どのスポーツでも漫画の影響が大きく、漫画がきっかけでスポーツを始める人も少なくありません。
各スポーツ代表の漫画を見てみると、
- 野球・・・MAJAR
- サッカー・・・キャプテン翼
- テニス・・・テニスの王子様
- バレーボール・・・ハイキュー
- バスケットボール・・・スラムダンク
- 自転車・・・弱虫ペダル
などではないでしょうか?
でも、バイクレースの漫画って聞くと…今は昔「バリバリ伝説」ぐらいしか思い浮かびませんよね。それ以外にバイクレースの漫画ってあるのでしょうか?
筆者も「バイクレースをもっと知ってもらうには漫画が手っ取り早いため、何か良い漫画はないものか?」と探していました。
バイクレース漫画…ありました!
まさに現代の最新バイクが描かれている漫画…それが「トップウGP」です!
今回は、現代のバイクレースを細かく描写され、レースの魅力がたくさん詰まったトップウGPの魅力について詳しくご紹介します!
バイク好きはもちろん、そうでない人も必見間違いなしです!
- トップウGPの作者は名作「逮捕しちゃうぞ」で有名な藤島康介先生
- 登場人物
- 宇野 突風(うの とっぷう)
- 新井 真音(あらい まいん)
- 宇野 鉄平(うの てっぺい)
- 高台 吉哉(たかだい よしや)
- 石橋 大也(いしばし だいや)
- 城下 逸美(ねごや いつみ)
- 出雲 ウィリアムズ(いづも ウィリアムズ)
- 宇野 那々(うの なな)
- 石橋 梨華(いしばし りか)
- 枯楠 真留美(かれくす まるみ)
- トップウGP各巻のストーリー
- トップウGP最新巻は7ヶ月毎に販売される
- 現役レーサーから見たトップウGPのここが魅力ポイント
- トップウGPは新品はもちろん中古や電子書籍でも読める
- 1.電子書籍だと試し読みもできる!
- バイク乗りにとってトップウGPは教科書になるかもしれない
トップウGPの作者は名作「逮捕しちゃうぞ」で有名な藤島康介先生
トップウGPは、月刊アフタヌーンで2016年7月号から連載が開始され、2019年5月時点で4巻まで発売されています。
作者はあの「逮捕しちゃうぞ」「ああっ女神様」などの名作を生み出した藤島康介先生です!
藤島先生といえば、従来の作品中にもバイクに関した話が頻繁に盛り込まれていたり、描かれている乗りものが超リアルに描かれているほど大のバイクや車好きで有名です!
また、ゲームも「テイルズオブシリーズ」のキャラクターも手掛けてきた方で、その画力はお墨付きとも言えるでしょう!
ちなみに車も好きすぎて、
- フェラーリ360モデナ
- ケーターハム
- アルファロメオ156
- ロータス・エランS3
を所有していたそうです。
そんなバイク大好きな藤島先生が生み出したバイクレース漫画トップウGP…!
実際藤島先生はレース経験があるわけではありませんが、今回のバイクレース漫画を描くにあたり、
が全面協力するほど作り込まれた内容となっています。現役バイクレーサーからすればワクワクしないわけがありません!
登場人物
トップウGPで登場する魅力的なキャラクターをご紹介します。※6巻までの主要人物
宇野 突風(うの とっぷう)

この漫画の主人公で、冒頭から18歳という若さで最高峰クラスMOTO-GPのチャンピオン争いが紹介されています。
熱血少年というよりも常に冷静沈着な性格をしており、幼いながらもかなり頭が切れるようです。
一度見たものは全て記憶してしまうほどの記憶力の持ち主で、その才能をバイクレースでいかんなく発揮しています。
新井 真音(あらい まいん)

突風の家の隣に住んでいる2歳年上のお姉さん。見た目が可憐でこの漫画のヒロイン的位置付けだが、ライダーとしても常に突風の上をいく実力者。
筑波選手権でGP-3クラスにデビューを果たし、地本選手権ではいきなり優勝するほどの腕の持ち主。しかもバイクのセッティング能力や整備技術もかなりもので、欠点がまるで見当たりません。
幼い頃から突風と行動を共にしているため、突風の幼馴染とも言えます。
宇野 鉄平(うの てっぺい)

突風の父親で、元GPライダー。現在は小説家の仕事をしながら突風や真音のレース活動を支えている。
あえて突風にはノーマルのバイクでレースさせたり、不利な条件でも簡単に助言せず考えさせることで、陰ながら突風をレーサーとして育てている。
高台 吉哉(たかだい よしや)

関西から突風が通う学校に転校してきたライバル。
関西系のため口は悪いが子供らしさの面を見せれば、レースでは突風に負けてもチームのために笑顔を振りまくという大人っぽさを見せる一面も。
石橋 大也(いしばし だいや)

新井真音の250ccクラスデビューレースでトップ争いをしたライダー。
前年度のチャンピオンだったが真音とレースするために全日本に昇格せずに地方選へと留まった。無意識なセクハラ発言がタマにキズ。
城下 逸美(ねごや いつみ)

突風の同級生で同じクラスの女の子。
突風に恋心を抱いてバイクレースに興味を持ち始め、突風のレースにはいつも応援にかけつけている。
出雲 ウィリアムズ(いづも ウィリアムズ)
突風の同級生でビリーと呼ばれる男の子。
バイクレースが好きで、突風のレースを一緒に観戦している城下さんの後押しで自身もバイクに乗り始めた。
スタートすらままならなかったが、持ち前の忍耐強い性格や突風や真音との練習の甲斐があり、少しずつバイクに乗れるようになってきた。
宇野 那々(うの なな)

突風の母親で鉄平の奥さん。
家では常に締め切りに追われてゾンビいつもゾンビ化しているため、仕事は鉄平と同じ小説家か漫画家、ライターといった仕事をしている?
石橋 梨華(いしばし りか)

石橋大也の妹で大也と共に筑波サーキットの耐久レースを走る。普段はかなり無口だがバイクに跨っているとかなり饒舌になる。結構毒舌?
腕前はかなりもので、耐久レースでは突風と名バトルを繰り広げる。ただし走行中にあれこれ考えすぎてコースアウトする場面もあるため、まだまだ荒削りな一面も。
枯楠 真留美(かれくす まるみ)

月刊オートバイの編集者で、筑波サーキットの耐久レースで光る走りを見せる突風に目を付ける。
突風に様々なインタビューを試みるも、予想とは違う反応が返ってくるため戸惑う一面を目せるが、高台と突風の熱い友情(!?)を感じて滾ることも。
トップウGP各巻のストーリー

トップウGPの単行本は現在(2019年12月)6巻まで販売されています。ここでちょっと各巻のストーリーを見てみましょう!
トップウGP 1巻
(2021/04/12 18:30:49時点 Amazon調べ-詳細)
冒頭からMOTO-GP最終戦に挑む主人公宇野突風のシーンが紹介され、その後すぐにバイクレースを始めた7年前の幼少期に舞台が戻ります。
突風は真音のレースをスタンドから眺めているばかりの毎日でしたが、ある日突然鉄平(お父さん)が突風にバイクを用意し、レースに参戦させます。
一度見ただけで全て記憶する才能がある突風は、真音の走りを上から見ていたため、難なく乗りこなし、才能の片鱗を見せつけます。
また、突風の体重が軽いという言いがかりから7kgのウエイトを積んで決勝レースを走り、最初は苦戦するものの、重いバイクで速く走る方法を見つけ、見事勝利!
そしてバイクレースの奥深さにはまっていき、そのままレース活動にどっぷり浸かっていくことに。
トップウGP 2巻
(2021/04/12 18:30:49時点 Amazon調べ-詳細)
関西からの転校生高台吉哉が現れ、突風のライバルが出現!
荒削りでムラがあるものの、ズバ抜けたライディングセンスで常に突風とトップ争いを展開。
また、250ccクラスにステップアップした真音のデビューレースでもライバルが現れることに!
トップウGP 3巻
(2021/04/12 18:30:50時点 Amazon調べ-詳細)
高台に負けた突風はレースに勝ちたいと思い、真音とバイクの特訓をすることに!
そんな中、突風のレースを見て自分もバイクレースをしてみたいと決心した出雲ウィリアムズ(ビリー)も混ざり、3人でトレーニングの毎日。
いよいよ高台とのリベンジマッチは雨が降り始めて…!?
トップウGP 4巻
(2021/04/13 07:42:55時点 Amazon調べ-詳細)
雨のレースを制した突風がいつもと変わらず練習していると、身体が痛くなるという症状が出始める。
成長期の突風は身長が伸びてレーシングスーツが小さくなっていたため、急遽レースでは真音のつなぎを借りることに。
激しく動揺した突風は普段の調子が発揮できずにいたものの、徐々に落ち着き普段の走りを取り戻す!
トップウGP 5巻
真音と高台と3人でチームを結成し、筑波サーキットの耐久レースに出場することになった突風。
ただ単に速く走るだけではなく、チームワークも必要とされるため、高台との中を深めるためになぜか一緒に過ごすことに。
そんな中始まった耐久レース。予選トップバッターの真音は余裕の1位で通過ほ果たします。
しかし2人目のライダーである高台が転倒してしまうアクシデントに見舞われ、突風が走る前にバイクはボロボロになってしまいます。
しかしお父さん太刀が懸命に修理することで見事にバイクは復活。いよいよ予選最終グループの突風が走り出します。
トップウGP 6巻
いよいよ耐久レースが始まりましたが、灼熱の気温の中、懸命に走り続ける3人。
そんな中、高台はJSBクラスにも出場している経験を持つ日熊とのバトルでタイヤを使い切ってしまい、ピットインでタイヤを交換のために大きくタイムロスをしてしまいます。
しかしボロボロのタイヤで走る突風はなんとか速く走ろうとするうちに新しい能力に目覚め始めます。
そして耐久レースは終盤を迎えるも、雲行きが怪しくなってきます。
トップウGP最新巻は7ヶ月毎に販売される
トップウGPは月刊誌に連載されており、1巻に7話収録されていますので、最新刊が発売されるまで最低7ヶ月はかかります。
5巻の販売が5月23日、6巻の販売が12月23日でしたので、7ヶ月後の23日に販売するということかもしれませんね。
現役レーサーから見たトップウGPのここが魅力ポイント

現役レーサーの筆者から見てトップウGPの魅力は以下の3つが考えられます!
- レース漫画で必要な臨場感がハンパない!
- バイクやライディングフォームがリアル!
- 決して根性だけじゃない理論的な魅力が描かれている!
どういうことか、順にご説明します!
レース漫画で必要な臨場感がハンパない!
レース漫画やシーンであるあるなのですが、漫画では実際に走っているシーンの描写は静止画での表現になりますので、作品によっては臨場感が感じにくいものもあります。
しかし、トップウGPは臨場感がハンパないです!
例えば、バイクのスピード感を出すために、
- 路面が流れているような景色
- 周りの景色が流れているような表現
があったり、
- 雨で水しぶきを巻き上げながら走行しているシーン
- ウエイトを積んでバイクの遠心力が大きくなった表現
など、レースをしている人からすれば「わかる〜!」とうなずくこと間違いなしです!
バイクやライディングフォームがリアル!
さすが藤島先生とでもいうべきでしょうか…バイクのリアル感がハンパないです!
1巻冒頭のMOTO-GPマシンはもちろん、登場するNSF100をライディングしている時の景色もそのまま表現されています!
決して根性だけじゃない理論的な魅力が描かれている!
バリバリ伝説は、主人公の天才的なライディングテクニックで「おりゃあ!!」という感じで表現されていることが多く、バイクの扱いは気合一発!のイメージがありました。
しかし、トップウGPはどちらかというと理論的といった感じが中心で、所々で根性を見せるような表現となっています。主人公の突風も常に頭の中で考える頭脳派なイメージがありますね!
また、所々にバイクレースの専門用語の解説が書かれているため、レースがよくわからない人が読んでも十分に引き込まれる内容と言えるでしょう!
トップウGPは新品はもちろん中古や電子書籍でも読める
トップウGPを読むには、
- 電子書籍で購入する
- 中古で購入する
- 新品で購入する
方法があります。
それぞれ特徴がありますのでご紹介します!自分に合った方法で手に入れてください!
1.電子書籍だと試し読みもできる!

トップウGPはアフタヌーンKCのため、コミックで購入すると1巻¥680円と、少々お高い値段となっています。
しかし、電子書籍の場合¥648円と少し安く販売されていますので、例えばタブレットを持っている方や、「安く読みたい!」「場所を取りたくない!」と考えている人は、電子書籍で購入することをおすすめします!
しかも!
「とはいったものの、やっぱりどんな内容か読んでから判断したい」
という人もいるでしょう。
そこで、こちらのeBookJapanという電子書籍専門のショップだと、トップウGPの試し読みができます!
しかも1巻は無料で190ページ全て読むことができます!
こちらのeBookJapanから『トップウGP』と検索するだけで、1巻無料で読むことができますので、まずは試し読みしてみてはいかがでしょうか?
2.トップウGPを中古で買うと5〜7割くらいの値段
どうしても中古を安く購入したいと考えているのなら、中古で手に入れるのもありでしょう。お店にもよりますが、相場は新品の5割〜7割くらいでしょう。
トップウGPを中古で全巻セットでまとめて購入するならこちらの漫画全巻ドットコムという販売サイトで購入することもできます。
3.コミックで買うならネットで買うのが一番手っ取り早い
漫画はやっぱり新品で買いたい!と考えている人は迷わず新品のコミックを購入しましょう!
コミックで買うなら近くの書店に行けば売っているものの、トップウGPはまだ4巻までしか販売されていませんので、見つけるのに時間がかかることもあります。
しかも、お店まで行くのが面倒なんてことも。
そんな時は送料も無料で到着までの時間もかからないAmazonで購入する方がいいでしょう。
(2021/04/13 07:42:56時点 Amazon調べ-詳細)
バイク乗りにとってトップウGPは教科書になるかもしれない
トップウGPではところどころレースのライン取りやセッティングの解説など、レーサーが読んでも納得できる内容が描かれています!
そのため、サーキット走行に興味がある人や、バイクに乗っている人にとって教科書的な漫画であるとも言えるでしょう!
また、2巻から出てくる河川敷の広場でのトレーニングは、実際に行なっているものでもあります。
さすがに相手をタッチするまではいきませんが、タイヤを限界まで使ってのスライドコントロールのトレーニングはよく行なっています。
最新のバイクレース漫画でレースのことをもっと知ってみてはいかがですか!?
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