バイクの免許を取り、いざバイクを買うとき、世の中にはたくさんの魅力的なバイクがあります。
もちろん乗りたいバイクが決まっている場合は、お気に入りのバイクを迷わず購入することをおすすめします。
でも、
免許を取ったけど、どんなバイクが良いのかわからない
最初に選ぶバイクは旦那バイクが良いの?
なんて人もいるかもしれません。正直なところ、どんなバイクが自分に合うのかよくわからないこともあるでしょう。
そこで本記事では、初めての愛車選びの参考に、初心者がバイクを選ぶときに重視しておきたいポイントをご紹介していきます。
↓こちらの記事にはバイクのジャンルについても詳しく書かれています
↓どうしてもバイク選びが決められないという人のために、診断ツールも作成しました
初心者のバイク選びは「恐怖心を無くすこと」を重視する
バイクは身体を使う乗りものであることに加え、ライダーの「精神面」が大きく影響する乗りものでもあるのです。
そのためまずバイク選びで重要なのは恐怖心を無くすこと。
もちろんある程度の恐怖心は安全運転のために重要ですので、恐怖心を全く持っていない人もどうかとは思います。
しかしバイクは楽しい乗りものであるのに、いつまで経っても恐怖心の方が大きければ、とてもじゃないけど楽しむなんてことができませんよね。
そのため、まずは安心して乗れるバイクを選ぶことが大事。
初心者がバイクに恐怖心を感じないようにするための3つのポイント
もちろんあらかじめお目当のバイクが存在しているのであれば、迷わずそのバイクを購入すれば良いでしょう。
でも免許をとったばかりの時は、運転に慣れていないため不安を持つこともあると思います。
前項でもご紹介しましたが、「恐怖心を無くすこと」を重視してバイク選びをすることが大事だとご紹介しました。
では具体的に「恐怖心を無くす」バイクはどういうものなのか。次の3つが考えられるでしょう。
- 車体の軽さ
- 取り回しの良さ
- 足つきの良さ
①車体の軽さ
バイクの重量は、400ccクラスのものでも150〜200キロほどあります。
当然、バイクの重量は走行中の運動性能にも大きく影響し、当然軽ければ軽いほど軽快な動きができるでしょう。
そして、軽快な動き=自分の思っているような動きとなります。
人はコントロールできない時に不安を覚え、恐怖心を抱くようになります。
もし初めから大きな思いバイクに乗って、満足にコントロールできず、狭い路地なんかに入ってしまったら…
考えるだけでバイクに乗ることが怖くなりませんか?
ベテランライダーでも、思うように運転できないとかなり不安になります。
また、万が一転倒してしまった際に自分で起こさないといけません。
バイクを起こす際にはちょっとしたコツを掴めば起こすことができるものの、重いバイクだと大きな力も必要となるため、かなりの重労働。
そのため「もし転けたら起こさないかも…」というネガティブな感情になると、バイクに対する恐怖心が自然と出てきて、バイク=怖い・危ないイメージが定着し始めるかもしれません。
②取り回しの良さ
バイクに乗っている時だけではなく、押している時のことも少し考えてみましょう。
- バイクをガレージから出す
- 狭い道でバイクを切り返す
など、考えてみるとバイクを押す場面は意外と少なくありません。
そんな時、
- 重すぎて少しでも坂があると動かせない
- 大きすぎて切り返すと気に息があがる
などを経験すると、せっかく楽しむためにバイクを方にも関わらず、ただただしんどいだけ。
そして後からついてくる感情は、「バイクしんどい…」というネガティブ感情です。
そのため、軽く押して歩くことができるバイクであることも、バイク選びで重要なことなのです。
お店で気に入ったバイクを見つけたら、試乗はもちろんですが、しっかり押し歩くことも大事ですね。
③足つきの良さ
免許を取り立ての初心者が一番不安に感じることは、バイクに跨がったときに足が地面につかないときではないでしょうか?
バイクはタイヤが2本しかありませんので、自立できない乗りものです。
そのため停車時は人間の足で支えてあげる必要があります。その時につま先立ちや、片足しか地面につくことができないとなると、かなり不安定な状態になるのです。
そうなると襲ってくるのが、転倒する恐怖。
どんなに運転に慣れたベテランライダーでも、ひとたび背の高いオフロード車に乗れば不安になる人もいるのです。
それくらい足つきの良さは恐怖心に深く関係するのです。
そのため、お気に入りのバイクを見つけた時は、まずは跨がってみて両足が地面付き、その状態で怖くないか確認することをおすすめします。
お気に入りのバイクでどうしても足つきを良くしたい人は、シートのあんこ抜きをしても良いかもしれませんね。
バイクは用途によって全く違う乗りものでもあるため自分のスタイルを決めるのも大事
バイクには様々なタイプがあり、目的によって乗り味もさまざま。
少しレース車両の話をさせていただきます。よく間違われるのが、「乗りやすいバイク」が「速いバイク」ということ。
でも、乗りやすいバイクだからといってサーキットを速く走らせることができる訳ではありません。
もちろん乗りやすいバイクだと、乗りやすさのおかげでどんどんペースを上げていけるでしょう。
乗りやすいと恐怖感も少なくなり、勇気を持ってトライすることもできるかもしれません。
しかし、速いバイク(例えばレーサー車両)は、その速度域での性能に特化しており、逆にスローペースだととてもじゃないけど乗れたものではないなんてこともあります。
また、突き詰めれば街乗りバイクがベースの車両と、レーサーバイクは走らせ方が全く違います。
ということは、自分がどういう用途でバイクライフを送りたいのかをしっかりとイメージすることが、最初のバイク選びにも重要なことだと考えられます。
そして目的にマッチするバイク選びが、恐怖心を抱かないバイク選びに繋がるのではないでしょうか。
まとめ:まずは恐怖心を無くすバイクを選んで技術を磨こう
初心者のバイク選びはで重要なのが、恐怖心を無くすこと。
恐怖心を無くすポイントをおさらいすると、
- 車体の軽さ
- 取り回しの良さ
- 足つきの良さ
となります。
もちろんたくさんバイクに乗ることで、自然と技術も身に付き、恐怖心も少しづつ薄れてくるでしょう。
そうなると、もうバイクが楽しくてしょうがなくなってくるはず。たくさん乗って楽しいバイクライフを送りましょう!