サーキット走行

【サーキット走行もしたい人向き】中古のバイクを選ぶときのポイント

サーキット走行に興味が出てきて、中古のバイクでもサーキットを思いきり走りたいと思う人もいるのではないでしょうか。
でも、

・バイクを中古で買いたいけど、このバイクでサーキットも走れるのかな?
・そもそも中古のバイクで注意するべきポイントがわからない

といった疑問が出てくると思います。

そこで、これから中古でバイクを購入し、そのバイクでサーキット走行もしたいと考えている人にもサーキット走行を安心してできるように、

・中古車を購入する際に確認するポイント
・絶対にしておいた方がいいこと
・販売店の選び方

の重要なポイントをご紹介します。

もちろんサーキットを走らない人にも役立つから読んでほしいっ!

フレームの確認

まず最初にバイクのフレームの確認を行いましょう。フレームの歪みなどのダメージは、低速ではさほど気にはなりませんが、サーキットなどの高速走行、特にコーナリング中では致命傷になりかねません。

なぜなら高速コーナーを切り返すとバイクがよじれる方向に力が働くから。

そこで、フレームを細部まで確認し、

・変なところで塗装が剥げていないか
・錆びているところにクラック(亀裂)が入っていないか
・凹んでいるところはないか

といったことを確認しましょう。

もしクラックや凹んでいる部分があると、フレームに外部から大きな力が加わっており、歪んでしまっている可能性が高いでしょう。

フレームが錆びている場合は、どこまで錆びが侵食しているかの確認もしておきましょう。

ハンドル周りの確認


ハンドル周りのフレームの状態は走行に大きく影響を与えます。

特にハンドル周りの確認で一番大事なのは、ハンドルストッパーが大きく変形していないか

もし異常に変形している時は、フレームに大きな力がかかるほどの大転倒をした可能性があります。

ハンドルを左右に切った時に引っかかりがないか、切角は左右均等かといった確認もおこないましょう。

フロントフォークの確認

さらにフロントフォークの確認も大事な項目です。
フロントフォークの確認は

・ステム上から目視で歪んでいないか確認
・フォークを沈ませて引っかかりがないか

を確認します。

フロントフォークの歪みは意外と目視で確認できる場合もあります。

そこで、ハンドルをまっすぐにし、ステム上から左右のフォークを見て捻れていないか確認します。

もし捻れている場合は、フォーク自体がずれて捻れたのか、フォークが曲がって変形しているのかをバラして確認する必要があります。

さらにフロントブレーキを握ってフロントフォークを沈ませたときに引っかかりを感じたり、フォークオイルがにじみ出ていないかの確認もおこないましょう。

ブレーキの確認

もしフロントタイヤを浮かせる状態なら、タイヤを回してみて、ブレーキディスクに引っかかりがないかの確認もおこないましょう。

ディスクが歪んでいると、サーキット走行でフルブレーキした際にジャダーが発生してしまいます。

さらに歪みが大きいと走行中にブレーキパッドを押し広げてしまい、ブレーキが効かなくなる危険も…

エンジンの音

エンジンをかけた際にガラガラ、ジャラジャラと機械音がしていないかの確認をおこないましょう。

もし音がひどければ、そのバイクはオイル管理がしっかりされていなかった可能性があり、長期間エンジンを高回転で回すと破損する可能性があります。

一番怖いのが、全開走行中にエンジンが焼き付くことで、それによってリヤタイヤがいきなりロックし、転倒する恐れがあること。

そのため、もし可能であれば、一度エンジンを暖機させてもらい、レッドゾーンまで回したときにエンジンの音はどうかをチェックすることをおすすめします。

ハンドルやステップはあまり気にしなくてもいい

中古車であるため、多少の転倒もしているかもしれません。

しかし、上記で確認をおこなった部分以外にもステップやハンドルが削れていることもあるでしょう。

しかし、フレームにまでダメージがなければ交換すれば大丈夫の場合がほとんどのため、少しぐらい削れた跡があってもさほど気にする必要はありません。

中古車のバイクの購入はある程度割り切ることも大事

ここまで気をつけるポイントを書きましたが、あくまで中古車ということであるため、完璧なものは存在しません

そのため重要な部分はしっかりと確認し、それ以外は自分で修理するぐらいの気持ちでいる方がいいでしょう。


サーキットを走るのならタイヤは必ず交換しましょう


サーキット走行をするのなら、タイヤ交換は絶対にしましょう

なぜなら、中古車についているタイヤはどのような状態で使われたタイヤなのかわからないから。

溝がなくツルツルなタイヤはもちろんのこと、一見溝が残っているタイヤでも劣化が進んでカチカチになっている場合、サーキットのコーナーを攻めると簡単に転倒してしまいます。

そのため、タイヤを新品に交換することでサーキット走行のリスクを軽減することができます。
タイヤの購入は安全の購入といっても過言ではありません。

さらに安心感が得られることによりサーキット思い切って走行を楽しめることができます。

できればブリジストンやダンロップなど、大手メーカーが販売しているスポーツタイヤだと、街乗りやサーキットなど幅広く使用することができます。

中古販売店で購入する場合は質問しまくる!

中古車を購入するときにチェックする項目をご紹介しますが、まず販売店などで購入する際は、気になることはなんでも質問し、自分が納得できる説明をしてくれるお店で購入しましょう。

特にサーキット走行だと高速で走ることになるため、少しでも安心できるバイクでないと思い切って走れません。

さらに購入後も少しでも違和感がある場合は、遠慮せずに購入したお店に相談するようにしましょう。

レースで突き詰めていくと1度の軽い転倒でも走行に支障をきたす


バイクはバランスの乗り物であり、特にレースの世界ではシビアなります。

例えば、走行中に1度でも転倒するとバイク全体のバランスが変わり、次に走行中すると違和感を感じて速く走ることができなくなることもあります。

そのため、1度転倒したバイクはどこで歪んでバランスが変わったのかがわからないためバラバラに分解して、もう一度組み直したり、最悪フレームを交換することもあります。

それぐらいバランスが大事な乗りものなんですね。

まとめ

少し脱線しましたが、中古車を購入する際は、

・信頼できるお店を見つける
・実際にエンジンをかけたりと細かくチェックする
・わからないことは質問する
・大事な部分がしっかりしていたらOK
・タイヤの交換は絶対!!

が、大事でしょう。
中古車でもしっかりしたバイクはありますので、ぜひ良い相棒を見つけてツーリングやサーキット走行など幅広く楽しんでください!

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