バイクでサーキットを走行する時って当然レーシングスーツを着て走りますよね。
でも、もし雨の中そのまま走るとなると、全身ベタベタになってしまうのはもちろん、走行風で体温があっという間に奪われてしまいますから、さすがにそのまま走るわけにはいきませんよね。
でもバイクレースを本格的に始めると、雨でも走行するシーンって意外とあるものです。
さすがに普段使っている雨合羽を使用すると、
- バサバサとなびく
- タンクをホールドする時にズルッといってしまう
なんてデメリットもあるので大変危険です。
そこで、
- レーシングスーツ用レインウェアの特徴
- 選ぶ時に注意すること
- おすすめのレインウェア
といったことをご紹介しますので、サーキット走行をする人はぜひレインウェアを1着用意しておくことをおすすめします。
バイクレースで使うレーシングスーツ用のレインウェアの特徴
レーシングスーツの上に着る専用のレインウェアは、普通の雨合羽やバイク用レインウェアと違い、以下のような特徴があります。
- 基本的には透明
- 風でバタつかない
- ある程度伸びる
この特徴はレースをする上でもかなり重要ですので、一つずつ確認していきましょう!
基本的には透明
まず、レーシングスーツ用レインウェアは基本的に無色透明です。
なぜなら、レーシングスーツはライダーの特徴を出していたり、スポンサーやチームのロゴもたくさん付いており、少しでも見えるようにしておきたいからだと考えられます。
さすがに材質上完全な透明とまではいかなく、白っぽくなってしまうものの、それでもライダーが何色のレーシングスーツを着ているかは見分けることができます。
風でバタつかない
サーキットを高速で走行するバイクに乗ると、かなりの走行風を受けます。
そんな時に少しでもバタつきがあるものを身に付けていれば、走行中にバタバタとかなりうるさく、ライディングに集中することができません。
また、バタつきが空気抵抗を生んで最高速が伸びないなんてことも考えられます。
そのため、レーシングスーツ用のレインウェアはぴったりしているものが多く、よっぽどサイズが大きくないとバタつかない設計になっています。
ある程度伸びる
バタ付きを抑えるためにぴったり収まるレーシングスーツ用レインウェアですが、キツすぎて動きが制限され、体の動きに支障をきたすとなれば本末転倒ですよね。
そのため、レーシングスーツ用レインウェアはある程度伸びる材質を使用しています。
レーシングスーツ用レインウェアを選ぶ時に気をつけること
レーシングスーツ用レインウェアの特徴がわかったところで、選ぶ時には次の3つのことに気をつけましょう。
- 使い捨てということも想定しておくので値段も考えておく
- サイズはぴったりのものを選ぶ
- レーシングスーツに張り付かない素材を選ぶ
1.使い捨てということも想定しておくので値段も考えておく
バイクで走る以上転倒のリスクは必ずつきます。
ましてや雨天時のサーキット走行なんて街乗りと比べるとかなりリスキーでもあります。
もし万が一転倒すれば必ずレインウェアは破れてしまうため、サーキットでレース活動をする以上はレインウェアは消耗品だということを頭に入れておいたほうがいいですね。
そう考えるとレインウェアもあまり高価なものでなく、安くてしっかりしているものを選ぶ方がいいとも考えられますね。
金額の目安は、およそ1万円ぐらいのものが安価だと言えるでしょう。
最後におすすめのレインウェアをご紹介しており、価格もご紹介しておりますので参考にしてみてください。
2.サイズはぴったりのものを選ぶ
レーシングスーツ用レインウェア選びでかなり重要なポイントでもあるのが、サイズがぴったりなものを選ぶということです。
レーシングスーツの上に着るもののため、できれば大きめのものを選んでしまいがちですが、バタつきが大きいと走行に集中できなくなります。
それよりもレインウェアはある程度伸びるため、どちらかといえば小さめのサイズのものを選んでも問題ないでしょう。
そのため、サイズ選びに迷った時は小さめを選択することをおすすめします。
3.レーシングスーツに張り付かない素材を選ぶ
雨に濡れたレーシングスーツは滑りにくくなる特性があるため、ものによってはレインウェアを着るとレーシングスーツとくっついてしまうことがあります。
もしレーシングスーツとレインウェアがくっついてしまったら動きが制限されますし、力がかかりすぎて場合によってはレインウェアが破れてしまう危険性もあります。
そのため、なるべくレーシングスーツにくっつかないものを選びましょう。
おすすめレーシングスーツ用レインウェア
上記でご紹介した特徴や注意点を踏まえ、レーシングスーツ用レインウェアのおすすめのメーカーをご紹介すると、
- RSタイチ
- 趣味職人
- MAD DOG(マッドドッグ)
となります。
圧倒的スペック【RSタイチ】
レーシングスーツの製造で有名な大手国内メーカーRSタイチから販売されているレインウェアは防水ストレッチ生地を使用しており、走行中の体温低下も防いでくれます。
また、皮膚呼吸に似たような特殊構造の生地を採用しており、高レベルな防水・防風性を実現しています。
値段の方は15,000円ほどと少し高めですが、生地の素材や動きやすさなどの信頼性を考えると決して高くはないでしょう!
おすすめ度 | |
素材のポイント | 防水ストレッチ生地 |
価格 | 16,000円(公式サイト) |
コスパを考えると間違いない!【趣味職人】
1万円ちょっとで購入できるレインウェアですが、安くてもしっかりした素材で値段以上のものとわかります!
筆者はレース活動をしていた時はこのレインウェアをずっと使用していました。もちろん全日本選手権もこれで走っていました。
他のレインウェアと比べて生地の透明度も高く、サイズが合えばロゴもしっかり確認できるでしょう。
おすすめ度 | |
素材のポイント | 半透明素材 |
価格 | 10,584円(Amazon) |
レーシングスーツとの相性バッチリ【MAD DOG(マッドドッグ)】
タイヤウォーマーなどのレース用品を取り扱っているMAD DOG(マッドドッグ)のレーシングレインウェアは、裏地はレザースーツの張り付きを防止する素材が使われているため、ライディングを妨げないように設計されています。
おすすめ度 | |
素材のポイント | 半透明素材 |
価格 | 9,180円 |
まとめ:雨量によっては上半身のみの使用でもいい
レーシングスーツ用レインウェアのズボンはゴワゴワしてタンクをしっかりニーグリップできないなんてことも考えられますので、雨量によってはズボンは着用しないという選択もありです。
特に雨天時の走行ではタンクのホールドが安定性に大きく影響するため、もしズルッと滑ってしまうとかなり危険な思いをすることもあります。
今回ご紹介したレーシングスーツ用レインウェアはどれも信頼できるものですので、サーキットを走行するのであればぜひ1着持っておきましょう!