため非常に重宝するでしょう。
宿泊先
海外ツーリングに行く時はあらかじめ宿泊先を決めておくことをおすすめします。
特に最初の移動では慣れない道をバイクで走ることになるため、肉体的にも精神的にもかなり疲れているでしょう。
海外ツーリングで持っていきたいおすすめアイテム
海外ツーリングは日本のツーリングと違い、何か必要になった時に気軽にお店を探して買い物に行くこともできないため、事前に必要なものをピックアップして準備しておく必要があります。
こちらの記事ではツーリングに持っていきたいものをご紹介していますので、一度目を通してみるのもおすすめします!
さらに海外ツーリングを少しでも快適に過ごすためには、以下のものを用意しておくことをおすすめします!
応急処置セット
緊急処置セットは、人間用とバイク用のそれぞれ用意しておきましょう。
海外では万が一の時にロードサービスを受けることができませんので、簡単なトラブルは自分で対処できるように最低限の工具を揃えておきましょう。
また、ツーリング先で具合が悪くなった時や、転倒してケガをした時にも応急処置ができるように常に常備薬や救急セットは携帯しておきたいですね。
防犯用品
海外の治安は場所によるものの、日本と比べると比にならないくらい悪いと思っておいたほうがいいでしょう。
そんな日本でもバイクの盗難やイタズラが頻繁に行われているので、海外だとさらに警戒しなければいけないため、ツーリング先でもしっかりと防犯対策をするのは必須です。
特に海外ではチェーンロックをしていてもきちんとしたものでないと簡単に切られて力づくで持っていかれることが多いようですので、できればロックが強固なものを2つ以上使用することをおすすめします。
例えばホイールにはディスクロックを着用し、本体のボディにはワイヤーロックを装着するなど、種類の違うもの使って犯行の時間を伸ばすようにしましょう。
スマホやタブレット
スマホやタブレットはバイクのハンドルに取り付ければ携帯の地図にすることができます。
ただし、海外ではスマホやタブレットは高級品ですので、盗まれても大丈夫なように、できれば中古品や使い古したSIMフリーのものを用意しておくといいでしょう。
海外のプリペイドSIMを購入したり、手持ちのグローバルWi-Fiを使えば常時ネットにつなげることができます。
また、グーグルマップはオンラインでないと地図のロードができませんが、オフラインで使用できるマップのアプリもありますので、事前にダウンロードしておきましょう。
また、通貨レート計算アプリや翻訳アプリも入れておけばかなり重宝すること間違いなしです!
アクションカメラ
せっかくの海外の旅の記録を映像に残すのはもはや必須ではないでしょうか?
ソニーのアクションカムだと付属のコントローラーをハンドルに付けていれば好きな時に映像を記録することができます。また、モニターがあれば録画中かどうかの確認ができるため、街が手取りっぱなしになっていたなんてことも防げます。
また、GoProだとさらに手ぶれ補正がかかっているため、かなり綺麗な映像を撮ることができます。
またGoProだとマウントの種類も豊富で、自分のバイクの様々な部分に取り付けることができるでしょう。
グローバルWi-Fi
海外でネットが使えると地図アプリや行き先の情報を調べる時にかなり重宝します。
手持ちのスマホの海外ネット料金だとかなり料金が高くなることもあるため、海外旅行先にも対応したグローバルWi-Fiを持っていくことをおすすめします。
一人で海外ツーリングが不安ならツーリングツアーを利用するのもいい
一人で海外ツーリングに行くのがどうしても不安という人もいると思います。
今回の記事でもご紹介したように、海外ツーリングは
- 現地の言葉が分からない
- レンタルバイクの状態が分からない
- その地域の特徴もわからない
といった不安が常に付きまといます。
でも、そのような不安があるからといって諦めないでください!そんな時は海外ツーリングを専門に取り扱っているツアー会社を利用しましょう!
ツアー会社を利用すれば、スタッフと相談しながらツーリングのプランを決められるのはもちろん、事前に必要な手続きや申請についても全て一緒に行ってくれます。
また、現地ではガイドさんが付き添って数人で団体ツーリングもできるプランがあるため、安心して楽しむことができるでしょう。
海外ツーリングにおすすめの旅行会社
海外ツーリングを行っているツーリングツアー会社は以下の2社が代表的です。
それぞれの特徴をご紹介していきますね。
海外ツーリングの道祖神
海外ツーリングの道祖神は海外ツーリングツアーのパイオニア的存在とも言えるでしょう。
ツアーのプランがきちんと組まれているため、まとまって行動することが多いものの、バイクの知識が豊富な添乗員や、専属の日本人スタッフがつくため、その分安心して走ることができます。
そのため海外ツーリングが初めてという人にとっては最適だと考えられますね。
また、食事や宿泊、ビザ取得や国境越えの手続きについても丁寧に教えてくれたり、万が一のアクシデントが起こった際の対応にも定評があります。
公式サイト:海外ツーリングの道祖神
クルーズインターナショナル
モンゴルでのバイクツアーやアウドアツアーを中心に展開しているクルーズインターナショナルは、主にヨーロッパの田舎道やアジア圏などのツーリングをプランを展開しています。
「海外ツーリングの道祖神」は現地でも日本人スタッフが付き添ってくれますが、クルーズインターナショナルの添乗員は現地ガイドとなるため、その分費用が割安という特徴があります。
また、現地スタッフといってもプロのガイドとなるため、かなりフレンドリーで海外の友達と一緒にツーリングしている気分になれるのもまた醍醐味です!
公式サイト:クルーズインターナショナル
海外ツーリングで事故が起こった時はどうすればいいの?
海外ツーリングで事故を起こすとその時点で旅を終了してまうリスクがあるため、どんなにきちんと保険に入っていても実際はかなり気をつけなければいけません。
しかし、万が一大ケガを負った時には誰かに手当や対応をしてもらうことが考えられます。
そのため、ヘルメットや身につけているものには以下の情報を書いておきましょう。
- 名前
- 血液型
- 既往症
- 緊急時の連絡先
また、もちろん自分が動けて他にケガ人がいる場合は救護にあたり、警察の指示に従いましょう。
少しでも過失に責任を負わされる可能性がある場合は、外国人というだけで不利な立ち場になる可能性があるため、現地の日本大使館に連絡することも忘れずにしましょう。
さらに覚えておきたいのが、自分が加害者・被害者どちらの立場でも、事故現場では自分から謝らないことが大事です。
なぜならもし誤ってしまうと、その時点で全責任を負わされることもあり、後日自動車保険が支払われることになった際に
「自分から全責任を負う判断をしたため、賠償分の保険料は支払わない!」
なんて支払いを拒否されることもあるからです。
ちょっと不安なことをご紹介しましたが、万が一が起こった際も、しかるべきことを行っておけば最悪の状態は防ぐことができます。
そのため「保険会社に全てを任せている」と伝え、事故現場では救助者の介護など淡々と取るべき行動を取るようにしましょう。
海外ツーリングにおすすめのバイク
「海外ツーリングにおすすめのバイクってあるの?」
という疑問もあると思いますが、結論から言うと、自分が好きなバイクであればどのようなバイクでも問題ありません。
お気に入りのバイクであれば、多少の不便やトラブルになっても前向きに対応することだって可能ですし、何より全てが思い出になります。
強いて言えば、海外ツーリングは長時間バイクに乗り続けることになるため、
- 荷物をたくさん積める
- 長時間運転しても疲れない
といった快適性を重視するバイクではないかと思います。
とすれば、
- BMW系(ツアラー系バイクが多い)
- ツアラー(乗っていて疲れない)
- オフロード(悪路も走破できる頼もしさ)
といったバイクが当てはまると思います。
ツーリングに頻繁にいきたいと考えている人は、バイク選びの際にこういったジャンルでお気に入りの1台を探すのもありですね!
まとめ:海外ツーリングは事前しっかり準備さえすればそんなにハードルは高くない!
海外ツーリングについて散々ご紹介しましたが、現在はネットで情報を見つけることができるため、現地の情報も仕入れることも可能です。
また、海外ツーリングツアーを企画している旅行会社もあるため、海外ツーリングのハードルは低くなりつつあります。
しかしリスク自体がなくなることではないため、正しい情報をしっかりと手に入れることが重要です。
準備をきちんとしていけば一生に一度の楽しい思い出を作ることができるでしょう。