【福井のツーリングスポット20選】海・山・隠れた名スポットも紹介!

福井 ツーリング

福井県は北陸三県のうちのひとつ。金沢を有する石川県と京都府との間にあり、日本海によって作られた海岸線と、日本海の幸が大きな魅力です。

「越前がに」と呼ばれる黄色いタグ付きのズワイガニは、全国でもトップブランドとして知られているため、一度は聞いたことがある人も多いはず。

また、「福井といえば海!」とも思いがちですが、実は山もたくさんあります。県内には白山国立公園に含まれる部分もあり、山間のダム湖を目指すのも気持ちがいいものです。

海、山だけでなく、世界レベルの博物館おいしいもの気持ちのいい温泉など、福井県にはツーリングの魅力がいっぱいあるため遠征先にぴったり。

そこで本記事では、

  • 福井のおすすめツーリングスポット
  • 一度は訪れたい名店や隠れスポット
  • 福井のおすすめツーリングルート

などをご紹介していきますので、これから福井に訪れようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください!

※冬季は閉鎖となるところもあるので、下調べしてから行くことをおすすめします。

目次

まずはココを目指そう!【福井の定番】ツーリングスポット

まずは福井に訪れたのならツーリングルートに入れておきたい定番スポットを見ていきましょう。

  1. 東尋坊
  2. 永平寺
  3. 福井県立恐竜博物館

全国的に知名度が高いため、一度は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

①東尋坊

東尋坊

サスペンスドラマで事件現場となったり、クライマックスの犯人が追い詰められるシーンでよく登場する崖、それが東尋坊。なんと断崖絶壁のギリギリまで行くことができるのです。

約25メートルとそれほど高くはないものの、切り立った断崖から真下をのぞき込むと、高所恐怖症でなくても足がすくみます。柵がないので、十分気をつけて歩きましょう。

崖上から見下ろした後は、ぜひ遊覧船にも乗ってみてください。海から見上げる東尋坊もなかなか迫力があります。崖の上からのぞき込む人たちを下から見ていると「落ちないかな!?」とちょっとハラハラします(笑)

おすすめのシーズンは雪がないときの冬

お腹に響く波の音、暗く灰色の空、波しぶきで生まれる「波の花」。荒れ狂う日本海を崖から眺めるのは怖いのですが、その迫力につい見入ってしまいます。

ただし、冬場は時化(しけ)で遊覧船は出ませんのでご注意ください。

スクロールできます
スポット名東尋坊
おすすめポイント・サスペンスドラマ気分を味わえる
・断崖絶壁の恐怖感
・荒れ狂う日本海の荒波
住所福井県坂井市三国町安島
電話番号0776-81-3808(東尋坊観光遊覧船)
営業時間4月~10月:9:00~16:00
11月~3月:9:00~15:30(東尋坊観光遊覧船)
定休日12/29~1/31全便運休(東尋坊観光遊覧船)
料金中学生以上1,500円、小学生750円(東尋坊観光遊覧船)
URLhttp://www.toujinbou-yuransen.jp/(東尋坊観光遊覧船)
http://www.mikuni.org/tojinbo/(一社DMOさかい観光局)

②永平寺

永平寺

福井県を代表する観光スポットのひとつである永平寺。樹齢約700年の杉の巨木と、その根元に生える苔の深い緑の境内は清々しく、心が落ち着きます。

永平寺

永平寺は曹洞宗の修行道場として始まりました。曹洞宗の大本山でありながら、今なお約140人の修行僧が暮らしています。

七堂伽藍(しちどうがらん)と呼ばれる、回廊でつながった7つの建物は見学(参拝)できます。

永平寺

黒い法衣をまとって歩いていたり、作務衣で作業していたりする修行僧と出会えるかもしれません。タイミングが合えば、普段目にすることのない、修行僧のリアルな日常に触れることができます。

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スポット名永平寺
おすすめポイント・境内に漂う静謐な空気
・シンプルだけど美しい回廊
住所福井県吉田郡永平寺町志比5-15
電話番号0776-63-3102
営業時間8時30分~16時30分
定休日なし
料金大人500円、小中学生200円、※未就学者は無料
URLhttps://daihonzan-eiheiji.com/

③福井県立恐竜博物館

福井県 恐竜博物館

※現在は予約制となっており、事前予約がないと中に入れません

福井県立恐竜博物館は世界三大恐竜博物館のひとつ。福井県は恐竜の化石がたくさん発掘されていて、「恐竜王国」の異名を持っています。

福井駅周辺には恐竜の巨大イラストや実物大模型、ベンチに座る白衣を着た恐竜博士(⁉︎)など、恐竜推しが凄まじい!

中でも県立恐竜博物館がある勝山市は、恐竜化石の宝庫として知る人ぞ知る存在。

福井県 恐竜博物館

ドーム型の館内には、 全身骨格44体が展示されており、10体はなんと実物の骨格!まるで映画の中に入ってしまったかの気分を味わえます。

4,500平米もの展示面積を誇る世界クラスの恐竜博物館。恐竜化石好きでもそうでなくとも楽しめること間違いなし。

福井県 恐竜博物館
スクロールできます
スポット名福井県立恐竜博物館
おすすめポイント・リアルなロボットティラノサウルス
・高さ22メートルの全身骨格標本
・化石発掘体験(※ 要予約)
住所福井県勝山市村岡町寺尾51-11
電話番号0779-88-0001
営業時間9:00~16:30(12:00~13:00は立入禁止)
※ 詳細はHPでご確認ください
定休日第2・4水曜日(祝日開館・翌平日休館)・年末年始
※ 詳細はHPでご確認ください
料金一般730円、高校・大学生420円、小中学生260円
URLhttps://www.dinosaur.pref.fukui.jp/

名産を食す!【福井のグルメ】ツーリングスポット

続いて福井のおすすめグルメスポットをご紹介していきます。

  1. そば処 一福
  2. ヨーロッパ軒
  3. れいちゃん
  4. Saba*Cafe サバカフェ
  5. 夢助だんご

福井のグルメは非常にバリエーションが豊富。せっかくですのでグルメ旅にしてみるのも良いかもしれませんね。

①そば処 一福

一福 池田町

そば県である福井県のそばといえば、おろしそば。ゆでたそばを冷たい水にさらし、大根おろしを加えたつゆで食べます。ピリッと辛い大根おろしがそばの香りとよく合うんですよね。

一福

小さな山間の町にある一福は、筆者の中では福井のおろしそばナンバーワンのお店。一般的な醤油ベースのつゆもありますが、ここで食べるべきは塩だしおろしそばです。香りのない塩ベースで、そばの香りが存分に楽しめます。

一福 蕎麦

この店独自の他店にない特徴もあります。それは添えられている山で採れたわさび。これがまた香りよく、爽やかな辛味でいいアクセントになっています。

季節メニューの自生なめこを使った温かいなめこそばや、わさびの葉を使った葉わさび茶漬けも絶品です。

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スポット名そば処 一福
おすすめポイント・塩だしで食べる田舎そば
・店内に置かれた年代物の三国箪笥
・そば湯のおかわりし放題
住所福井県今立郡池田町34-24-1
電話番号0778-44-6121
営業時間11:00~17:00
定休日火曜日(祝日営業・翌平日休み)
URLhttps://www.ippuku-shiosoba.jp/

②ヨーロッパ軒

福井といえば「おろしそば」と「ソースカツ丼」ですが、ヨーロッパ軒はそのソースカツ丼発祥の店。

ソースカツ丼は、叩いて叩いて薄くした豚肉をトンカツにし、カラリと揚げたらすぐにウスターソースベースのソースにくぐらせ、ごはんに乗せます。

いろいろな店でソースカツ丼は食べられますが、初めて食べるならやはり元祖のヨーロッパ軒にしましょう。

県内に19軒あるうち、今回は筆者イチオシの敦賀ヨーロッパ軒本店をご紹介します。のれん分けされた最初の店で、ソースが本店より少し甘めです。

細かめのパン粉を使用していて、カツのカリッと感が抜群。特製ソースはごはんにもかかっているのですが、全くくどくない!メンチカツを同様にソースで味付けしたパリ丼もおすすめです。

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スポット名敦賀ヨーロッパ軒 本店
おすすめポイント・薄くてカリカリのカツの食感
・くせになる特製ソース
住所福井県敦賀市相生町2-7
電話番号0770-22-1468
営業時間11:00〜13:45、16:30〜20:00
定休日月曜日・火曜日(祝日の場合は定休日変更あり)
URLhttp://yo-roppaken.gourmet.coocan.jp/index.htm
※本店の情報となります

③れいちゃん

れいちゃん

日本海の海鮮を食べたい!そんなときは「れいちゃん」へ。

越前海岸に海鮮を食べられるお店はたくさんあるのですが、やはり観光地価格でちょっとお高い。でも「れいちゃん」は地元の人も通うだけあって財布に優しく、かつ魚がおいしいのです。

刺身定食も海鮮丼も、新鮮な日本海の魚がたっぷり。冬はなんといってもメスのカニを使ったセイコガニ丼がおすすめ。

やっぱり食事はツーリングのときの楽しみのひとつ。その土地ならではのものを味わいたいですよね。

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スポット名れいちゃん
おすすめポイント・新鮮な日本海の魚
・お手頃価格
・気どらない店
住所福井県福井市茱崎町13-23-19
電話番号0776-89-2179
営業時間11:00~17:00
定休日水曜日
URLhttps://r021600.gorp.jp/

④Saba*Cafe サバカフェ

サバカフェ

1,200年以上前からある鯖街道。福井県嶺南地方の小浜市から京都へ海産物、特に日本海で穫れるサバを運ぶために使われていました。

その鯖街道の宿場町として栄えた熊川宿は、日本遺産第1号に認定され江戸時代の街並みが残っています。

熊川宿のすぐそばにあるSaba*Cafeは、もちろん店名の「サバサンド」がおすすめ。

サバサンド

サバの半身1枚がレタスやオニオンスライスとともにフランスパンでサンドされています。レモンを絞って、思いっきりかぶりつきましょう。添えられたサラダとポテトフライもおいしくて、大満足間違いなし!

近江牛の牛すじを使ったカレーも人気があります。スイーツもあり、またドリンクがたっぷりサイズなので小休憩にもおすすめです。

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スポット名Saba*Cafe サバカフェ
おすすめポイント・ボリューム満点サバサンド
・木のぬくもりを感じる店内
・いかついけどお茶目な店主
住所福井県三方上中郡若狭町熊川2-16−12
電話番号0770-62-9048
営業時間11:00~16:00
定休日火曜日、水曜日ほか
URLhttps://www.facebook.com/kumagawasabacafe/

⑤夢助だんご

夢助だんご

米どころ福井県の中でも、名水の里・大野市はおいしいお米がとれる場所なんだとか。

その大野市にある「米の菓 ゆめすけ」の夢助だんごは、地元産コシヒカリ100パーセントで作られています。焼きたてのだんごを求めて、土日は行列ができるほど

夢助だんご

おすすめは、焼きしょうゆとよもぎこしあん。やっぱりしょうゆの焼けた香りがたまりません!よもぎこしあんは、よもぎの香りとあっさりしたこしあんのコンビネーションが絶妙!

定番15種類と毎月限定の味がひとつ加わって、全16種類から選べます。限定味には、生クリームを使ったものやティラミス風など、味の想像がつかないものも。

だんごのほかにあられやかき餅もあり、大野名産の里芋を使った里芋あられはおみやげに最適です。

※ちなみに土日祝日はテイクアウトのみの販売となります(2021年2月11日時点)

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スポット名米の菓 ゆめすけ(夢助だんご)
おすすめポイント・種類豊富な団子
・毎月でる限定味
・お土産に里芋あられ
住所福井県大野市吉野町110
電話番号0120-18-3021
営業時間9:00〜17:00
定休日毎週水曜日、第2火曜日(祝日営業、臨時休業あり)
URLhttps://www.yumesuke-dango.com/

疲れた身体を癒す!【福井の温泉】ツーリングスポット

長時間のツーリングは知らず知らずのうちに体力を消耗してしまいます。特にバイクの走行は常に風に晒されているようなものですので、身体の芯まで冷えてしまうこともあります。

ここではおすすめの温泉スポットをご紹介していきます。

  1. 国民宿舎 鷹巣荘
  2. 鳩ヶ湯温泉
  3. 三国温泉 ゆあぽーと
  4. みかた温泉 きららの湯

後半のツーリングプランに入れておくと良いかもしれませんね。

①国民宿舎 鷹巣荘

国民宿舎 鷹巣荘

越前海岸に位置する鷹巣漁港の隣にあるのが、鷹巣荘です。

泊まりだけでなく、日帰り入浴もあるので、ツーリングの途中で立ち寄ることもできます。

施設内にある井戸から源泉を引き込んでいる、加水加温なしのかけ流し。アルカリ性単純温泉で、とろりとやわらかいお湯が気持ちいいんです。美肌効果があると評判なので、恋人とのタンデムツーリングならぜひ。

露天風呂はありますが、完全な露天ではありません。雨や雪が降っていても入りやすい、屋根付きです。

日の入り時刻を調べてから行くと、日本海に沈みゆく夕日を見ながら露天風呂に浸かる…なんていう贅沢な時間をすごせますよ!

そのまま宿泊して越前海岸でとれた魚や、冬であれば越前がにを楽しむこともできます。

また、近くの海側には遊歩道が続き、亀島(弁天島)の対岸まで行くこともできます。

亀島遊歩道 看板
亀島遊歩道
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スポット名国民宿舎 鷹巣荘
おすすめポイント・露天風呂から日本海に沈む夕日が見える
・アルカリ性単純温泉で肌がツルツル
住所福井県福井市蓑町3-11-1
電話番号0776-86-1111
営業時間6:00~9:00、10:00~20:00(日帰り入浴)
定休日なし
料金中学生以上520円、小学生150円、幼児3歳以上60円
URLhttps://www.takasusou.jp/index.html

②鳩ヶ湯温泉

鳩ヶ湯温泉

携帯電話の電波も入らない、山奥の秘湯。福井県内屈指の豪雪地帯・大野市に位置し、春から秋までしか営業していません。

白山国立公園内にあり、けっこう道が細く運転に気を使います。

施設の先には紅葉で人気の刈込池や三ノ峰の登山口があり、登山の疲れを癒やしに立ち寄る人も多いです。

この温泉はなかなかドラマティックな歴史があります。

100年以上の歴史がありましたが、2013年に主人が亡くなって閉業。しかし隣の岐阜県にある会社が買い取って復活することに。ところが、2015年に大雪で建物が倒壊。それでも諦めず2016年、建物を新築して再開されました。

宿泊もでき、全6室という小さな宿ですが、満室御礼も出る人気ぶり。

秋ならツーリングのついでに刈込池までハイキングして、温泉で一泊もおすすめです。早朝に入浴すると、湯面に咲く湯の花を見られるかもしれませんよ。

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スポット名鳩ヶ湯温泉
おすすめポイント・携帯の電波が届かないまさに秘湯
・環境音しかない静けさ
住所福井県大野市上打波6-2
電話番号0779-65-6808
営業時間平日は11:00〜17:00、土・日・祝日は10:00〜17:00
定休日11月下旬まで無休、冬季休業 ※ 詳細はお問い合わせください
料金大人600円、12歳未満400円 ※ 別途入湯税150円(13歳以上)
URLhttps://www.hatogayu.jp/

③三国温泉 ゆあぽーと

https://twitter.com/onsenpeople/status/1215115642853982208

福井県嶺北地方では数少ない砂浜の海岸、三国サンセットビーチ。その隣にあるのが、ゆあぽーとです。

三国サンセットビーチはサーフィンやヨットなどマリンスポーツを楽しむ人が多く、またビーチと九頭竜川河口を隔てる三国港エッセル堤は多くの釣り人でにぎわっています。

窓が大きくて、見晴らしのいい2つの湯船からは異なる景色を楽しめます。みなとの湯からは日本海へと流れ込む九頭竜川、かもめの湯からは日本海が見えます。

湯上がりには2Fのカフェやテラスで波の音を聞きながら日本海を眺めるのがおすすめ。晴れた日には美しい夕焼けを楽しめます。

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スポット名三国温泉 ゆあぽーと
おすすめポイント・日本海に沈む夕日を眺めながら入浴
・波音を聞きながら湯上がりにのんびり
・釣りツーリングにおすすめ
住所福井県坂井市三国町宿2-18-1
電話番号0776-82-7070
営業時間10:00~23:00
定休日毎月第3水曜日(祝日開館・翌平日休館)
料金中学生以上500円、小学生以下200円
URLhttp://www.yourport.biz/

④みかた温泉 きららの湯

映画「千と千尋の神隠し」を見たことがある人であれば、「あ!」と思うかもしれません

映画に登場する「油屋」を思い起こさせる温泉です。

白壁に濃い色の木材と屋根瓦のコントラストがきいていてレトロで懐かしい外観をしています。館内のつくりも外観同様、純和風で落ち着きます。

露天風呂は2種類、縄文の湯と虹の湯があり、一週間ごとに男女入れ替えです。

縄文の湯は、ヒノキの香りで安らぎます。虹の湯は、岩風呂で、ザ・露天風呂といった趣き。どちらも内風呂とサウナがありますが、虹の湯は低温の塩サウナで女性に人気なんだとか。

お湯は薄い黄色。ほどよい温度でゆっくりつかることができ、ロングライドの疲れも汗と一緒に流れ出る感じがします。海水浴シーズンは混み合うのでご注意を。

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スポット名みかた温泉 きららの湯
おすすめポイント・映画のセットような建物
・肌がツルツルになる塩サウナ
住所福井県三方上中郡若狭町中央1-6-1
電話番号0770-45-1126
営業時間10:00~20:00
定休日月第1水曜日(祝日開館・翌週水曜休館)
料金中学生以上650円、小学生以下300円、3歳未満無料
URLhttps://www.kiraranoyu.net/

福井のツーリングプランに入れておきたい!地元ならではの【隠れ名スポット】

あまり観光マップなどには載っていないかもしれませんが、知る人ぞ知る隠れ名スポットもたくさんありますので、ご紹介していきます。

  1. 金津創作の森
  2. 平泉寺白山神社
  3. 福井県年縞博物館
  4. 龍双ヶ滝

①金津創作の森

森の中にある美術館や工房の総称です。約20万平米(東京ドーム約4個分!)の広大な森の中に、美術館、体験工房、アーティストのスタジオなどが点在しています。

美術館の企画展は現代アート多め。過去には家族写真「浅田家」で知られる浅田政志さんの写真展や、写真に刺しゅうを施して作品化する清川あさみさんの作品展も開催されました。

広い森の中をふらりふらりと歩いていると、いろいろな野外作品と出会えます。

また、陶芸やガラスなどの一日体験も可能。予約優先ですが、空いていれば立ち寄った際に参加することもできます。

森の中は無料で自由に歩けます。

ところどころに置かれたベンチに腰掛けて、小鳥の鳴き声に耳を方向けながら緑を楽しむのも、心が癒やされるのでおすすめです。

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スポット名金津創作の森
おすすめポイント・広大な森に点在するアート
・目に優しい緑と小鳥の鳴き声
住所福井県あわら市宮谷57-2-19
電話番号0776-73-7800
営業時間9:00~17:00(企画展は企画展は10:00~)
定休日月曜日(祝日開館・翌平日休館)・年末年始
URLhttps://sosaku.jp/

②平泉寺白山神社

平泉寺白山神社

白山信仰の拠点である平泉寺白山神社。

福井県、石川県、岐阜県にまたがる霊峰・白山は、古来より信仰の対象でした。その白山への福井県側にある登山道・白山禅定道の入口があります。

明治時代の神仏分離により、現在は「平泉寺白山神社」となっていますが、地元では「平泉寺」と呼ばれています。

平泉寺白山神社

永平寺のように観光地化されておらず、とても静か。ゆっくり境内を散策できます。

平泉寺はなんといっても苔が美しい!杉と苔の濃い緑の中を真っすぐ拝殿へ伸びる参道は「日本の道100選」に選出されました。

神秘的な御手洗池や、白山禅定道入口のある三宮へも立ち寄りたいところ。ただし、クマが出る可能性があるので気をつけましょう。

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スポット名平泉寺白山神社
おすすめポイント・境内の苔の美しさ
・門前の絶品ソフトクリーム
住所福井県勝山市平泉寺町
電話番号0779-88-8117(勝山市商工観光・ふるさと創生課)
営業時間境内は見学自由
定休日なし
URLhttp://heisenji.jp/

③福井県年縞博物館

「年縞(ねんこう)」って聞いたことありますか?

「年縞」とは、湖などの底に堆積した土などの層が縞のようになった湖底堆積物のことだそうです。湖底に堆積した地層のようなもの、と言えばなんとなく想像つくでしょうか。

福井県にある三方五湖のひとつ、水月湖は7万年もの間、年縞を描き続けている奇跡の湖。世界で唯一の存在です。そのため、考古学や地層学における世界標準のものさしとなっているのだとか。

この年縞博物館では、7万年分の年縞の実物を展示。7万年という、想像もつかない果てしない時間を目で見ることができます。

グッズもかわいいので、いつもとちょっと違うおみやげが欲しいときにはおすすめです。

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スポット名福井県年縞博物館
おすすめポイント・世界で唯一の年縞、
・万年の記録
住所福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1 縄文ロマンパーク内
電話番号0770-45-0456
営業時間9:00~17:00
定休日毎週火曜日(祝日営業・翌平日休み)、年末年始(12/29~1/2)
料金一般500円、高校生以下200円、小学生未満無料
URLhttp://varve-museum.pref.fukui.lg.jp/

④龍双ヶ滝

龍双ヶ滝

福井県で唯一「日本の滝百選」に選ばれたのが、龍双ヶ滝です。

そそり立つ岩肌一面から伝い落ちる水の流れと周りを縁取る緑の木々を、水しぶきがかかる距離で見られます。幅20メートル、落差60メートル、迫力があります。

道路からすぐのところにあるので、ぜひバイクをとめて滝壺まで近づいてみてください。

駐車場は2か所ありますが、帰りを考えると滝の手前にある第一駐車場がおすすめ。

町中から向かう道はかなり狭いです。県外から写真撮影に訪れる人も多く、平日でも人の姿があることも。夏の週末は混雑します。

雪深いところなので、冬季は通行止め。また、道なりに大野市宝慶寺方面に抜けることも可能ですが、道が悪く、また通行止めになることもあるのでおすすめできません。

こちらもクマが出ることがあるので気をつけましょう。

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スポット名龍双ヶ滝
おすすめポイント日本の滝百選
住所福井県今立郡池田町東青
URLhttps://www.town.ikeda.fukui.jp/kurashi/bunka/1452/p001335.html(池田町役場)

福井で走るなら外せない!おすすめ【ツーリングロード】はここでキマリ!

ツーリングはもちろん観光名所を訪れたりグルメを楽しんだりするのも良いですが、やっぱりバイクと一緒に気持ちよく走るのが一番の醍醐味!

ここからは、福井のおすすめツーリングロードやツーリングルートをご紹介していきますね。

まずはツーリングロードを見ていきましょう。

  1. 越前海岸
  2. 九頭竜湖周辺
  3. 三方五湖レインボーライン
  4. 久須夜ヶ岳エンゼルライン

①越前海岸

越前海岸

人気の東尋坊を含む、福井県嶺北地方の「く」の字になった海岸線が越前海岸です。

中でも「越前・河野しおかぜライン」は海のすぐ近くを走る、気持ちのいい道。波が高いときには、波しぶきが道路まで飛んでくる近さです。(※ 冬は晴天でも波が高いことがあるので注意しましょう)

越前海岸

砕け散る白波の荒ぶる海、という印象のある日本海ですが、実は夏は意外にも穏やか。透明度の高いブルーからグリーンのグラデーションもきれいです。

秋の晴れた日には、海の濃い青と白波のコントラストに目を奪われます。

越前岬付近では、春から秋にかけて漁火が見られます。日本海に日が沈んだ後も、まだ美しい景色を楽しむことができます。

越前海岸には駐車場も数多くあるので、バイクを止めて風景を堪能してみてはいかがでしょうか。

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スポット名越前海岸
おすすめポイント・海岸線をひた走る
・道沿いに公衆トイレ点在
住所福井県坂井市三国町~福井県敦賀市杉津
URLhttps://discoverechizen.com/(越前海岸盛り上げ隊)

②九頭竜湖周辺

越前海岸が海の景色を楽しめるツーリーングロードなら、九頭竜湖周辺は山の景色が楽しめる場所です。

福井県の県庁所在地・福井市の中心部から、岐阜県高山市を経由し、長野県松本市まで続く国道158号線。福井県と岐阜県との県境にほど近い場所に、九頭竜湖はあります。

深い山の中に突然現れるエメラルドグリーンの湖は、ダムの建設によってできた人造湖。

紅葉の季節は、凪いでいると赤や黄に色づいた周囲を囲む山々を湖面に映し、ため息の出る美しさです。とはいえ、桜の季節も新緑の時期も絶景なのは間違いありません。

九頭竜湖にかかる「夢のかけ橋(正式名:箱ケ瀬橋)」は瀬戸大橋のプロトタイプとして1967年に作られました。豪雪地帯にあるので冬季は通行止めとなります。

ちなみに、橋を渡った先にある県道230号線は、舗装されてはいますがサルやシカが現れたり、携帯の電波が届きにくかったりと、難易度MAXなので走行は十分に気をつけてください。

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スポット名九頭竜湖周辺
おすすめポイント・エメラルドグリーンの湖
・夢のかけ橋から見る絶景
住所福井県大野市
URLhttps://www.fuku-e.com/010_spot/?id=492(福井県観光連盟)

③三方五湖レインボーライン

https://twitter.com/nanausa_kota/status/1771894726087901524

「車でドライブデートするならここ!」なのですが、実はバイクでのツーリングにもとてもおすすめなんです!

福井県嶺南地方にある三方五湖は、異なる水深と塩分濃度によって5つの湖それぞれが違う色に見えるため「五色の湖」とも呼ばれています。

そんな神秘的な湖と、若狭湾を左右に見ながら山の中のワインディングロードを走るのは気持ちいいことこの上なし!

さらに、途中にある梅丈岳山頂公園(有料)からは、360°パノラマビューを楽しめます。

もちろん、レインボーラインを走るだけでも景色を満喫できます。混雑していることがあまりないので、のんびりツーリングに最適です。

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スポット名三方五湖有料道路(愛称:三方五湖レインボーライン)
おすすめポイント海・山・湖が織りなす絶景
営業時間夏季7:30~18:30、冬季8:00~18:00※ 詳細はHPでご確認ください
定休日なし
住所有料道路二輪自動車通行料 740円
URLhttp://www.mikatagoko.com/

④久須夜ヶ岳エンゼルライン

若狭湾にある内外海(うちとみ)半島の付け根から、半島中央部にある標高約600メートルの久須夜ヶ岳山頂へ続くワインディングロードがエンゼルラインです。

かつては有料道路でしたが、2002年に無料化されました。そのせいか、少々がれきや落ち葉などがあり、路面状況はいいとはいえません。攻めるような運転はやめておきましょう。

しかし、通行量は少なくのんびりツーリングに向いています。頂上展望台からの眺望は最高!天気がいいと、越前海岸から丹後半島まで見えますよ。

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スポット名久須夜ヶ岳エンゼルライン
住所小浜市内外海半島
営業時間7:00~19:00
定休日12月1日~3月31日(冬期閉鎖)
URLhttps://www.fuku-e.com/010_spot/?id=522(福井県観光連盟)

福井ツーリングにおすすめのツーリングルート

ここまでご紹介したスポットなどを組み合わせておすすめのツーリングルートもご紹介していきます。

もちろん思いついたところにふらっと立ち寄るのも良いかもしれませんが、ご紹介するルートを参考に、自分なりのルートを作るのもまたツーリングの楽しいところかもしれません。

おすすめツーリングルート①【山満喫コース】

真名川ダム
  1. 福井県立恐竜博物館
  2. 平泉寺白山神社
  3. 夢助だんご
  4. 麻那姫湖(真名川ダム)
  5. 九頭竜湖
  6. 鳩ヶ湯温泉

走行距離:約105km

福井県の奥越地方と呼ばれる、白山に近いエリアを走るコースです。

山の中を走るので、四季折々の美しさを満喫できます。ダム・マニアなら、アーチ式コンクリートダムである真名川ダムと、ロックフィルダムである九頭竜ダムでダムカードをもらうのもアリです。

大野市では味噌ダレのホルモンは「とんちゃん」と呼ばれ、食べられる店は30軒ほどあります。とんちゃんとビールでツーリングの疲れを癒やし、一泊してもいいかもしれませんね。

おすすめツーリングプラン②【越前海岸コース】

  1. 敦賀市杉津
  2. 越前海岸(水仙ランド、呼鳥門)
  3. れいちゃん
  4. 越前海岸(弁慶の洗濯岩)
  5. 金津創作の森
  6. 東尋坊
  7. 三国温泉 ゆあぽーと

走行距離:約120km

福井県の海岸線を北上するコースです。

日本海を存分に満喫したシメは、ゆあぽーとで温泉に浸かりながら見る日本海に沈む夕日!

越前海岸には、水仙ランドや呼鳥門、弁慶の洗濯岩など、ちょっと停車して見たくなる場所がたくさんあります。ツーリングを楽しむのもよし、観光するもよし。

写真を撮りたくなるスポットがたくさんあるので、気づいたら日の入り時刻間近、なんてことになるかもしれませんね。

おすすめツーリングプラン③【嶺南の海コース】

  1. 青戸の大橋
  2. 若狭フィッシャーマンズワーフ
  3. エンゼルライン
  4. 田烏の棚田
  5. 瓜割の滝
  6. Saba*Cafe サバカフェ
  7. 福井県年縞博物館
  8. レインボーライン
  9. みかた温泉 きららの湯

走行距離:約96km

天気がいいとまるでフロリダのような(言いすぎ⁉︎)、海の中を真っすぐ伸びる青戸の大橋からスタート。

若狭フィッシャーマンズワーフに立ち寄り、蘇洞門めぐり遊覧船に乗って若狭湾クルーズへ。越前海岸や東尋坊もいいですが、若狭湾も日本海によって作られた自然の造形美が楽しめます。

海を楽しんだ後は、海を見ながらエンゼルラインへ。

地元では有名な田烏の棚田や瓜割の滝をめぐり、Saba*Cafeでサバサンド!鯖街道に来たからには、やはり日本海のサバを食べなくては。

年縞博物館で水月湖について学んだ後、その水月湖が見えるレインボーラインからの景色を楽しみ、最後はきららの湯で一日の疲れを癒やします。

福井県をツーリングする前に知っておきたいこと

福井の風景

北陸に位置する福井県は、降水量・降水日数が多く、日照時間・快晴日は少ないです。冬は雪が降り、年によっては大雪となることも。

全国の平均と比べて気温は低めですが、東北よりは暖かいです。冬も朝方はマイナスになることもありますが、日中は大抵0度以上。夏は35度を超えることもあります。

2017、18年の統計では、人口10万人当たりの交通事故による死者数のトップは福井県でした。2019年は12番目となったものの、依然として高い数値となっています。

住宅の少ない場所では、街灯がないところもあります。日が暮れてからの運転には十分に気をつけましょう。

山の中を走っていると野生動物に出くわすこともあります。イノシシ、サル、シカは住宅街の近くでも見かけます。また夏の終りくらいからは、クマの目撃情報も出てきます。

バイクを降りて散策するときは、スマホで音楽を鳴らすなど、対策をした方がよいでしょう。

ツーリングの前に福井の宿泊施設が多いエリアも知っておきましょう

福井県で宿泊施設が多く集まっているところは、石川県との境にあるあわら市です。

あわら市には芦原温泉という温泉街があり、特に冬の時期はカニ目当ての観光客が多く訪れます。

同じく、越前海岸を有する越前町も、カニや魚を使った料理を出す宿がたくさんあります。

嶺南地方だと三方五湖のある若狭町や、若狭フィッシャーマンズワーフのある小浜市には口コミの評価が高い宿が複数あります。

嶺南地方は養殖のフグが有名なので、フグと日本酒を楽しんで一泊するのもアリですよ。

少しでも宿泊料を抑えたいのであれば、ライダーハウスを探すのもおすすめです。ライダーハウスとはどのようなものなのかは、こちらの記事でご紹介しています↓

まとめ

海と山を中心に、福井県の魅力あるツーリングスポットを紹介しました。

海と山、嶺北地方と嶺南地方、それぞれ異なる魅力あるものが混在しているのが福井県の特徴です。また、世界的にめずらしいものもあります。

石川県、岐阜県、滋賀県、京都府と接しているので、組み合わせてロングライドを楽しむのもいいかもしれませんね。

たとえば、荒々しい日本海と穏やかな琵琶湖とか、国道158号線を真っすぐ福井から飛騨高山へとか。

まだまだ知られざる福井の魅力はあるかもしれません。自分の目と耳とバイクで、探してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

福井出身のライター。風の吹くまま気の向くまま、ふらりと出かけるのが好き。最近釣りを始め、時間があればひとりで海へ。憧れの人は高橋哲也氏。釣りと写真と料理を組み合わせた活動を模索中。海の近くの空き家が欲しい。日々の散文はnoteに綴っています↓

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