こんにちは、本D(@hong___D)です。
バイクは乗ってナンボな乗りものですが、エンジンやサスペンションなど、メカニカルな部分を楽しむのもまた醍醐味。
バイクの楽しみ方は、何も実車でなくても、プラモデルを作って楽しむなんて方法もあるのです。
特に最近のプラモデルは精度も非常に高く、素人が組み立ててもリアリティあふれる仕上がりにできます。
1つ1つの部品の再現も細かく、バイクの構造を勉強するのにうってつけとも考えられます。
日本を代表するプラモデルメーカーは、
と、4メーカーもありますが、どのメーカーから販売されている商品も、細部まで忠実に再現されているのです。微妙にメーカーの違いもあるのです。
そんな4メーカーの違いを比べるのもまた面白いところでもありますよね。
そこで今回は、ハセガワのプラモデルの制作をしてみました。
製品はスコットレーシングチーム ホンダ NSR250RWです。
また、本記事では、
- 制作工程と注意点
- 作業時間
- 初心者がハセガワのバイクプラモデルを制作してみて感じたこと
といった内容もご紹介していきます。
ハセガワのプラモデルをこれから購入しようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
※塗装とデカールの貼り付けはやっていません。今回はホワイトの状態での組み上げです
ハセガワのバイクプラモデルを開封する前に
プラモデルを開封する前に作業場の準備をしましょう。ちゃんと環境を整えれば、作業もはかどりますし、ミスも少なくなります。
箱を開封する作業場での注意点は下記の通りです。
- 関係ないものは置かない
- 机は広いものを使おう
- 部屋を明るくしよう
①関係ないものは置かない
プラモデルには想像以上に細かいパーツがあり、ニッパーで外した瞬間どこかに飛んでいくことが何度かありました。
作業場が雑多になっていると、見つるけるのが大変で、最悪の場合すぐに紛失してしまいます。
②机は広いものを使おう
机の上には、説明書やパーツ、ニッパーなどの工具を置きます。机が狭いと作業スペースも狭くなるので、作業がはかどりません。
③部屋を明るくしよう
部屋が暗いと手元がくるってしまいます。手元が狂うとイライラが募り、せっかく楽しいプラモデル作りが台無しです。
また長時間この状態が続けば目も悪くなるので、できる限りお部屋は明るくする方が良いでしょう。
【ハセガワのバイクプラモデルづくり①】開封してパーツを確認する
作業場の環境が整ったらいよいよ箱を開封します。
開封したらまず、説明書に記載の付属品を確認しましょう。
特に、
- ランナーから外れているパーツ
- 整形不良
- 欠品
をよく確認し、問題があったらカスタマーセンターに問い合わせをしましょう。
しっかり問い合わせると、無償で代替品と交換してくれます。
ハセガワのプラモデル制作に使用した道具
プラモデル制作には道具が必須です。私が今回使用した道具は以下の通りです。
- ニッパー
- ヤスリ
- ピンセット
- 接着剤
- ドライバー(0番)
- キッチンペーパー
- 綿棒
- デカール軟化剤
ニッパー
ランナーからパーツを外すのに使います。
プラモデルは細かいパーツが多いため、できるだけホビー用のニッパーを購入することをおすすめします。
ヤスリ
ニッパーで切り出したゲートやバリをきれいにします。こちらのホビー用のものを購入する方が良いでしょう。
デザインナイフで代用することもできます。
ピンセット
手が届かないところや、細かい作業をするのに便利です。なるべく先端がしっかり揃っているものを選びましょう。
接着剤
パーツを接着するときに使います。
使用したのはタミヤセメントです。
「流し込みタイプ」と「刷毛塗りタイプ」がありますが、今回は「流し込みタイプ」にしました。
ケーブルを組み合わせるときだけ瞬間接着剤を使いました。
ドライバー(0番)
バイクのプラモデルは、フロントフォークやタイヤの取り付けなど、ネジを使う工程があります。また、このネジが非常に小さく、0番のドライバーが必要となります。
タミヤのプラモデルにはあらかじめ付属していましたが、ハセガワのプラモデルには付属していませんでしたので、準備しておく必要があります。
キッチンペーパー
デカールを水で浸したあとの水滴を吸い取るのに必要です。ティッシュペーパーでも構いません。
綿棒
デカールをパーツに押し付けるときに必要です。綿棒であれば余分な水分も拭き取ることができるので、一石二鳥となります。
デカール軟化剤
凹凸や丸みのあるパーツにデカールをつける際に必要です。
蒸しタオルで代用することもできますが、限度がありますので、最初からデカール軟化剤を仕様することをおすすめします。
【ハセガワのバイクプラモデルづくり②】エンジンを組み立てていく
まずはバイクの心臓部分であるエンジンを作ることからスタート。注意部分から徐々に作っていく感じですね。
エンジンブロックの組み立て
エンジンと言っても、細かいパーツはほとんどなく、比較的かんたんに組み立てられます。
注意する点は、説明書通りに組み立てること。形がわかるからと言って順番を飛ばしていくとあとで訳がわからなくなります。
エンジン各パーツの取り付け
エンジンパーツ自体も特に問題なく組み付けられます。
ちなみに完成形では、エンジン部分はほとんど見えなくなるので、少しミスしても大丈夫です!
【ハセガワのバイクプラモデルづくり③】フレームを組み立てていく
フレームはバイクの骨格で、エンジンやタイヤをはじめとしたパーツなどを搭載する土台です。
むずかしい箇所はありませんが、土台ですので丁寧に組み立てると、あとが組み立てやすくなります。
【ハセガワのバイクプラモデルづくり④】フレームにエンジンを取り付けていく
エンジンとフレームの取り付けです。ここではじめて、ケーブルを使う工程が出てきます。
付属品に、約80cmのウレタンケーブルがありますので、用途にあった長さで切断して使います。説明書に切断する長さの図面が描かれているので、定規は必要ありません。
また、ウレタンケーブルは長さが余分にありますので、少しの誤差があっても大丈夫です。
なお、ケーブルの取り付けには瞬間接着剤を使います。瞬間接着剤はケーブル側でも、パーツ側でもやりやすい方でOKです。
【ハセガワのバイクプラモデルづくり⑥】キャブレターを組み付けていく
ここでは、インシュレーターのでっぱりを誤って切断しないことに注意です。私は誤って切断しまったので、瞬間接着剤でなんとか応急処置しました…。
ランナーからパーツを外すときは、まず説明書をよく読んで外しましょう。ミスが大幅に減るのでオススメです。
【ハセガワのバイクプラモデルづくり⑦】足回り部品を組み立てていく
タイヤやサスペンションなどの足回り部品を組み立てていきます。ちなみにこの時点ではまだ本体の方に組み付けることはしません。
ホイールの組み立て
タイヤはゴムでできているので多少伸びますが、力がないとうまくハマらないかもしれません。
どうしてもできないときは、タイヤとホイールに爪楊枝や竹串を食い込ませながら押し込むと、すんなりハマります。
スイングアームの組み立て
ここでは、チェーンの破損に注意してください。ちなみに、ランナーから外す段階ですでに一ヶ所切れています。
これは、スイングアームに通すのに必要だからです。(仕様なので問題ありません)
バイクに詳しくない人は、いまいちどこにどう通すのか分からずテンパります。
私はテンパりまくって、チェーンを触りまくっていたら切れました。そうなると、テープか瞬間接着剤で処理するしかないので気をつけましょう。
リヤサスペンション及びマフラーの組み立て
リヤサスペンションの組み立て時に、バネを弾いてパーツが飛んでいかないようにしましょう。ちなみにバネは本物です。
【ハセガワのバイクプラモデルづくり⑧】足回り・付属品を組み付けていく
いよいよ組み立てた足回り部品やマフラーなどの付属品を組み付けていきます。
リヤサスペンション及びマフラーの取り付け
説明書記載の通り、順番に組み立てれば問題ないですね。
ラジエータの組み立て
ラジエータの下部に取り付けるラジエターホースは形が似ているので逆に取り付けないように注意しましょう。
スロットルケーブルをラジエータ上部の隙間から出すのですが、説明書では分かりにくいです。
フロントフォークの組み立て
フロントホイールとフロントフォークをネジで留めます。
ネジはドライバー(0番)で締めましょう。フロントステムは可動させる箇所ですので、接着してはいけません。
フロントブレーキの取り付け
説明書記載の順番通り、フロントフォークにパーツを取り付けていきます。
左右のフロントブレーキを取り付ける際は、ブレーキディスクを挟んでください。
フロントフォークの取り付け
クラッチケーブルとスロットルケーブルの方向を間違えないようにフロントフォークを取り付けます。
メーターの取り付け
メーター周りのパーツは小さいので、ピンセットを使いながら取り付けていきましょう。
【ハセガワのバイクプラモデルづくり⑨】カウル類を組み付けていく
最後にレーサーバイクの象徴とも言えるカウル類を組み付けます。
実写から寸法採りされているため、ホワイトの状態でも十分にかっこいい仕上がりになります。
燃料タンク及びリヤカウルの取り付け
ガソリンタンクカバーを制作するときは、穴を開けなければなりません。
(…なんで最初から開いてないんだろう)
特に開け方の指定はなかったので、私は電動ドライバー(2.5mmのビット)で開けました。
キリなどでも大丈夫です。あとは説明書の順番通りに組み立てます。
レバーの取り付け
フロントカウルの取り付け部分と合わせながら、カウルステーの向きを調整しましょう。
向きが合ってないと、フロントカウルの取り付けの際に合わなくなってしまいます。
ハンドル周りと足回りのパーツを取り付けていくのです、パーツが小さいので取り付けが難しいです。また、ケーブルの取り付けも多いので間違わないようにしましょう。
私は、ケーブルの取り付けに手間取りすぎてハンドルを折ってしまいました…。
ストロークセンサーを指定の長さに切断するのですが、プラモデル用のニッパーでは切れないので、ペンチで切る方がおすすめです。
フロントカウルの取り付け
カウルステー4点に合わせてフロントカウルを取り付けます。カウルステーの接着が甘いとすぐにズレてしまうので注意してください。
最後にアンダーカウルを取り付け、バイクスタンドを組み立てたら完成です。
ハセガワのバイクプラモデルづくりにかかった制作時間
私は1日3、4時間作業して5日間くらいかかりました。
はじめてのプラモデル制作だったので手間取りましたが、慣れてくるともう少し早く作れるでしょう。
塗装やデカール貼りなどにこだわると、その分時間も多くかかりそうですね。
まとめ:初めてハセガワのバイクプラモデルを作ってみて
バイクのプラモデルは一見難しそうに見えますが、簡単すぎず適度にいいレベルだと感じました。
バイクに興味がなくても、部品の名称も覚えられるし、自分の部屋に飾ればお洒落にもなるのでオススメです。
また、自身で乗っているバイクがあれば、同じプラモデルを探して作ってみるのも面白いかもしれません。