北海道ツーリングでは絶対に外せないポイントなのが「オロロンライン」。日本海側を最北端に向かって北上すれば、必ず通過する道であり、信号がなく開放的な道を何キロも走れば「バイクに乗ってて良かったー!」と感じるでしょう。
オロロンラインの距離は179㎞(留萌→稚内)、バイクならば1日で通過できる距離ですが、1日で通過してしまうのは非常にもったいないエリアといえるでしょう。
そこでおすすめなのが、今回紹介するとままえのライダーハウスである「NPOふれあいハウス」です。
海と山に囲まれ、北海道ツーリングの醍醐味が詰まったこの場所で1泊すれば、きっと一生の思い出に残るはず。
清潔で快適に使えるライダーハウスに泊まって、この最高の場所を満喫してしまいましょう!
とままえNPOふれあいハウスとは
場所 | 〒078-3621 北海道苫前郡苫前町字古丹別188−29 |
電話番号 | 090-7658-5519(青木さん)携帯が繋がらない時は0164-65-3818 |
メールアドレス | aoki3828@k.phoenix-c.or.jp |
WEBサイト | http://www.tomamae.net/bikehouse/house.html |
料金 | 無料(維持管理のため、1000円以上の募金が必要) |
営業時間 | 4月下旬~ |
※とままえNPOふれあいハウスへのアクセス
苫前(とままえ)はこんな所
北海道ツーリングの代表的なスポットであるオロロンライン。
その中でも、とくに有名な場所がオトンルイの発電所でしょう。その名前を聞いたことが無い人でも、風車が立ち並ぶ壮大な景色は見たことがあるはず。
苫前があるのはそんな場所です。古くはニシン漁が栄えた地域で、豊かな海が広がっています。
そして小説「熊嵐」で有名になった三毛別のヒグマ獣害事件になった地域でもあります。(現在ではヒグマの獣害事件は起きていませんよ!)
悲しい事件ですが、それだけ苫前の自然の豊かさを物語る証拠とも言えるでしょう。
自然が豊かであるからこそ、湧き出る温泉や、海の幸、山の幸は絶品です。留萌から北上して40㎞程のこの土地を素通りしてしまうと、次のライダーハウス(天塩)まではかなりの距離。
ここで1泊して大きな自然の中でライダーとの交流を深めてみるのはいかがでしょうか。
とままえNPOふれあいハウスに取材に行って聞いてみた
実際に運営者である青木さんにお話をうかがってきました。
苫前で印刷会社を経営する青木さんは、過去に50か国も旅をされて来た旅人です。
旅でお世話になった恩返しを考えていた青木さんは、ライダーハウスをやることでそれを実現したのでした。
NPOを立ち上げたのは、国の空き家対策の受け皿として活動する為らしいです。
さまざまな苫前の人の好意によって、街づくりや農業体験、ドローンなどで旅人や苫前に貢献されてきました。
現在では公的な資金は一切もらわず、あくまで個人として運営しているらしいです。
維持管理費1,000円以上の募金がありますが、施設はとても綺麗で快適になっています。
女性部屋もあり、部屋もいくつかに分かれていて、だれでもぐっすり眠ることが出来るでしょう。
洗濯機、シャワー、調味料など使い放題で、とてもじゃないですが1,000円とは思えない施設です。
シーズンにはバーベキュー台などをセットして皆で使えるようになるとのことです。
それ以外にも、苫前には地元食材を取り扱った店が複数あり、北海道らしいグルメを堪能できます。
ルールとしては常識的でない行動をする人、または未成年など利用できません。
ハウスの前が砂利になっていて、大型のバイクはちょっと入れずらいかも。きちんとルールを守って、いつまでも継続してほしいライダーハウスです。
最後に苫前の良い所を聞いてみたら、山と浜の間にあり、鮮度の良い美味しいものが食べられるということです。
ここでお土産を頼んだら、町の宣伝の為に格安でウニやカニやメロンなどを発送してくれるので要チェックです。
青木社長!インタビューにお答えいただいてありがとうございました!
まとめ
施設や料金すべて文句なしのライダーハウスでしょう!
これで不満があるならライダーハウスは使わない方が良いレベルです。それぐらい完成された場所でした。
ですので、オロロンラインを1日で走り切るよりは、苫前のライダーハウスで1泊するのがオススメです。
温泉や食事など、苫前には1泊する価値がたっぷりとありますので、早い時間に到着し、ゆっくりと観光してみてはいかがでしょうか。
場所が海からやや山に入った古丹別という土地になるので、夜になるとちょっとわかりにくいかもしれません。
日の高いうちに到着して、温泉やグルメを堪能したり、風車の写真などを撮影すると、苫前の良さがきっとわかるはずですよ!