- オートバックスでETCを取り付けた時の時間や費用
- 実際にオートバックスでETCをつけた時の体験談
- お得にオートバックスでETCを取り付ける方法
「今や付けていない車なんてほとんど存在しないのでは?」と思うほど当たり前となっているETC。新車を購入するときもディーラーがサービスで付けてくれたりもします。
しかし中古の車を購入したら付いていなかったなんてこともありますので、後からETCを付けなければいけない場面はたくさんあります。
筆者も中古で購入した車にはETCがついていませんでしたので、どうやって装着しようか悩みました。
自分で付けようかディーラーに持っていって付けてもらおうか…
そんな時、たどり着いたのが大手カー用品店でもあるオートバックス。
カー用品店と言えばイエローハットもあり、取り付け工賃やセットアップ料金などの費用を比べてみるとほとんど同じであるため、どちらがお得かというと明確には答えられないんですよね。
なので深くは考えず、家の近くにあるオートバックスでETC取り付けをしてもらうことに。
そこで今回は、せっかくなのでかかった時間や金額、必要なものについてまとめてみました。
具体的には、
- オートバックスでETCを取り付けた時の時間や費用
- 実際にオートバックスでETCをつけた時の体験談
- お得にオートバックスでETCを取り付ける方法
といった内容をご紹介しますので、これからオートバックスでETC取付けを考えている人はぜひご一読ください!
実際にオートバックスでETCを購入してみた
実際にオートバックス菊川店でETCを購入してみましたので、ちょっとその様子についてご紹介します。
お店で購入する流れは以下の通りとなります。
- ETC本体を購入
- レジで取り付けの手続きをする
- 取り付け箇所の確認
- 待合室で待機
- 作動確認をして完了
①ETC本体を購入
まずは店舗のETC販売コーナーでETC本体を選びます。
ちなみにETCは「ETC1.0」と「ETC2.0」の2種類が存在します。
通常のETCで、料金所で停止することなく通過できるようになります。自動的に深夜割引や休日割引なども適用されるため、高速道路を頻繁に利用する人にとってはなくてはならないものでもあります。
ETC1.0の機能に加え、ITSスポットでの渋滞回避支援や安全運転支援などの機能も追加されています。カーナビやスマホと連動して最新の渋滞情報を表示したり、圏央道の料金約2割引となる特典もあります。
オートバックスでは「ETC2.0」2種類、「ETC 1.0」3種類、計5種類の中から選ぶことができます。
また、車載器本体意外にも取付けベースなども揃っていたため、取り付けには困らないと思います。
さらに今回は「普及促進キャンペーン」がが実施されていましたので、セットアップ料金が
- ETC1.0・・・3,500円→2,850円(650円割引)
- ETC2.0・・・3,000円→2,500円(500円割引)
となっていました。
ETC車載器の本体にその車の情報を入れ込む作業で、これをしなければ適正なETC料金が算出されないため使用できません。
入れ込む作業は暗号化されますので登録店のみ行えます。登録は基本的に自分ではできません。
②レジで取り付けの手続きをする
まずは5種類のものから好きなものを選んでレジに持っていきます。
その後「分解整備記録簿」と「ETC車載器セットアップ申込書」に名前と住所、電話番号を記入します。
今回は平日でもあったのにもかかわらず、作業を始めるまで1時間ほどの待ち時間がありましたので、一旦店舗を後にしています。
12月と冬場だったので、スタッドレスタイヤへの交換のお客さんが多かったように思います。
③取り付け箇所の確認
待ち時間を消化したあとは、再びお店の受付に行き、車検証と申請書を提出します。車検証はコピーさえ取れればすぐに返却されます。
そして作業員の人と一緒にETC車載器をどこに取り付けるかを決めていきます。
基本的にダッシュボードの平らな場所であればどこでも構わないそうです。
助手席の見えない場所にしても良かったのですが、筆者の場合はETCカードを頻繁に抜き差しすると思いましたので、運転席からすぐ手の届く位置でお願いすることにしました。
そしていよいよ作業開始。
待ち時間の方を確認したら大体1時間以内に終わるとのこと。お店の待合室で待機をします。
作業待ちの間はこのような番号札が渡され、作業が終わると店内放送で呼ばれます。
④待合室で待機
オートバックスの店内には作業待ちのラウンジがあります。
しかもWi-Fiはau・docomo・SoftBankと3大キャリアも揃っていますし、オートバックス独自のフリーWi-Fiも完備されていますので、ネット環境には困りません。
さすがに自販機までは無料というわけではありませんが、時間潰しをする環境としてはかなり良い方なのではないでしょうか?
⑤作動確認をして完了
大体40分くらいで取付け作業が終わり、アナウンスで呼ばれます。作業員の人から簡単な説明を受けて、書類に確認チェックを入れます。
そしてエンジンをかけて実際にETCカードを入れて作動確認をし、書類をもらって完了です。
※最後にもらう書類「ETC車載器セットアップ証明書」に記載されている番号はETCマイレージ登録の際や買い替えの時にも必要になりますので、大切に保管しておきましょう。
受信機も綺麗に取り付けられていますので、ETCを綺麗に取り付けたい人であればオートバックスにお願いしてみるのも全然アリだと感じました!
【他と比較】オートバックスのETCセットアップ料金と取付け工賃
ここでちょっとオートバックスと、他の大手カー用品店のETCセットアップ料金と取付け工賃、そして所要時間について調べてみました。
※もちろん店舗によって細かく金額が変わってくるため、詳しく知りたい人は直接問い合わせしてみることをおすすめします。
オートバックス | イエローハット | ジェームス | |
取付工賃 | 5,000円 ※1 | 4,320円 ※2 | 5,400円 ※2・3 |
セットアップ料金 | 3,000円(ETC2.0:3,500円) | 3,240円 | 2,700円 |
取付+セットアップの合計 | 8,000円(ETC2.0:8,500円) | 7,560円 | 8,100円 |
所要時間 | 60分ほど | 60分〜90分ほど | 60分〜90分ほど |
当日取り付け | 可能 | 可能 | 可能 |
※1 店舗によっては持ち込みでも取付け工賃は変わらない
※2 持ち込みの場合は取付け工賃が2倍になる
※3 輸入車の場合は取付け工賃が1.5〜2倍になる
イエローハットとジェームスでも、ETC2.0だとセットアップ料金が1,000円程度高くなるようです。
オートバックスでは他で購入したETC本体の取り付けも同工賃でやってくれる!?
筆者の方はオートバックスの店舗で本体を購入し、そのまま取り付けまでおこなってもらったため、取付け工賃は5,000円でやってくれました。
でも最近はネットでも車載器本体を購入することができるため、
「ネットで安く購入してオートバックスで取り付けてもらうのもアリなんじゃないか?」
と思いましたので、店員さんに聞いてみたところ、工賃やセットアップ料金はそのままの状態で取付けてくれるという答えが帰ってきました。
このことについて詳しく調べてみると、他のサイトでは工賃は2倍になるなどの店舗もあるそう。
しかし今回のように、オートバックス菊川店では追加料金を取らないことにもなっているお店も存在しますので、店舗によって違うということかもしれません。
オートバックスでETC取り付けにかかる時間の目安
オートバックスでETCを取り付けるとどれくらいの時間がかかるかということですが、1時間もあれば終わるところがほとんどのようです。
ただし年末年始や、お盆時期などの繁忙期は、作業の順番待ちがありますので、待ち時間の分も考慮しておかなければいけません。
しかしオートバックスの店舗にはラウンジがあり、喫煙所、Wi-Fiも完備されていますので、時間潰しにさほど苦労はしないはず。
オートバックスでETCを取り付けるときに必要なことまとめ
オートバックスでETCを取り付けるときにに必要なことをまとめると、以下の4つとなります。
- 車検証を用意しておく
- 車載器を取り付ける場所を決めておく
- 動作確認用のETCカードも用意しておく
- 待ち時間を考慮しておく
このことを頭に入れておけば、スムーズに取り付けができると思います。
オートバックスで取り扱っているETC車載器本体
ここで、オートバックスで取り扱っているETC機器について見ていきましょう。
オートバックスで取り扱っているETC車載器は以下の5種類となります。
- 三菱電機 EP-6319EXRK
- パナソニック CY-ET926D
- カロッツェリア ND-ETC30
- FURUNO FNK-M100 ※ETC2.0
- Pioneer(パイオニア) ND-ETCS10 ※ETC2.0
ネットでの販売価格と店頭での販売価格の違いについては、以下のようになっています。
店頭 | ネット | |
三菱電機 EP-6319EXRK | 6,000円 | 6,500円(楽天) |
パナソニック CY-ET926D | 7,170円 | 5,887円(Amazon) |
カロッツェリア ND-ETC30 | 7,380円 | 7,734円(Amazon) |
FURUNO FNK-M100 ※ETC2.0 | 17,800円 | 15,980円(Amazon) |
Pioneer(パイオニア) ND-ETCS10 ※ETC2.0 | 14,800円 | 13,236円(Amazon) |
表を見てみると、ネットで購入した方が安いものもあれば、店頭販売の方がお得なものもありますので、一概にはどちらが良いとは言い切れませんね。
となると、わざわざ外で購入してオートバックスに持ち込んで取り付けてもらっても金額的にはほとんど違いはないとも考えられます。そうなると、時間的にもオートバックスの店舗で買った方がお得なのではないでしょうか?
※もちろん自分で取り付けてセットアップだけしてもらえば、取り付け工賃を丸々抑えることはできます。
少しでも料金を安くしたいのであればオートバックスWebサイトのコミコミセットが最安!
それでも少しでもお得にETCを取り付けたい!と考えるのであれば、オートバックスの公式サイトから販売しているコミコミセットを利用するのがおすすめです。
コミコミセットは、ETC車載器本体+取付工賃+セットアップ工賃がセットとなったプランのことを言います。
ネットで好きなETC車載器を注文しておき、5〜7日後に最寄りのオートバックスに行き、その場で取り付けてもらうシステムとなります。
注文から取付けまで数日かかってしまうため、ETCがすぐに必要な人には向いていないかもしれませんが、コミコミセットを選ぶとお店で購入するより料金が安くなるメリットがあります。
今回訪れたお店のセット価格とコミコミセットの料金を比べてみると、
店頭販売のコミコミ価格 | コミコミセット | |
三菱電機 EP-6319EXRK | 13,500円 | 11,000円 |
パナソニック CY-ET926D | 14,670円 | 12,990円 |
カロッツェリア ND-ETC30 | 14,880円 | 13,230円 |
FURUNO FNK-M100 ※ETC2.0 | 25,650円 | 25,280円 |
Pioneer(パイオニア) ND-ETCS10 ※ETC2.0 | 22,650円 | 23,430円 |
となります。
しかも店頭販売の場合はここからさらに消費税が加わりますが、コミコミセットは税込価格で上記の値段となっています。
そのため少しでも費用を抑えたい人は、ネットで注文することをおすすめします。
オートバックスでETCを取り付ける時の疑問
最後にオートバックスでETC取り付けに関する疑問についてお答えします。
- 外車でも取り付けてくれるの?
-
A.取り付けてくれますが工賃が値上がりします。
車が外車でもオートバックスで取付けてくれます。
しかしETC車載器の取り付け工賃が1.5倍くらいになることが多いようです。これは配線の関係や部品の構造の関係から、国産車と比べると作業工数がかかるためでもあるから。
また、作業時間も国産車は1時間ほどであるのに対し、外車だと1時間半〜2時間ほどかかることが多いようです。
- バイクにも取り付けてくれるの?
-
A.オートバックスでバイクにETCは取り付けできません。
基本的にオートバックスでは、バイクにETCを取り付けるサービスはおこなっていないようですので、バイクの場合は最寄りのバイクディーラーにお願いするようにしましょう。
まとめ
ここまでオートバックスでETCを取り付けた時の体験談をもとに、
- オートバックスでETCを取り付けた時の時間や費用
- 実際にオートバックスでETCをつけた時の体験談
- お得にオートバックスでETCを取り付ける方法
などをご紹介しました。
車に関してあまり詳しくない人は自分で取り付けるのも難しいと思いますので、少しでも費用を抑えたいのであれば、ネットでコミコミセットを注文するのが一番お得とも考えられます。
また、ネットで買えばTポイントもしっかり貯めることができますので、さらにお得に購入することができるでしょう。
もちろん作業も丁寧で仕上がりも綺麗ですので、ETCの取り付けをお考えであれば、オートバックスを利用してみるのは十分アリだと思いますね!