バイクレースのチーム構造や仕組みを解説!探し方もまとめて紹介

バイクレースを始めるにあたり、バイクや必要な工具を準備するのは当然ですが、それだけでは不十分。

手っ取り早くバイクレースを楽しむのであれば、レーシングチームに所属することが近道であるとも考えられます。

特にバイクレースに関して全くの初心者であれば、

  • バイクの整備方法
  • サーキットの走り方
  • テクニック

など右も左もわからない状態ですので、あらかじめレースに関しての知識やノウハウを持っているチームに入っておいた方が良いでしょう。

でも、バイクレースのチームと聞くと、

敷居が高くてイマイチ自分にはピンとこない

そもそもどうやって探せばいいの?

所属するとお金とかかかるの?

と言った疑問も思い浮かぶのではないでしょうか?

そこで本記事では、

  • バイクのレーシングチームの構造
  • チームに入ることのメリットやデメリット
  • レーシングチームを探す方法
  • 費用面や必要な資格

などについてご紹介していきます。

もちろん「自分はバイクに乗らない」と言う人であっても、メカニックやヘルパーとしてライダーをサポートする側に回ることだって可能です。

バイクやレースが好きな人であれば、チームに加入しておけば、今までとは違った方法でバイクを楽しむこともできるでしょう。

そのため、これからバイクレースを始めようと思っている人や、バイクレースに興味がある人は、ぜひご一読ください。

目次

バイクレースのチーム構造

バイクレース

バイクレースと聞くと、実際にバイクを操るライダーの存在に目が行きがちだと思います。

しかしバイクのレース現場を見てみると、様々な役割分担がされており、たくさんの人の協力がなくては成り立たない競技でもあるのです。

バイクのレーシングチームの構造を見てみると、大きく次のように分けられます。

  1. ライダー
  2. メカニック
  3. ヘルパー
  4. スポンサー

そしてどの役割を担当することになっても、立派なチーム員であることに変わりありません。順番に見ていきましょう。

①ライダー

ライダー

バイクに乗って実際にレースを戦う人となります。

少しでもいい結果を残すために、普段はトレーニングや練習走行など、鍛錬をたくさんして準備をしています。

チームの最前線に立ってレースを戦う存在ですので、表舞台の立役者としての位置付けとも言えるでしょう。

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②メカニック

メカニック

バイクの整備やセッティング担当と言って良いでしょう。

バイクに乗るライダーの走行後のインプレッションを聞いて、バイクのセッティングの方向性を決めていきます。

また、転倒やマシントラブルなど、予期せぬ問題にも迅速に対応していきます。

ライダーと2人3脚となり、最前線でレースを戦うポジションとも考えられます。

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③ヘルパー

ヘルパー

ライダーが走行に集中しやすいよう、献身的にサポートする役割を担います。

ヘルメットを清掃したり、飲み物を渡したりするだけでなく、時にはタイヤウォーマーを外したりスタンドを下ろしたりと、その活動範囲は様々です。

レーシングチームの縁の下の力持ち的な存在と言っても良いかもしれません。

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④スポンサー

チームがレース活動ができるように資金や物品提供によって支えている存在。

スポンサーの存在がなければレース自体に参戦できないチームもたくさんあるほどですので、チームの命運を握っていると言っても良いかもしれませんね。

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バイクレースのチームに入ることのメリット

バイクレース

バイクレースのチームに入ると、次のようなメリットが得られます。

  1. レースに関してのノウハウが身に付く
  2. 走り方や整備の技術が身に付く
  3. 同じ目的を持つ仲間ができる

①レースに関してのノウハウが身に付く

レーシングチームに集まる人は、バイクやレースに関しての知識を豊富に持っている人がたくさんいますので、レースに関してのノウハウをたくさん身につけることができます。

また、レースは競争の世界ですので、目まぐるしく状況が変わります。

例えばおすすめのタイヤやパーツ、ライディングスタイルなどはトレンドというものがあり、ある程度トレンドに乗っかって行う方がスムーズに進められます。

そのトレンドの情報も、チームに入っていた方が入手しやすくなるのです。

そのため、1人でバイクレースを始めるよりも、チームに所属している方が圧倒的に知識やノウハウを得るスピードが早くなるのです。

②走り方や整備の技術が身に付く

ライダーであれば、先輩ライダーもたくさんいるため、走り方などのライディング技術を盗むことができます。

また、メカニックであれば先輩メカニックの整備技術も身近に見られますので、スキルアップに繋げられるチャンスもたくさん出てきます。

③同じ目的を持つ仲間ができる

レーシングチームは「レースを共に戦う」という同じ目的を持つ人が集まるため、共同体感覚も感じられます。

そのため、1人でレースをするよりも得られる喜びも大きく、困難にぶつかってもの乗り越えやすいとも言えるでしょう。

レースというものは危険が付きものですので、万が一の時にも仲間がいた方が安心できます。

バイクレースのチームに入ることのデメリット

チームに入ることのデメリットとして考えられるのは、次の2点ではないでしょうか?

  1. チームによっては費用がかかる
  2. 合わないチームだと非常にやりづらい

①チームによっては費用がかかる

チームの形はそれぞれ異なりますが、しっかりチームとして運営しているところであれば、毎月チーム費用としてお金がかかることもあります。

もちろん有志が集まってできているところに所属していれば、費用はかからないかもしれません。

しかし反対にチーム費用をしっかり回収しているところの方がやりやすかったりすることもありますので、一概にデメリットだとは言い切れません。

②合わないチームだと非常にやりづらい

チームによっては運営の仕方や行動の仕方もバラバラです。もちろん集まっている人によって空気感も違うため、合う合わないと言ったことも存在します。

実際チームに所属したは良いものの、チームによっては厳しい規律が存在したり、監督と馬が合わなかったりしてすぐに辞めてしまったなんて人も少なくありません。

しかし人間ですから合う合わないがるのは当然です、他にもチームはたくさんありますので、合わないと考えるのであれば、1ヶ所にこだわらずにいくつかのチームを回ってみるのも良いでしょう。

バイクのレーシングチームを探す方法

探す

バイクレースのチーム員を募集しているところは、意外とたくさん存在しており、入りたいという意思表示さえしてしまえば簡単に入れることの方が多いのです。

それもそのはず、バイクやレース好きであればその時点で仲間ですので、一緒に行動を共にする価値があるのです。

また、チームの人はレースはたくさんの人の協力がなければ成り立たないことをしっかり理解しているため、初心者であっても丁寧に指導してくれるでしょう。

そんなレーシングチームを探す方法は、主に次の方法があります。

  1. チームの公式ページを調べてみる
  2. SNSで探してみる
  3. サーキットに直接足を運んでみる

①チームの公式ページを調べてみる

一定の大きさ以上のレーシングチームであれば、公式のサイトを持っているところがほとんどですので、サイトの「チーム員募集ページ」から問い合わせてみるのがおすすめです。

また、サイトにチーム員の募集が無いからといって全くチャンスがないのかというと、決してそうとは言い切れません。

お問い合わせから連絡してみると、案外簡単に連絡が返ってきたり、チーム入ることを認めてくれるなんてことも少なくないようです。

②SNSで探してみる

最近ではTwitterやFacebookなどのSNS上ではチームのアカウントも存在しますので、アカウントをフォローし、そこからコンタクトを取るのも一つの方法です。

SNSの方が頻繁にチェックしていることが多いようですので、すぐに連絡を取りたい人はSNSの方がいいかもしれませんね。

③サーキットに直接足を運んでみる

アポ無しでいきなり声をかけるとさすがに身構えられてしまうかもしれませんが、まずはサーキットに足を運んでレーシングチームの活動や空気感を感じ取る方法は意外とアリかもしれません。

また、直接足を運ぶことによって向こうの人もあなたの積極性を気に入ってくれるかもしれませんので、チームに加入するチャンスが生まれる可能性もあります。

バイクレースのチームに入るのに必要な資格

チームに加入するのに必要な資格は、特に決まっていません。

強いて言うならば、

  • ライダー・・・ロードレース国内ライセンス・サーキットのライセンス
  • メカニック・・・ピットクルーライセンス
  • ヘルパー・・・ピットクルーライセンス

となります。

ライダーとしてサーキットを走るのであれば、MFJが発行するロードレースライセンスサーキットのライセンスが必要となります。

ただし難しい試験があるわけではなく、二輪の運転免許さえあれば、簡単な講習だけで取得することができるのです。

また、メカニックやヘルパーであれば、レース当日にグリッドやピットウォールに入るためにはピットクルーライセンスが必要ですので、取得しておいた方が良いかもしれません。

※ライセンスの取得費用の目安

MFJ(一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会)
サーキットライセンス取得費用の目安※鈴鹿サーキット2輪ライセンス
  • 入会金・・・32,100円
  • 年会費・・・15,300円
  • 共済会会費・・・10,000円
  • 合計・・・57,400円

まとめ:バイクレースを始めるのであればチームに所属しておこう

バイクレースのチームについてご紹介しました。

世の中にはレーシングチームはたくさん存在し、チームによって方針や活動内容は違います。

しかしチームに所属していることで、同じ目的を持つ仲間が生まれますので、上手くマッチすれば自分にとって大きなプラスになるはず。

レーシングチームに加入していることのメリットをもう一度おさらいすると、

  • レースに関してのノウハウが身に付く
  • 走り方や整備の技術が身に付く
  • 同じ目的を持つ仲間ができる

となります。

どのような形であれ、バイクレースに興味がある人は、ぜひチームに加入することを検討してみてください!

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