『東洋のドーバー』とも呼ばれる屏風ヶ浦は、外房ツーリングの定番スポットとして人気があります。
一番のポイントは、何と言っても断層がはっきりと見える断崖絶壁を間近に眺めることができるところ。
人工物に囲まれた日常を少し離れ、自然を直に感じることをしたい人にはうってつけのスポットだと言えるでしょう。
本記事では、そんな屏風ヶ浦の詳細やアクセス情報をご紹介していきます。
屏風ヶ浦とは
屏風ヶ浦は千葉県銚子市の海岸沿いにある断崖絶壁のこと。飯岡刑部岬へ向けて約10kmほどの長さがあります。
高さ40〜50mほどの切り立った断崖は長い年月をかけて波に浸食され、このような形になりました。
また、イギリスとフランスの間にあるドーバー海峡の白い壁に似ているため『東洋のドーバー』とも呼ばれています。
また、屏風ヶ浦前にある銚子マリーナ海水浴場には日本一小さい水族館もあります。地元の海の生き物に触れることができるのも、また隠れた大きな魅力です。
屏風ヶ浦へのアクセス情報
所在地 | 千葉県銚子市潮見町 |
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電話番号 | 0479-24-8181(銚子市観光商工課) |
アクセス | 東関東自動車道 佐原香取ICから約1時間 |
URL | 銚子市観光協会 |
屏風ヶ浦の駐車場情報
バイクや車で屏風ヶ浦に行く際は、銚子マリーナ海水浴場の駐車場に駐めることになります。
銚子マリーナは海水浴だけでなくボートやイルカウォッチングなどのマリンスポーツも楽しむことができるため、晴れた日の休日は沢山の人で賑わいます。
駐車場もそれなりに車やバイクがひしめき合う事があるので、駐め場所を探さなければいけないかもしれません。
一応自転車とバイク兼用のスペースも完備されていますが、数台分のスペースしか無いことも頭に入れておいてください。
駐車場の隣にはトイレも完備されています。
屏風ヶ浦周辺のグルメ
風のアトリエ
海が広がる景色を楽しめるカフェ。店内はレトロある雰囲気をしており、窓から見える風車や山羊はのどかな雰囲気を引き立てます。
メニューのバリエーションは豊富で、コーヒーやパフェ、ランチメニューなどがあります。どれもお洒落で見た目も楽しむことができます。
地球の丸く見える丘展望館の近くにあるのもポイントです。
所在地 | 千葉県銚子市天王台718 |
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電話番号 | 0479-22-2155 |
駐車場 | あり |
定休日 | 月曜日 |
営業時間 | 11:00~18:00(L.O.17:30) |
URL | 公式サイト |
食事処 見晴
外側漁港のはずれにある海鮮料理屋さん。昔は敷地のまえが海岸線だったらしく、海の家のような雰囲気をしています。
ラーメンやカレー、さしみ定食、あら煮定食などが定番メニューで、特に新鮮な刺身が食べられる定食が人気のようです。
所在地 | 千葉県銚子市犬若11310-3 |
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電話番号 | 0479-23-3511 |
駐車場 | あり |
定休日 | 火曜日 |
営業時間 | 11:00〜19:00 |
高根商店 名洗町本店(銚子たかね)
干物や珍味など地元のお土産系を販売しているお店です。店員さんの雰囲気も良く、近くに来た際には立ち寄りたくなります。
ご飯のお供になるものが多いため、こちらで購入したものをお土産として配ると喜ばれるかもしれません。
所在地 | 千葉県銚子市名洗町3259-3 |
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電話番号 | 0479-22-2737 |
駐車場 | あり |
定休日 | 毎週木曜日、年始 |
営業時間 | 8:30~17:30 |
URL | 公式サイト |
屏風ヶ浦を散策してみた
銚子マリーナ海水浴場
湾になっているところが銚子マリーナ海水浴場となります。
比較的波は穏やかですので、家族連れの方が多く訪れます。
浜辺からは屏風ヶ浦の岩壁を見ることもできます。
湾なので、海の向かいも屏風ヶ浦が見えます。
ずうっと続いている岩壁を見ていると、大自然の大きさに圧倒されてきます。
屏風ヶ浦遊歩道
海水浴場から屏風ヶ浦の方に歩いて行くと遊歩道があります。
遊歩道を進んでいくと右手に岩壁があります。
目と鼻の先にあるので、その迫力にも圧倒されます。
地層がはっきりと見えるのも面白いですね。
ちなみにこの一帯は『銚子ジオパーク』とも呼ばれています。※地質や地形の保護を目指している地域
銚子海洋研究所
銚子マリーナ海水浴場前にある海洋研究所は”世界一ちっちゃな水族館”と言われています。
一人暮らし用のアパートくらいの面積しかありませんが、ヒトデやヤドカリなど地元で取れる小さな生き物を触ることができます。
所在地 | 千葉県銚子市潮見町15-9 |
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電話番号 | 0479-24-8870 |
定休日 | 不定休 |
営業時間 | 夏期(5月~10月)10:00~17:00 冬期(11月~4月)10:00~16:00 |
料金 | 大人300円 小人200円 |
URL | 公式サイト |
館内はこのように小さい水槽があり、クラゲやホヤなどを見ることができます。
こちらはウメボシイソギンチャクです。
触手を窄めてしまっているのですが、餌を取る時などになると綺麗に広がるようです。
ウミウシです。図鑑で見たことしかなかったので、アメフラシのように大きいのかと思ったら、人差し指ほどの大きさでした。
これくらいだと可愛いと思えるのが不思議ですね。
ごろんと寝そべっているのはユムシという生き物。干潟に生息し、普段は地面に穴を掘り、そこに過ごしているそうです。
釣りの時の餌にされたり、珍味として食用にされたりと残念な生き物なのですが、よく見てみると先端に口のようなものがあったり、全身を微妙に動かしていたりと、いろいろ発見がある面白い生物です。ずっと見てしまいますね。
サビウツボもかなり小さめ。そして顔が愛くるしいですね。漫画みたい。
中央にはヒトデやヤドカリが放流されているタッチングプールがあります。
ヒトデは意外とフニフニしています。
拳大ほどの大きさのヤドカリもいました。
ちなみにウニも一緒に入れていたみたいですが、ヤドカリに食べられてしまうみたいなので、別の水槽に避難したそうです。
ナガスクジラの髭も展示されており、こちらも触ることができます。
屏風ヶ浦は近隣施設も含めて充実しているツーリングスポットだった
大自然の雄大さを実感できる屏風ヶ浦は、遊歩道から眺めるだけでもちろん行った価値を感じることができましたが、それ以上に水族館や海水浴場などの近隣施設も充実しているため、十二分に楽しむことができます。
犬吠埼灯台や飯岡灯台、地球の丸く見える丘展望館なども近くにありますので、ぜひセットで訪れてみてください。