ワインディングロードも多く、山道もしっかり楽しめる千葉県のツーリングルート。
その道中に立ち寄っていただきたい大自然の観光スポットが濃溝の滝と亀岩の洞窟です。
君津の山奥に位置し、隠れた観光スポットなのかと思いきや、テレビでも紹介されたり、SNSで有名になったりし、今や千葉県を代表する自然の絶景スポットとして紹介されています。
また、県道24号線の道沿いにあり、意外とアクセスがしやすいことから、たくさんのライダーが訪れるツーリングスポットとしても有名です。
今回は、そんな濃溝の滝・亀岩の洞窟について詳しくご紹介していきます。
↓濃溝の滝・亀岩の洞窟については、こちらの動画内でもご紹介しています。
↓また、千葉県のおすすめツーリングスポットについてもご紹介しています。
濃溝の滝・亀岩の洞窟の滝とは
濃溝の滝(のうみぞのたき)亀岩の洞窟(かめいわのどうくつ)は、千葉県君津市の清水渓流広場にあります。
亀岩の洞窟に差し込む日光が水面に反射した際にハートのシルエットを映し出す景色がSNSで話題になりました。
ちなみにハートが見られるのは3月と9月のお彼岸時期で、早朝の時間帯に見られるそうです。
また、洞窟周辺の遊歩道は初夏にかけて蛍が見られ、秋には紅葉の景色を楽しめることから、県外からも観光客が訪れる有名な観光スポットとなっています。
この洞窟や川、一見すると何も違和感の無い天然のものようにも思いますが、実は水田開発のために作られた人口のもの。
曲流部分にトンネルや切り通しを作って流れを変える「川廻し」と呼ばれる技術を使って作られているのです。
濃溝の滝・亀岩の洞窟へのアクセス方法
住所 | 千葉県君津市笹 |
駐車場 | 約130台(車の場合) |
アクセス | 木更津東ICより約33分 |
濃溝の滝・亀岩の洞窟の駐車場情報
駐車場はかなり広めにとられていますが、休日は車や観光バスが沢山訪れるため混雑は必須です。
ただし、バイクであれば難なく空いたスペースに停められますので、駐車場に困ることはないでしょう。
園内への入り口にはトイレもあります。
濃溝の滝・亀岩の洞窟の周辺施設
駐車場の周辺には様々なお店がありますので、併せてご紹介します。
千寿の湯
濃溝の滝おみやげセンターの隣にある千葉県の中では珍しい源泉掛け流しの温泉。
お湯の量が決して多くありませんので、浴室自体がこじんまりとしていますが、琥珀色の源泉からはほのかに硫黄臭が漂い、お湯の中には湯の花が浮かび、本格的な天然温泉の雰囲気を楽しめます。
浴室のにある大きな窓からは渓谷を見下ろすことができ、紅葉の季節は隠れた絶景ポイント。施設内には休憩室もあり、宿泊も可能。旅の疲れをゆっくり癒すことができます。
住所 | 千葉県君津市笹1954-17 |
電話番号 | 0439-39-3791 |
営業時間 | 10:30~21:00 |
定休日 | 火曜日(祝日の場合は営業、翌日定休) |
料金 | 入浴:大人1,000円 小人500円 宿泊:大人3,500円 小人2,000円 ※クレカは使用できません |
URL | 公式サイト |
風鈴堂
卵料理を中心としたメニューが多いレストランです。
県内トップクラスの生産量を誇る君津の卵を使用した「きみつプリン」や「きみつソフト」はかなり有名。
厳選された数種類の卵からメニューに適したものを使用しており、中でも光永ファームの「永光卵」や菜の花エッグの「菜の花たまご」は好評です。
永光卵を使った「究極の卵かけごはん」は非常に濃厚な黄身で絶妙な味わい。
立ち寄った際はぜひ堪能していただきたいですね。
土日になると必ず混雑しますので、順番待ちをすることを想定して訪れる方が良いかもしれません。
住所 | 千葉県君津市笹1954-17 |
電話番号 | 0439-32-1015 |
営業時間 | 11:00~16:30 土曜日のみ22:00(L.O 21:30) |
定休日 | 水曜日 |
URL | 公式サイト |
濃溝の滝おみやげセンター
せっかくきたのであればお土産を買いたい人もいるかもしれませんが、そんな時に立ち寄りたいお店です。
最近の道の駅に比べると小規模に思うかもしれませんが、地元のお土産屋さんを散策するのが好きな人はぜひ一度立ち寄っていただきたいところですね。
住所 | 千葉県君津市笹1954 |
営業時間 | 9:00~18:00※日曜日のみ16:30閉店 |
濃溝の滝・亀岩の洞窟の詳細情報
実際に公園内を歩いてみました。入り口はこのようになっています。今や千葉県を代表する観光スポットにもなっており、掲示板には様々なパンフレットがあります。
散策路はこのように木々が生い茂っています。きちんと整備されている遊歩道といった感じで非常に歩きやすくなっています。
遊歩道の途中に東屋もありますので、ここでちょっと一息ついて大自然を満喫するのも良いかもしれません。
沢山の木々が生い茂り、マイナスイオンが漂うので、日頃のストレスを発散するには最適の場所ですね。
ただ、マムシや山蛭なども出没するので、足元に十分気を付ける必要があります。
散策路の最深部は広場になっていて、幸福の鐘があります。
これは2011年に君津市民から寄付されてできたもので、亀岩の洞窟から開運福寿をもたらすようにとの願いが込められているそうです。
その隣には、恋人の聖地でよく見かける愛の錠前のようなものもありました。
広場から下に降りる階段の方に行くと、より近く洞窟を観れるポイントに行くことができます。
ただ、ここは岩場になりますので、前日に雨が降っていると地面がぬかるんでいたりと滑りやすくなっており、歩く際に注意が必要。
ライダーブーツを履いていると、さらに滑りやすいので気を付けましょう。
岩場から見られる水はかなり澄んで透き通っています。小さな魚も見ることができました。
そして前方に亀岩の洞窟があります。
少し距離がありますので、撮影する際は目一杯ズームしなければいけません。
お昼過ぎに訪れた時はこのように見えました。
この川が出来た当時は「川田のトンネル」と呼ばれていましたが、2002年にトンネル下方で亀に似た岩が発見され「亀岩の滝」という名前が付けられたそうです。
洞窟の一番手前にある岩が亀岩と呼ばれており、目を凝らすと「北辰妙見大菩薩(北極星を神格化した星の神様)」が鎮座しているように見え、
- 長寿延命
- 健康成就
- 家内安全
- 交通安全
がもたらされると言われています。
また、濃溝の滝は幸福の鐘がある広場を挟んだ下流域にあり、実は広場からだと見ることができません。
戻りのルートは木道で帰ります。
時期によっては夜間に訪れると蛍を鑑賞することができます。
撮影した時期は6月下旬頃ですので一帯が鮮やかな緑に染まっていますが、秋になると紅葉色に染まります。紅葉シーズンにも訪れたいですね。
房総半島に訪れるのならツーリングプランに組み込みたいところ
千葉県には様々な観光地がありますが、大自然を満喫するという面ではダントツにおすすめできるスポットです。
特に休憩中に食べるきみつプリンやきみつソフトはもちろん絶品ですが、ライディングで使い切った集中力を回復させるための糖分補給にもぴったり。
房総半島に訪れるのであれば、ぜひツーリングプラン組み込んでいただきたいですね。