バイクは車と違って体がむきだしの状態で乗るため、冬場になると途端にバイクに乗るのがきつくなりますよね。
特に真冬のサーキットはとにかく寒さとの戦いですね。
特に真冬にミニバイクでコースに走りに行くとコース外に雪がある状態で走行した時もあり、あまりにも指が冷えすぎて走行後はラジエーターに手を当てて暖をとることも。
そこで、サーキット走行から街乗りの方まで使えるおすすめの防寒グッズをご紹介します。
冬場にバイクで走行すると体力が消耗しやすい
人は寒さを感じるとこれ以上体温を奪われないように血管を収縮させて血の流れを少なくしようとします。
さらにこの冷えによる血行不良は体に必要な酸素やエネルギーが届かずに細胞が正常な働きができなくなってしまいます。
また、体が冷えてしまうことで代謝機能が低下するため疲れやすかったりします。
以上のことから、脳や体も本調子の状態で動くことができないということになるため、ライディングにも影響を与えてしまいます。
また、体が冷えた時は運動することによって大半の熱(生み出される熱全体の70%以上)は筋肉や皮膚から熱が作られるのですが、ライディング中は体を動かすものの、そう多くは動かすことはできません。
そのため、走行中に一度体が冷えるとなかなか体を温め直すことはできないとも言えるでしょう。
参考:http://www.terumo-taion.jp/health/activity/01.html
冬場のサーキット走行で使っていた4つの防寒対策品
冬場のサーキット走行の際に使ったおすすめのアイテムは以下の通りです。
- ヒートテック
- インナーグローブ
- ウォームマスク
- 使い捨てカイロ
- 電子ケトル
どれも無くてはならないため、以下でご紹介しますね。
1.冬用インナー
走行中は冷たい風に晒されるため、自分の体温があっという間に奪われてしまいます。
そのため、インナーの代わりにユニクロのヒートテックを着ていました。
12月ごろに開催されるレースの時では必需品でしたね。
おすすめは「極暖」タイプの首まで覆えるタートルネックタイプがいいでしょう。
2.インナーグローブ
バイクの装備品メーカーRSタイチから発売されている「サーモトロン インナーグローブ」
手にはめ、その上にグローブをつけることで真冬の走行で指がかじかむことを防いでくれるもの。
素材も薄いため、ゴワゴワして操作しづらいと言ったことはほとんどありません。
もちろんサーキット走行でも使用していました。
蓄熱保温素材のサーモトロンを採用し、滑らかな表面であるためグローブの脱着もスムーズに行うことができます。
太陽光を吸収する蓄熱保温素材のことで、光エネルギーを熱に変換する機能を持っている機能性セラミックのミクロ粒子を繊維の芯部分に練りこんでいます。この素材は冬用の防寒着や防寒具に使われることが多く、マットやこたつにも使われていることもあります。
3.ウォームマスク
フェイスマスクとネックウォーマーの役割を兼ね備えている商品です。
ネプレオン素材でできており、薄手であるもののしっかりと熱を逃さない高機能となっています。
鼻や口元にベンチホイールがありシールドが曇りにくく、マジックテープ式で脱着が楽な点もいいところ。
4.使い捨てカイロ
冬場の走行の合間は特に寒くなります。走行中は少なくても集中しているものの、サーキット走行では少なくてもに汗をかいているため、走行が終わるとその汗の影響で体が冷え込むのが早くなります。
早く着替えるのはもちろんですが、ポケットに使い捨てのカイロを入れておき、少しでも体を温めるようにしましょう。
体に貼るタイプは万が一転倒して破けると悲惨になるためおすすめできません。
5.電子ケトル
冬場のサーキットには必需品ですね。
特にサーキットのピットやパドックは暖房も何もなく、さらに風も通りやすいためあっという間に体が冷えてしまいます。
お昼ご飯はあったかいものを食べたいですよね…
冬場のサーキット走行にあると便利な温度チェッカー
これは必需品ではありませんが、路面の温度やタイヤの表面温度を記録しておくためにあると便利なグッズとなります。
特に冬場はタイヤも硬く、転倒のリスクもあるため、冬場の走行の気温や路面温度、タイヤの表面温度をしっかりデータとして記録しておき、次回の走行に役立てましょう。
まとめ〜冬場はしっかり防寒対策を取ってからバイクに乗ろう〜
バイクでの走行は一度体を冷やしてしまうと体温を取り戻すことが難しいため、熱を逃さないように防寒対策をしっかりとることが重要になります。
また、サーキット走行においては、走行の合間の休憩時間にしっかりと体を温め直すことが今後の練習も集中して取り組めるポイントとなるため、体を温めるものも用意しておくことをおすすめします。