グロム(JC92)にUSB電源/スマホホルダーを取付ける【レビュー】

グロム USB電源 スマホホルダー
この記事では

2024年モデルのグロム(JC92)にUSB電源スマホホルダーを取り付ける方法をご紹介していきます。

ツーリングで欠かすことのできないスマホの地図アプリですが、これを使うにはUSB電源とスマホホルダーが必要不可欠。

最近はバイクへの装着が当たり前になってきていますが、当然ながら新車の状態では何も付いていません。

しかし、グロムに適したUSB電源やスマホホルダーを調べてみると、正直「種類が多すぎてどれが良いのかわからない」と思うことも。

そこで本記事では、実際に筆者が選んだグロム用のUSB電源とスマホホルダーを、取り付け方法と一緒にご紹介していきます。

これからグロムにUSB電源とスマホホルダーを取り付けようとお考えの方は、ぜひ参考ご参考ください。

YouTube動画でも解説しています↓

目次

グロム(JC92)におすすめのUSB電源

グロム USB電源 スマホホルダー

まずはおすすめのUSB電源をご紹介します。

実際AmazonやYouTube動画などを調べて「良いな」と思った製品は、以下の3つがあります。

  1. 【Tricago】クイックチャージャー3.0 USB電源キット ・・・タイプAとタイプCが1つずつ
  2. 【キタコ】汎用USB電源 2ポートタイプ ・・・タイプAが2つ
  3. 【ホンダ純正】USBソケット ・・・タイプCが1つ

この中で最終的に選んだのは、2.の【キタコ】汎用USB電源 2ポートタイプです。

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その理由は、

  • 接続口が2つ
  • タイプA仕様
  • 防水キャップ付き

だからです。

筆者は基本的に地図アプリ用に用意したスマホと、状況によってGoProを使用します。

また、筆者が使用している電源コードは全てタイプAなので、この製品が1番しっくりきました。

それに、カスタムパーツメーカー大手のキタコから販売されているのも大きかったです。

この手の商品は突然壊れてしまうと修理も交換もすぐにはできません。ツーリング中に壊れて給電できなくなると大変なので、ある程度信頼できるメーカーから販売されているものが欲しいと思いました。

それと防水仕様であるのも良かったです。使っていない時はしっかり給電口を守っておきたかったので。

ちなみにタイプCを使っている方であれば、ホンダから販売されているグロム用純正USB電源もおすすめです。

グロム ホンダ純正 USB電源
引用元:ホンダGO

ただし、こちらは少々値段が高い(税込4,400円)のと、接続口が1つしかないのが難点です。

※専用のアタッチメントも購入する必要がありますが、こちらも税込5,830円と割高。全部で1万円程必要です。

USB電源取付け時に必要なもの(USB電源ユニット配線類)

ここからは、筆者が実際に購入した【キタコ】汎用USB電源 2ポートタイプを取り付けることを前提として話を進めさせていただきます。

まず、最低限買わなければいけないものは、以下の通りとなります。

  1. 【キタコ】汎用USB電源 2ポートタイプ・・・定価3,300円(税込)
  2. 【キタコ】電源取り出しハーネス・・・定価1,100円(税込)
  3. 【キタコ】ギボシ端子セット・・・定価616円(税込)

全部買い揃えようと思うと予算は5,000円程度。ホンダ純正の半額程度に抑えることができます。

①【キタコ】汎用USB電源 2ポートタイプ

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こちらはUSB電源の本体です。汎用のUSB電源ですが、グロムの純正ハンドルφ22.2適したステーが付いています

ブラケットの横幅が広く、取り付け範囲は限られてしまいますが、その分ボルト4本で強固に固定できるのがメリット。

また、こちらは電源がACC電源がONの状態だと差し込み口が青く光るため、作動確認がしやすいです。

②【キタコ】電源取り出しハーネス

アクセサリー用の4Pカプラから簡単にACC電源+アースが取り出せるハーネスです。

こちらを使えば面倒な配線工事が必要ありません。

③【キタコ】ギボシ端子セット

1.のUSB電源と2.の電源取り出しハーネスを接続するために必要です。

1.のUSB電源にはギボシ端子が付いていませんので、こちらを取り付ける必要があります。

また、ギボシ端子はオスの端子サイズが2種類あり、ホンダ車は「103:φ3.5」の小さい方を使っています。

注意

※一般的に販売されているギボシ端子の多くは「104:φ3.96」ですので、汎用品のオス端子を取り付けるとなると、2.の電源取り出しハーネス側のメス端子も汎用品に変えなければいけません。(筆者はホンダ用の端子を買い忘れたので、メス側端子もワンサイズ大きい汎用品に交換しました)

USB電源取付け時に必要なもの(工具)

続いて、先ほどご紹介したUSB電源ユニットを取り付けるために必要な工具をご紹介します。

  1. 電工ペンチ・・・ギボシ端子取付け用
  2. ニッパー・・・ギボシ端子取付け用
  3. ビニールテープ・・・バッテリー端子(BATT+の防水養生用)
  4. プラスドライバー(1番)・・・ブラケットの取付け・サイドカバー取外し用
  5. 六角レンチ(5mm)・・・サイドカバー取外し用

最低限必要なものは上記5点です。

工具に関しては一般に市販されているもので構いません。

プラスドライバーは柄の短いものが良いです。短い方がサイドカバーのネジを外す時にスムーズに行えます。

USB電源の取付け手順

ここからは、実際にUSB電源を取り付ける様子を写真付きで解説していきます。

手順は以下の通りとなります。

  • USB電源ユニットの配線にギボシ端子を取り付ける
  • シートを取り外し、電源取り出しハーネスを取り付ける
  • サイドカバーを取り外す
  • USB電源のブラケットをハンドルバーに取り付ける
  • 配線を車体側に通す
  • 作動確認・サイドカバーの取付け

順に詳しく見ていきましょう。

①USB電源ユニットの配線にギボシ端子を取り付ける

グロム USB電源 配線

まずは下準備として、USB電源ユニットにギボシ端子を装着します。

ACC電源側の配線は何も付いておらず、アース側には円形端子が付いています。

両方ともニッパーで先端をカットし、電工ペンチで5mmくらい剥いてオスのギボシ端子を取り付けます。

ギボシ 取り付け後 配線

ギボシ端子を取り付ける際は、防水カバーを先に通しておくのを忘れないようにしましょう。

また、この時に電源取り出しハーネスのバッテリー電源(BATT+)側のギボシ端子にビニールテープを巻いておきましょう。こちらの端子を使うことはありませんので、防水加工をしておきます。

②シートを取り外し、電源取り出しハーネスを取り付ける

グロム シート 取り外し後

JC92の場合、シートを外したバッテリーの後ろにアクセサリー用の4Pカプラがあります。

4Pカプラにはカバーが付いているため、ツメを持ち上げながらカバーを抜きます。

グロム 4Pカプラ 配線

「カチッ」と音が鳴るまでしっかり差し込みます。

電源取り出しハーネスを取り付けたら、取り外したカバーも忘れずにはめておきましょう。

ギボシ グロム 電源

続いてUSB電源ユニットのギボシ端子を接続し、キーをオンにして作動確認します。

グロム USB電源 確認

キーをONにし、USB電源の差し込み口が青く光ればOK。

作動確認を終えたら再び端子を外しておきます。あとで配線を通しやすくするためです。

③サイドカバーを取り外す

バイクに配線を通すためにサイドカバーを外します。今回は車体左側に配線を通すことにしました。

グロムのサイドカバーは六角レンチの5mmと、プラスネジで固定されています。ボルト・ネジ位置は写真の通りです。

ボルト グロム サイドカバー
ボルト位置は4ヶ所
ネジはサイドカバー裏側の2ヶ所
グロム カバー 取り外し後

ボルトを外してもサイドカバーが外れ落ちることはありません。写真の位置がグロメットで固定されていますので、そこを引っ張って外す必要があります。

グロム タンク グロメット
この3ヶ所にグロメットがはまっています

また、タンク上部の方にも2ヶ所ツメがあります。グロメットのある方向(横方向)に力ずくで引っ張ると最悪ツメが折れてしまいます。

グロム タンク ツメ

上方向に引き上げるように外しましょう。

④USB電源のブラケットをハンドルバーに取り付ける

グロム USB電源 ブラケット

配線を通す前に先にブラケットをハンドルバーに固定してしまいます。

後から気が付いたのですが、グロムの純正ハンドルバーは曲面が多いので取り付け箇所が限られます。

どうしても取り付け位置が見つからない場合、マウントバーを使うのも方法です。ハンドル周りにアクセサリーを沢山取り付けている方はご検討ください。

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⑤配線を車体側に通す

配線を車体側に通していきます。

グロム 配線 取り回し
グロム 配線 取り回し
グロム 配線 取り回し
グロム 配線 取り回し

今回配線の長さが丁度良かったので、束ねる必要はありませんでした。

⑥作動確認・サイドカバーの取付け

配線の取り回しが完了したら、再び端子を繋いで作動確認を行います。

問題なく作動するようでしたら、サイドカバーを取り付け作業完了です。

グロム(JC92)におすすめのスマホホルダー

スマホホルダー グロム おすすめ

USB電源を取り付けたらセットで装着したいのがスマホホルダーです。

ハンドリ周りは意外と振動が大きいので、スマホホルダーはできるだけしっかり固定できるもの、それにブラケットが強固なものを選ぶようにしましょう。

今回選んだスマホホルダーは【カエディア】クイックホールド KDR-M11Cです。

筆者は使い古したiPhoneSEをナビ用に使っており、このサイズでもしっかりとホールドできるものを探していました。

あと、こちらは簡単に脱着可能なのも良かったです。取り外す時はスマホを奥に押し込むだけで簡単に外れてくれます。アームが丈夫なのも利点です。

グロム(JC92)にスマホホルダーを取り付けてみた

グロム スマホホルダー 取り付け方法

今回購入した【カエディア】クイックホールド KDR-M11Cの取り付け方法もご紹介していきます。

こちらは取り付けの際に六角レンチが必要ですが、工具も同梱されているので、あらかじめ必要な工具は特にありません。

また、初めからφ22.2用のゴムラバーが付いていますので、そのままポン付けすることができます。

グロム スマホホルダー 取り付け後

先ほどのUSB電源が意外と場所を取ってしまったため、今回はハンドルのほぼ中央部に取り付けることにしました。

トップブリッジの締め付けボルトが邪魔をしてブラケットを付けるのに苦労しますが、ハンドルバーを固定しているブラケット側に寄せればギリギリ入ります。

ボルトを仮締めしてから角度を決めて本締めを行い、本体をブラケットにはめ込んで後ろのネジを締め込めば完成です。

まとめ

今回は2024年モデルのグロム(JC92)に、USB電源とスマホホルダーを取り付けました。

今回USB電源を取り付けるにあたり、電気周りをいじることになるため若干の抵抗がありました。

しかしネットで色々調べてみると、キタコから販売されているACC電源・アース線の分岐カプラを使うと、すぐに取り付けできることが判明したため、今回自分で取り付けてみることにしました。

結果として問題なく使用できているため、自分で取り付けて良かったと思います。予算もスマホホルダー込みで1万円以内に収めることができたのも大きいですね。

皆さんも本記事を参考に、USB電源やスマホホルダーの取り付けにチャレンジしてみてください。

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本サイトでは2024年モデルのグロムに関しての情報も発信しています。

もし良ければこちらもご覧ください。

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この記事を書いた人

19歳から約10年間バイクレースをする/鈴鹿4時間耐久レースクラス優勝/全日本選手権フル参戦経験あり
当サイトではバイクレースやツーリングなど、あらゆるバイクに関する情報を提供しています。

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