東京近郊のツーリングスポットとしておすすめなのが千葉県の房総半島。
中でも富津岬は、アクアラインを通ったすぐ先にある絶景スポット。都内からは約150kmほどとアクセスが良いため、多くのライダーが訪れます。
実際に行ってみると、ツーリング先で海を眺めたい人や、自然を満喫したい人におすすめのスポットだと思いました。詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
↓千葉県のおすすめツーリングスポットはYouTube動画で紹介しています。
富津岬はどんなところ
富津岬は千葉県富津市から東京湾に突き出す形の岬で、南房総国定公園の1つとされる景勝地。対岸には横須賀市を眺めることができます。
岬一帯の地域は富津公園として整備されており、遊歩道や運動広場、ジャンボプールなどの施設もあります。
また、岬一帯はツーリングスポットだけではなく、千葉県の中でもかなり有名な観光スポットとして紹介されています。
観光地などで見かける「絶景スポット〇選」のようなものがあるかどうか調べてみたら色々出てきました。
- 日本の都市公園100選
- 日本の白砂青松100選
- 房総の魅力500選
- 関東の富士見百景(明治百年記念展望塔)
- ちば眺望百景(明治百年記念展望塔)
ほかにも、富津岬がある富津洲は、戦時中軍用地として利用されていたという話も出てきました。
岬の沖合には人工的に造成された海堡(かいほ)があり、一時期は岬と陸続きになっていたと言われています。
※海堡は砲台としての役割を担っていますが、富津岬の海堡は実践で使われることはありませんでした。
現在では水没してしている部分もありますが、岬の海岸からは海堡へと続く道がしっかり確認できます。
そして富津岬の象徴とも言えるのが『明治百年記念展望台』。
ゲームに出てきそうな特徴的なデザインは、環境デザイナーの池原謙一郎氏が五葉松をモチーフにしたとされています。
標高約30mの展望台に登ると、東京湾に突き出た5kmもの砂嘴(さし)を見渡すことができます。
それ以外にも、岬の付け根にあたる部分には、戦時中に試験射撃が行われていた『中の島展望塔』があります。
『明治百年記念展望台』の存在感があまりにも大きすぎるのと、駐車場からしばらく歩かなければ行けませんので、意外と認知が少ないスポットです。
もし時間があって戦時中の遺構などに興味があれば、公園内を散策してみるのも良いかもしれません。
富津岬のアクセス情報
アクセス | 東京湾アクアライン館山自動車道・木更津南ICで降り、国道16号を富津方面へ |
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駐車場 | 普通車539台・大型車21台・身障者用12台 |
富津岬の駐車場情報
駐車場は改修工事が施され、少し高い位置にあります。バイクは写真手前の広場に停めることができます。
トイレも併設されていますので、安心です。※写真奥の建物
休日や天気の良い日になると岬周辺でパラグライダーを楽しむ人も訪れるため、駐車場が混み合うこともありますが、バイクの駐車スペースも確保されていますので、置き場所に困ることはありません。
また、バイクの駐車スペースは撮影スポットにも最適。展望台を背景に愛車の写真を撮ることができます。
土日はライダーも沢山集まりますので、交流する場所としてもぴったりです。
富津岬の展望台『明治百年記念展望台』に登ってみた
建物自体は昭和48年に建設されたため柱が所々錆びていますが、それが逆に味があるようにも見えます。
頂上へと続く階段や足場は、綺麗に整備されていて歩きやすい印象を受けます。
頂上からは砂嘴の全貌を見渡せます。
標高30mとは言え、海岸沿いにあるため風が強い日も多いため、高所恐怖症の人だと少し恐怖を感じるかもしれません。
天候が良ければ、アクアラインやベイブリッジ、対岸にある三浦半島、スカイツリーなども見渡せます。
さらに、気象条件が合えば富士山も眺めることができます。カメラを持って行くことをおすすめします。
展望台下の砂浜に降りると、穏やかな東京湾の景色が楽しめます。
アクセスが良い富津岬はツーリングスポットとして最適
潮風が当たるためツーリング後の洗車が欠かせませんが、ぐるっと海の景色を望める展望台に行ってみる価値は十二分に感じます。
都心からのアクセスも良く、日帰りツーリングにもおすすめですので、大自然都会の喧騒を少し離れたい人や、ふらっと気分転換をしたい人は、ぜひ訪れてみてください。